6月11日(金曜日)。☁☂☁。どんよりした空だけど、よく眠った気分で8時に起床。またもう金曜日なんだよね。しかも6月中旬。ま、視界はどんどん明るくなって来ている気がするからいいけど、どょぉ~んとした空を見上げると、やっぱり、あぁ~あ。
朝ご飯の後でのんびりとニュースサイトを見ていたら、州の自動車保険公社(ICBC)がドライバーに2回目のリベートを送ると発表。BC州では、70年代半ばに州で初めて誕生した左派の新民主党(NDP)政権が、公営の強制自動車保険制度を作って民間の保険会社を締め出して以来、幾度の政権交代にも関わらずICBCが独占して来たという背景がある。ICBCは独占企業として肥大し続け、保険料は上がる一方。最近では俗にambulance chaserと揶揄される交通事故専門の弁護士による慰謝料請求訴訟が大幅に増えて、さらに保険料を吊り上げないとICBCの財政が破綻しかねない状況に陥っていた。それがコロナに対応するさまざまな自粛のおかげで事故が大幅に減り、さらに先月から無過失賠償責任制度の導入によって、医師の判断に基づく治療に対する保険金支払いに切り替えて訴訟費用を大幅に減らしたので、ドライバーにちょっぴりお裾分けというわけ。(金づるがなくなった弁護士は今度は労災保険に食いついているらしい。)新制度で保険料が下がるため、施行日から更新期限までの差額の払戻しの小切手が来たばかりで、ぼったくりの批判が絶えなかったICBCから合計すると何万円かのお金が送られて来るなんて、何か狐につままれたような感じ。
アメリカドル建てのクレジットカードの支払いをするために、銀行のサイトにログインしたら、あら、ワタシ名義のカードの残高がマイナスになっている。地中海クルーズの予約変更による差額分32万円の払い戻しで、先月末にSilversea側の手違いでカードへの払い戻しが処理されていなかったのがわかって、普通なら2ヵ月はかかるところを2週間というスピード処理。さすがSilversea。一方のクリスタルは年末年始のニュージーランド/オーストラリアのクルーズをエイプリルフールに突然キャンセルしたのに、そのデポジット30万円の払い戻しがまだ。トラベルエージェントのジェフがせっせと催促しているけど、まだあと6週間はかかりそうだというから何をかいわんや。
クルーズがキャンセルされて払い戻しがあるたびに、銀行のクレジットカード部門に電話してマイナスの残高を預金口座に移してもらっていたけど、カードの残高をいったんゼロにする手続きがしちめんどくさいので、桁がひとつ小さい今回はカードを日常の買い物に使って手っ取り早く相殺するのが一番。そうそう、今日週末の分を含めた買い物をすれば、VIPポイントが1900点に買上げ金額分のポイントプラスその20倍のポイント。はてさて、何だかんだとやたらと潤っているみたいな感じがするけど、たまにはそういうときがあってもいいよね。