6月8日(火曜日)。☀☀☀。まだちょっと寒いけど、何だかやたらと天気がいい。こういう日は視界が広々とするから、気持ものびのびとして来るな。きのうエスターに具合が悪かったのがワクチンの副反応で、本物のコロナじゃなかったのは不幸中の幸いだねえとメールしたら、「そうそう。ファイザーだったんだけど、ハインツは何にも反応なしだったのよぉ」と返事。そっか、カレシと同じく夫氏のハインツも反応ゼロだったんだな。高齢者は若い人たちよりも副反応の程度は軽い傾向があるそうだけど、その上に男女差のようなものもあるのかな。
そこで、仕事を始める前に、ちょこっとググッてみたら、ニューヨークタイムズに質疑応答の形でわかりやすく説明している記事があったので読んでみた。女性の方が重い副反応がおきやすいというのは本当かという問いに、副反応は女性に多くて、特に危険なアナフィラクシーはほとんど全員が女性だったという答え。何でも、女性はインフルエンザや麻疹や風疹のような他のワクチンの接種で(男性の)倍の抗体を作るんだそうで、それには生物学的な理由があって、そもそも女性ホルモンのエストロゲンは免疫反応を刺激しやすいのに対して、男性ホルモンのテストステロンは逆の作用があること。さらに免疫関連の遺伝子はX染色体上にあって、女性はそのX染色体を2個持っているのに対して男性は1個しか持っていないこと。女性に自己免疫疾患が多いのもそのせいらしい。
読みながら、なぁるほどっ。女性は男の2倍の免疫遺伝子を持っているから、ワクチンに対する反応も2倍の効率で、作られる抗体も2倍ってことで、それだけ免疫機能が活発だから副反応も起きやすいんだろうな。そりゃそうだろうね。女は遺伝子の構成や血液型が違ったりする「胎児」という「異分子」を自分の体の中で育てるようにできてるんだから、男よりも強い防御体制がなかったら危険極まりない。自然の摂理ってところ。で、コロナの場合は、1回目のワクチン接種で免疫反応が活発になって抗体がたくさんできると、(ブースターである)2回目の接種で免疫反応がちょっとばかり暴走してしまうらしい。高齢者より若い世代に強い反応が出るのは、若い人たちの方が免疫機能が活発だからかな。つまり、副反応はワクチンが効いている証拠なんだけど、でも、効き過ぎはちょっと困りもんだなあ。
午後に仕事の手を休めてFBを見ていたら、おおっ、Arts Clubが7月から(収容人数にはまだ制限はあるけど)劇場をオープンして、まずは異例の「サマーシーズン」として一人芝居を2作。チケットの発売は来週16日から。やったぁ。やっと、やっと劇場の灯が点るんだっ。ワクチン2回目から2週間が6月30日だから、7月のオープニングまでには「ワクチン完了」になって、大手を振って劇場に行ける。ばんざぁ~いっ。副反応なんて怖がっていられるかっての。