リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ていねいな暮らしってまだはやっているの?

2022年10月31日 | 日々の風の吹くまま
10月30日(日曜日)。🌧🌧🌧。いつの間にか日の出が午前7時56分(夏時間)になっていて、目が覚める頃でも外はまだ暗いのに、大雨警報発令中だからよけいに暗い。就寝中のカレシのしゃっくりは4時頃に1回起きただけで、それも15分くらいで(喉に指を突っ込んだら)止まったので、2人とも久しぶりによく眠れた感じ。

でも、この1週間ずっと減少傾向だったワタシの体重は十何年かぶりに自分なりの「標準体重」を2キロも割り込んでしまって、カレシに「もっと食べなくちゃ」。でも、BMIは21をちょっと切った程度だから、ワタシとしてはちょっと低いかなと言うレベルではあるけど、チビな上に生まれつき上半身が寸詰まりで、背筋をぴんと伸ばしても一番下の肋骨と腰骨の間にあまり隙間ができないからウエストがくびれる余地がないし、脂肪だってちゃんとついているから、ちっとも痩せているようには見えないな。ま、体形なんか気にするような年じゃないのが勿怪の幸い。このBMIというやつは、身長と体重だけで単純に計算したもので、体脂肪率を考慮に入れていないから曲者だと思う。筋肉もりもりのスポーツ選手なんかもろに「肥満」になってしまうそうだし、ワタシだって、太り気味を自覚していて、見た目もぽっちゃりだった40代後半のBMIは23.5で、心身ともに疲れ切ってげっそり痩せていた20年前でもほぼ20だったから、どう見たって不健康な状態でも「標準体重」から外れたことがないわけで、BMIだけではほんとに健康なのかどうかはわからないってこと。

この10日ほどの環境を考えれば一時的なものなのは確かなので、気にすることはないやとスイッチを切り替えて、日曜日の床掃除。先週は掃除をしなかったので、さすがに汚れてるなあと、ダスターで(それほどないけど)埃を払って、掃除機をかける前にまず箒でていねいに、ていねいに隅っこまで掃き掃除。そう言えば、ずいぶん前だけど、小町横丁なんかで「ていねいな暮らし」とか言って、「土鍋でお豆をことこと煮てます」みたいな言葉が飛び交ってたっけな。無農薬とか無添加とか天然素材とか手作りとかシンプルとか、とにかく「意識して普通の人とはレベルの違う生活をする自分にこだわることが美徳」みたいなイメージで、女性雑誌などが煽った「暇を持て余している女性向け」の流行イベントだろうと思っていたけど、まだやってるのかなあ。ワタシはそんな暇も趣味も流行に合流する気もなかったから、「素敵な女性認定試験」みたいで、いやぁ毎日タイヘンだろうなあと眺めていたけど、どれだけの人たちが実際に心からハッピーな人間になったんだろうな。

ワタシはけっこうぐうたらでちゃらんぽらんなところがあるから、手抜きなんか手抜きとも思わず、何でも自分流でやっつけてオッケー。たぶんに、左利きに生まれたせいで、何かにつけて「かくあるべき」というマニュアル化された「金太郎飴」社会に子供の頃から抵抗して来たからだろうと思う。でも、同調しないことが人を不安にさせるから嫌われるんだろうし、嫌いな人間が困っても助けたくないのは人情なんだろうから、詰まるところは何でも自分流で解決するしかないわけで、うまく行くことが重なると、「やればちゃんとやれるじゃん」と自分流に自信がついて、それが「私はこういう人間」という自己肯定につながるという好循環になって、何につけてもヘンなこだわりを持たなくなったんだと思う。まあ、ものによってはちょっとはこだわった方がいいんじゃないかというのもあるだろうけど、自分がしていることに神経を集中するのと「こうしなくちゃ」にこだわるのとでは、まったく別の次元の話。さて、掃除機をかけたら、後はモップかけ。でも、汗をかいて腹ぺこになったから、ほとんど使っていないレクルームの床は省略しちゃおうっと。