リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

検査の結果はびっくり仰天の健康体

2021年05月06日 | 日々の風の吹くまま
5月5日(水曜日)。☁☁。何だかもやぁ~っとかすんだ空。おととしの夏だったかな。内陸部での大規模な森林火災の煙が押し寄せて来て、何日も汚れたオレンジ色の太陽がぽちんと見える日が続いたのを思い出しちゃった。あのときも呼吸器や心臓の疾患のある人は戸外での運動や外出を控えるように言われたっけ。何だか妙に考えてしまうな。

今日は、カレシが先月末の血液検査の結果を聞くために、かかりつけのスラニナ先生と9時50分に電話診療。その後で、おととい突然電話が来た古くからの親友のアルバートと会うためにバンクーバーまで行く予定だったけど、スラニナ先生から電話の前に「キッチンの水漏れが地下室まで行っちゃって、修理を待っているところ」とキャンセルの電話。アルバートの家はカレシの両親が住んでいたのを買ったもの。別の都合の合う日に行くことにして、「今じゃ築80年だから、配管なんかとっくに寿命を過ぎてるよ」。そうだろうね。カレシ自身も10代の後半から20代後半で大学を卒業するまで住んでいたし、あの家で生まれ育った一人息子のエリックが大学を出て独り立ちしてるんだもんね。年月の経つのは早いもんだ。

スラニナ先生からの電話は10時15分。早い時間だったからそれほど遅れていなかったのは幸い。検査の結果は「健康そのもの」。不足しているのではと心配したビタミンB12は正常で、血糖値も正常の範囲で糖尿病の兆候は一切なく、腎臓の機能は先生がびっくりするほどの健康レベル。心拍数は徐脈というところまでは行っていないけどちょっと低めで、低いままで推移するようだったら、β遮断薬を中止してみる。コレステロール値も基準よりずっと低く、特に悪玉(LDL)の値が低くて善玉(HDL)は高めという理想的な状態だそうからすごいな。そこで、前回の処方で毎日20mg1錠に減らしたスタチンを週3回に減らしてみて、3ヵ月くらいしたらもう一度検査することになった。その後で対面診療に来なさいと言われたそうだけど、実は移転したばかりのポートコクィットラム(ポコ)のクリニックを辞めて、ニューウェストのロイヤルコロンビアン病院の近くのクリニックに移って来たと聞いてびっくり。

故国ルーマニアで医者になったスラニナ先生は、チャウシェスク独裁政権が倒れてやっとカナダに移住することができて、石の上にも3年の気概でカナダの医師免許を取ってカナダ軍の軍医になり、退役して開業したという人で、カレシと相性の良い先生。ニューウェストもポコもElicareという新しい医療グループのクリニックで、古いタイプの「お医者さん」にはあまり居心地が良さそうじゃなかったし、今は家庭医の数が足りなくて見つけるのが至難の業なので、おそらくどこへ行っても患者がついて行くだろうから、あっさり見切りをつけたんじゃないかな。患者としてはニューウェストに戻って来てくれたのはありがたい。朗報ずくめにカレシは元気もりもりになったようで、ワタシもほっ。