リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

コロナのパンデミック風景を点描すると

2021年05月18日 | 日々の風の吹くまま
5月17日(月曜日)。☁☁☂。初夏はちょっとひと休みの天気。月曜日なんだ(というのは関係ないかもしれない)けど、8時を過ぎてから目を覚ましたりして、何だかやる気が起きない日。リタイアしてから生理的、精神的なリズムが安定して、やる気を感じるまでに4ヵ月以上(もしかしたら半年くらい)かかったから、このだらだらはリフォームの3ヵ月半の非日常からリタイア暮らしの日常に戻る過渡期と思えばいいのかもしれない。ま、のんびり行こう。

のんびりするには、運動がてら家の中を歩き回りながらスマホで新聞をチェックするのもけっこう効果的。こういうのは外では危ないからやらないけど、ずっと前に日本の新聞で読んだ「歩きスマホ」ってやつかな。英語ではsmartphone zombieというらしい。はて、ゾンビとはなかなかうまい表現だな。心はスマホの中の幻の世界にあってここにあらずで、スマホを持って歩いているのはただの「個体」。何だかみんなこぞってADDみたいな感じで、本物のADDで日々苦労している人たちにとっては迷惑かもしれないな。よけいなお世話的なことをぼやっと考えながら、ローカルメディアのニュースの見出しをざっと読み。ふむ、コロナによるリモートワークで、雇用主側に常時接続をあたりまえとする風潮が生まれた結果、長時間労働が増え、仕事とプライベートの時間の区別があいまいになって、心身共に悪影響が出ているので、リモートワーカーに「ログアウトする法的な権利を」。長年の在宅自営業の経験から言えるのは、仕事場と私生活の場が同じだとどうしてもそうなっちゃうということ。

そのコロナだけど、カナダでは2週間平均の新規感染者数の増加率がマイナス24%。つまりかなりの減少が続いていて、その主な要因はワクチンの接種が急ピッチで進んでいること。BC州では高齢者から順次年齢を下げて予約を受け付けていたのが、予定より早く成人枠の最低年齢の18歳に到達。つまり成人は希望すれば誰でもワクチンの接種が受けられるわけで、ほんとに2回目の接種の予定が繰り上げになるかもしれないとのこと。ワクチンの供給が不安定だったときに、できるだけ多くの人に1回目の接種をするために、2回目は16週間先ということにしていたんだけど、ものすごい量のワクチンが届き始めて余裕ができたということだな。ワクチン接種が増えるにつれて、不安で様子見をしていた人たちも気が変わったらしく、「受けたくない・絶対に受けない」という人の割合は1月の半分以下のわずか10%ほど。その傾向にワクチン反対派が影響力低下の危機感を抱いたのか、笑うしかないような荒唐無稽な「有害説」を振りまいているらしい。

次の週末はビクトリアデイの三連休で連休明けに今の行動規制の期限が切れるけど、好天だった週末は2日連続でイングリッシュベイのビーチに大勢が集まって騒いで、警察が投光器を装備したヘリコプターを飛ばして解散させたそうで、あと1週間でちょっとは自由になれるかもしれないのを待てない人が多いってこと。だって、ワクチンを接種したらバンクーバーから飛行機でパリに遊びに行けるのに、車でウィスラーに遊びに行くのはダメで、へたをすると罰金というのは、笑うに笑えないヘンな話だもの。ま、新規の感染数とワクチン接種の進捗からして希望の光が差して来ているようだから、あと1週間、ひたすら自制、自粛で行って欲しいもんだ。