4月13日(火曜日)。☀☀☀。いきなり初夏が来たような、ほんっとにいい天気。バルコニーに出て思いっきり伸びをすると、やっぱりどこかへ出かけたくなっちゃうな。でも、今はコロナ第3波の真っ盛りで、州内の成人の25%近くが少なくとも1回目のワクチン接種を受けたというものの、年齢順で対象になるのはまだ先の若い世代の間で感染力の強い変異種が猛威を振るっているそうだから、まだまだ油断は禁物。19日までのはずだったレストラン内での飲食の禁止はどうやら今月いっぱい、もしかしたら5月に入るまで延長。去年の3月に出された非常事態宣言もまたまた延長。もっとも、非常事態の方はあまりにも長く続いて来たもので、みんな忘れてしまっているんじゃないかと思うけど。
ワクチン接種は、申し込み登録の対象が金曜日から45歳以上、来週の月曜日からは40歳以上と、かなり急ピッチ。6月には希望する成人が全員第1回目の接種を済ませるという目標を達成できれば、夏には家族や友だちと行き来できるようになるとボニー先生も言っているから、ここであと2ヵ月くらいみんなでぐっと我慢しようよと言うことで、いわば正念場ってこと。それでも、いくら不要不急の遠出は控えろ、近所から出るな、戸外でも大人数で集まるなと言われたって、この天気じゃあどうしても外に出たくなるよね。それで外に出たら出たで、ちょっと羽(足)を伸ばしたくなる気持もわかる。うん、よぉ~くわかるんだけどさぁ・・・。
振り返ってみると、もう1年以上もこんな生活だったわけだけど、今までのところワタシが知っている範囲の人たちに感染した人がいないのは不幸中の幸いと言えると思う。初期の頃に猛威を振るったケベック州やオンタリオ州の家族がみんな無事だったし、FBでつながっている同じような年代の友だちもみんな無事に過ごして来ているし、Arts Clubも中核の支援者の寄付や政府の補助の下で何とか持ち堪えているし、活動の場を奪われた演劇界もデジタルメディアに活路を見出して、演劇人同士が助け合いながらがんばっているし、マンション内の親しいご近所さんたちも、行きつけのスーパーのなじみのスタッフも、我が家のリフォームで3ヵ月も頻繁に出入りしていたワルデマーと彼の「ポーランド部隊」もみんな無事。日本の家族や友だちからも感染したというニュースは伝わって来なかったし、ワタシもカレシもおかげさまで無事。
来る日も来る日も、BC州では「新たな感染者何百人、死者何人」、カナダでは、アメリカでは、イギリスでは、ヨーロッパでは、日本ではと、世界中で何万人、何十万人、何百万人、何千万人と犠牲者の数が膨れ上がって行く惨状が報じられていた中で、みんな今までのところ無事でいてくれていたのは、ある意味で奇跡なのかもしれない。非常事態はまだ解除されていないけど、夏が来るまでのもうあとひと息だからねっ。