リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

春は山菜の季節で食卓は春の味満開

2021年04月12日 | 日々の風の吹くまま
4月11日(日曜日)。☁☀。外が静か過ぎて、目が覚めたらもう8時過ぎ。まあ、2人揃ってよく眠れているようだからいいことには違いないか。朝ご飯を食べてさぁてっというところで、何だかもう午前中が終わってしまいそうな感じだけど、まずは仕事を終わらせるのが先決。急にいったん棚上げということになってから、再開のゴーサインが出るまでがけっこう長かったので、なかなかうまくギアが入らないのが玉に瑕。江戸時代の文書が引用されていたりして、高校時代に古文が苦手だったので、翻訳の方を仰せ付けられなくて良かった。(漢文は得意だったから、中国語は繁体字ならだいたい解読できるんだけど。)それでも何とか翻訳が終わったところで棚上げされたままだった章の校正と編集が済んで、やれやれ。現役復帰するというのは楽じゃないね。



きのうマット君が届けてくれた山菜。左上から時計回りに、こごみ、イラクサ、ramps(行者ニンニクの親戚?)、椎茸、フラワリングカラント(紅花フサスグリ?)、メープルブロッサム(ヒロハカエデの花)。こごみはシーズンの初めだから小さめで味もマイルド。イラクサは葉っぱにちょっと触っただけで、じんじん、ひりひりとして来るから取り扱いに要注意だけど、袋の中身を沸騰している鍋のお湯にえいっとぶち開けて、さっと湯がけば触っても大丈夫。ハーブティーにして飲むと花粉症に効くという話だけど、我が家ではほうれん草代わり。強烈なにんにくの香りがするRampsは葉っぱと茎だから、本家の球根にんにくよりもずっと上品な味わいで、前回すっかりとりになってしまった。カラントの赤い花はサラダに散らして良し、ウォッカや酢に入れてバニラ風の香りをつけるのも良し。花の色が出てピンク色になったウォッカで作るマティニはなかなかオツなもの。メープルブロッサムは花を房から外してサラダに散らすのも良し、料理に散らして彩をもたせるのも良し。

ランチは久しぶりにカレシが大好きな春巻き。今日のは野菜だけで、キャベツ、ねぎ、ramps、平茸、シューストリング(靴紐)という缶詰の千切りたけのこ。ごま油と五香と醤油ちょっと。よく混ぜたら、解凍した春巻きの皮を広げて、くるくる。ソースはゆずポン酢を水で薄めて、ずっと酸味の濃い(フィリピンの)カラマンシの絞り汁を加えたもの。なかなか手に入らなかったカラマンシのジュースだけど、ニューウェストミンスターは近年フィリピン人が増えたおかげでスーパーに増えつつあるフィリピン食材の間に見かけるようになったのはうれしいね。巻き上げた春巻きはアボカド油をスプレーしてエアフライヤーでこんがり。ごま油のスプレーがあればなおいいんだけど、まだ誰も作っていない。

午後、3日ぶりに食料品の買出し。コロナが去ったらインフレになるとかならないとか言われているけど、鶏肉はもうとっくに値上がりしている感じがするし、同じようなものを買っているのに、いつの間にかレジの数字がけっこう大きくなっているし、コロナによる物流の混乱の影響かもしれないな。でも、もしもインフレになったら、超低金利を利用して限度いっぱいにローンを組んで家を買った人たちが多いから、政府としては利上げでインフレを抑える常套手段は使いにくいかもしれないな。しらないよ。今夜のご飯はリングィーネのプリマヴェーラ。ハムとグリーンピースの他にこごみをたっぷり入れて、房から外したメープルブロッサムを散らして、ああ、春の味満開。