地元の人でも
江戸時代初めの50年間を治めたのが
「葦名氏」であることを知らない人は多い
そればかりか
今残る角館城下町を造ったのがその
「葦名氏」であることも
知らない人が多い
角館の歴史に触れ続けてきた私は
不運の「葦名氏」も
「佐竹北家」同様
とても とても心惹かれます
会津で一度滅び
常陸で大名に返り咲き
この角館が終焉の地になりました
最後の当主3歳の千鶴丸が亡くなって
家臣は藩主へ「御名字訴訟」を
願い出るのですが
叶うことはありませんでした
強行派の家臣たちは
その後 檜山(現能代市)に移されます
その家臣たちが書き残した
文書が残っていると知り
角館の図書館に急ぎ
探しに行きましたが有りませんでした
試しにネットで調べたら
翻刻されたのが出て来てびっくり!
ページがめくれるようになっていて
「印刷」もできるし
タウンロードもできる
という事は
手元に置いてももいいんだ‥‥
紙がすご~く茶色で
たぶん印刷しても
読みにくいんだろうなと思って
画面を見ながらワードで全文打ちました
此の細かいのがびっしりと全28ページ
がんばりました
そして別に用意したのが
難しい言葉には調べてルビを振り
句点や読点も入れ
かなを多くしたものです
難しい文字は意味も調べ
作ったものです
奉對(ほうたい)(申し上げること)
假令(けりょう)(おおよそ)
重疊(ちょうじょう)(この上もなく喜ばしいこと)
というように・・・です
そして葦名氏の家紋を入れ
一番簡単な方法で冊子にしました
入力しながら
その当時の家臣たちの右往左往する様子
他の人の動きに
疑心暗鬼になっている家臣たちの姿が
見えてきて胸に迫りました
出来上がったのをじっくり読んで
これからまた勉強します