風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「売れ残り苗だったタマネギを初収穫」

2016-05-07 07:34:00 | 日記・エッセイ・コラム


   
     

タマネギを「初収穫」しました。
と、いっても、庭に設けた「ひと坪農園」からの早採りです。売れ残りだった苗。ご覧の通り、まだ球が成長しておらず、早採りしすぎですが待ち切れませんでした。

昨年暮れも押し詰まったころ。食品を買いに立ち寄ったJAの店で、苗売り場の隅の段ボール箱が目に。
「タマネギ(早生)」の表示があり、束にした苗が2・3束。苗の根についた土は乾ききり、細い茎から伸びた葉の多くがしなび、ちぎれています。「処分寸前の売れ残り」のようでした。

でも、いつものクセである「どうなるか、やってみよう」が頭をもたげたのです。

去年まで繰り返し植えていたニガウリとミニトマトが連作障害でほぼ収穫ゼロになり、新しい作物を何にするか考えていたせいもありました。

タマネギの栽培は借りていた市民農園でも経験がありません。
幅40センチ、長さ180センチほどの畝を2本つくり、しなびた苗をひと畝に17,8センチ間隔で2列に植え付けました。明らかに密植です。
しかし、ひと束の苗は50本。まだ10本ほど残っています。せっかくだから、全部に生き残りのチャンスをやろうと、畝の端に土を盛って植え、さらに密植状態が強まりました。

霜や乾燥を防ぐためにモミ殻で覆ったり、液肥や植物活力液を与えたり、除草や土寄せをしたり・・・。
この「丹精込めた世話」が通じたのでしょう。新しい葉が伸び始めたのを見た時は「やった」の思いでした。

経験がないので、この小さな球がきちんと大きくなるかどうか分かりません。当然でしょうが、密植しすぎたところの育ちもよくありません。

早採りの特典である葉の部分を含めて試食。サラダではピリピリ感がやや強い感じでした。