4月17日(土曜日)。☀☀☀。今日も初夏(というか、夏かな、もう)。窓を開けて、パティオドアを開けての掃除は、風が通って、気分は最高。掃除が済んだら、工事中は資材や工具の置き場になっていたレクルームの「原状復帰」。リフォーム関係でまだ残っているのはバスルーム2のタオルかけだけで、シャワーブースの端に偶然「発見した」空間にはめ込むキャビネットができ上がって来るのを待っているところ。あと1週間か10日くらいかな。
カレシがレッスンをしている間に久々にシーラから電話。去年は一時頻脈がひどくて掃除代行サービスにドクターストップがかかっていたけど、今は薬でコントロールできているそうでひと安心。でも、コロナのおかげでドクターに「基礎疾患があるから感染したら危険」と言われて掃除サービスは再開できず、みんな旅行に行かなくなったせいで留守番サービスも「休業」で、収入が公的年金だけになったために車を手放したそうな。住んでいる地区は坂の多いニューウェストでも特に急な坂道があるのでどうしているかと思ったら、車が必要な買い物や外出は同じアパートに住む若い女性が誘ってくれるし、必要なら息子から借りているとか。去年から政府の支援給付をもらえと言ってるのに、困窮に近い状況でまだ「政府の世話にはなりたくないわ」。やれやれ、頑固な人だなあ。
午後2時半過ぎにワルデマーが玄関先に到着。道具箱と業務用の掃除機をひとりで一度に運べないので、手間を省くために、トラックから降ろした掃除機はワタシがごろごろと押して玄関へ。押して歩きながら、自動運転の掃除機があればいいねえ、「自動運転の道具箱の方がいいな」、丸くてずんぐりした掃除機が自動運転になったら『スターウォーズ』のR2D2みたいに見えるかなあ、と軽口の応酬。今日の仕事はシャワーの温度の調節。やけど防止のために高温の限度を設定できるようになっていて、カレシを呼んで、ハンドシャワーのお湯を手にかけながら「どう?上げる?下げる?」と言うと、カレシは「もうちょっと熱い方がいいかな」とか「ちょっと熱いかな」。上限の適温が決まったところで、その温度で調節用ハンドルをコントロールの中央にセットして固定。これでシャワーの温度は下げることはできるけど上げられない。
ワルデマーが帰って行って、ほどなくしてマットから「もうすぐ着くよ」とメール。またマスクをフォブをつかんでロビーへ。今週は珍しい山菜があるので、実際に見てから食べてみるかどうか決めた方がいいということで、玄関の外に止めたバンの後ろを開けて、どれどれ。Devil’s club(アメリカハリブキ)の芽とシュート(苗条)はかすかにシソのような香りがして、ちょっとエキゾチック。Coltsfoot(フキタンポポ)の花は「ちょっとウドのような味」とマット。False Solomon’s seal(ユキザサ?)は前にも食べたけど、アスパラガスのような味。初めてのハリブキとフキタンポポは少しずつ袋に入れてもらって、定番の山菜や乾燥きのこミックスと合わせて6千円。両腕にビニール袋をいっぱい抱えて帰って来て、銀行に登録してある送金アプリe-Transferで支払い。ちょうど晩ご飯のしたくの時間で、メニューは刺身なので、さっそくお浸しトリオを追加。ざっと茹でたアメリカハリブキはゆずポン酢で、少しか採れなかったという貴重なこごみはフィリピンのカラマンシで、Solomon’s sealはすだちポン酢でそれぞれ和えてみたら、なかなか乙な味。特にハリブキはデリケートな味わいがすばらしかった。山菜の季節はいいねっ。