4月21日(水曜日)。☀☀。空がちょっとかすんで、薄雲が広がって来た。どうやら「お試しの夏」はおしまいかな。まだ4月なんだから、そろそろ4月に戻らないと調子が狂ってしまう。でも、今日は久しぶりにミニチュア工房でバスルーム2に飾る「ビーチハウス」の制作に着手。シーンは戸外のデッキだから、背後の壁2面はグレーの絵の具をちょっとだけ混ぜたゲッソを塗って、ブラシの先で軽くぐるぐるとやって、化粧しっくい風のテクスチャ。ウッドデッキにするのに、宝物のミニチュア用「材木」から必要なだけのフローリングを作って(えらい手間がかかったけど)糊付け。左手の親指の関節が(箸を使えないくらい)痛むんだけど、好きなこととなると痛いの、痛いの、飛んで行け。
月曜日までのはずだったコロナ規制が来月のビクトリアデイの三連休が終わるまで延長になった上に、通勤通学やビジネス以外は住居のある保健局の管内から出ないようにというお達し(日本的に言うと自粛要請)が出て、金曜日からクリスマスシーズンの飲酒運転取り締まりのような「検問」をやると来た。つまり、私たちは隣のバーナビーまではいけても、その隣のバンクーバーは別の保健局の管内だからダメってことか。ワタシの誕生日の日曜日には、バンクーバーのTojo’sに手巻き寿司のDIYセットを注文してテイクアウトするつもりだったのに、がぁ~っかり。抜き打ちの検問だから引っかからない確率の方が高いけど、何だか一気にシャボン玉が弾けちゃった。今日になって(保健局が2つある)メトロバンクーバーはひとつの管区と看做すという発表があったけど、遅いよ,、もうっ。
だいたいねえ、行楽に遠出するような車ならハイウェイで止めて検問できるだろうけど、道路が縦横に交差する都会の中では無理、無理。それに、電車やバスで保健局の管轄地域をまたぐ人たちはどうするんだろうな。市の境界で電車を止めて「どちらから?何をしに行くの?」なんてやるのかなあ。まるで昔のスパイ映画のシーンみたい。要するに、感染数がうなぎ上りで、怖い変異種が広がっているのに、ビーチや公園で人出が増えたもので、慌てたってことかな。ホーガン首相としたことが、ちょっと勇み足。
先週から1日1000人を超えていた新規感染者数がきのうと今日は800人台と下降線。だって、復活祭の連休から2週間経ってるんだもの。でも、心配なのは、4月6日から16日の10日の間に、インドからカナダの空港に到着した飛行機便にコロナで体調を崩した(=症状が出ている?)乗客が少なくとも1人、便によっては複数が乗っていたというニュース。インド発の変異種はイギリスやブラジル発のよりもたちが悪くて、ワクチンが効かないと言う話だから、こりゃ大変。それにしても、カナダ行きの飛行機は、搭乗前72時間以内の検査が陰性じゃないと飛行機に乗せてもらえないはずなんだけど、乗ったときは陰性だったのがカナダに到着したときには具合が悪かったってことだから、いろいろと勘ぐってしまって、へたをするとヘイト攻撃の矛先がインド人に向かうなんてことになりかねない。コロナによる不自由にうんざりして、ストレスになって、イライラして、やけっぱちになっている人がかなりいるみたいだから。