リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

窓の外でストリートパーティだって

2017年09月10日 | 日々の風の吹くまま
9月9日(土曜日)。雨。朝起きたら、下の6番ストリートが通行止めになっていてびっくり。コ
ミュニティ新聞をチェックしたら、あ、去年も道路を通行止めにして、福祉団体のテントがず
らっと並んで、「依存症を克服した人たち」を祝い、社会を啓蒙すると言う名目でどんちゃか
やっていた、あれか。去年は通行止めは午後6時までだったのに仮設ステージを道路に放
置して行って、警察が撤去させたのは深夜という、何とも無責任な人たちだった。そんなん
だから依存症になるんだろっと思ったな。今年も窓を閉めていてもズンドコズンドコと地響き。
雨で涼しいからいいけど、低層階の部屋の人たちはたまったもんじゃないな。

それにしても、近頃は公道を占領して、バンドや食べ物屋を呼んでやる「ストリートパーティ」
がやたらと多い感じ。どれもこれも企画する人は「コミュニティ意識」を高めることに貢献して
いるつもりらしくて、文句を言うとコミュニティのため、コミュニティのためと反撃して来る。誰
のコミュニティのためなのか聞いてみたくなるけど、何しろ社会のために働いている自分に
感動して目がうるうるしているらしい人たちだから、恩恵を施してやっている「社会」の中に
は迷惑だと思う人もいるとは考えてもみないようで始末が悪い。

まあ、近頃は今は「手に職」よりも「学位」と言う紙の方がモノをいう時代のようで、大学に
「イベント企画」なんて「学問」が登場して、高い費用を払って4年もかけて学位を取得して来
た人が増えているのと大いに関係があるんだろうな。大学だって学生を大勢集めないと経
営が破綻するからあれやこれやと学位を出して稼いでいるわけだけど、イベント企画専攻
の学士になって社会に出て来た人たちも、人が大勢集まって注目されるイベントを企画しな
ければ専門職キャリアを積めないし、稼がなければ学生ローンの返済に困るし、生活でき
ないということになるし・・・。

つまり、人間がお金を「稼ぐ」という行動の根底の根底にあるのは「生活」なんだと思うな。
人より多く稼げば人よりいい生活ができると吹き込まれたら何とかして人より多く稼ぎたいと
思うのが人間だし、そこでこれさえあればという何かを手に入れれば人より稼げるとなれば、
その「何か」を手に入れたがるのも人間。でも、その「打ち出の小槌」もバーゲンセール品に
なれば、人より稼げるどころか高価な飾り物も同然になるってことで・・・。