シロクマなどと並んで、冬の動物園の雪や寒い日々を悠然と楽しんでいる仲間。体型からもすぐ予想できるネコ科です。
生息地はインド北部からネパール、ロシア南部までの広大な高地。夏は高さ3000~6000㍍の急峻な岩場で野生のヒツジなどを獲物にし、冬は獲物を追って2000㍍ほどのところにまで降りてきます。
ヒョウより少し小柄ですが、尾は長くて太く、起伏のある岩場や雪原を駆け回って狩りをするのに適しています。ジャンプ力もすごく、6~15㍍の距離を跳ぶことができるそうです。
しかし、淡い灰色や黄色、それに黒や褐色の斑点という美しい毛皮のために乱獲されて生息数が減少、絶滅危惧種に指定されています。