リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

税務署が暑気あたりしたんじゃないといいけど

2023年05月14日 | 日々の風の吹くまま


5月13日(土曜日)。☀。何となく目が覚めたら、ちょうど日の出の頃で、東北東を少し過ぎた北東寄りのあたりかな。ゴールデンイアーズのポチンと突き出た山頂から昇って来るまであとひと息かな。そう、あと5週間もすれば夏至で、公式の夏の始まり。そのせいじゃないだろうけど、予報通りに暑いっ。まあ、5月の中旬に急に猛暑になったりするのは昔からだから、別に驚くほどでもないか。快晴ではあるけど、空がやや霞んでいるのは気になるな。大気の質指数AQHIは中リスクの域に入って「4」。そういう時にはひと雨欲しいなと思ってしまうけど、湿度はカラカラの37%。それでも、週末だから、ビーチはきっと大賑わいだろうな。

カレシは朝からY君と英語レッスン。その間にワタシは洗濯機を回し始めて、レスんが終わったら即行で冷房の効いたモールでウォーキングをして来て、帰って来たら即きのう12時間かけて作った鶏がらブロスの仕上げ。ばらばら、くたくたの骨や肉、野菜をすくい出して、浮いている脂をていねいにすくい取ったら、大きな容器の上にストレーナーを置いてスープを漉してできあがり。ヒラタマネギとシャクを入れたので、いつもより濃いめの風味に仕上がって、チキンスープを作るのが楽しみ。でも、この暑さではちょっと無理だから、ジップロックのフリーザーバッグに小分けしておいて、スープが恋しくなる季節を待つことにしよう。カレシは午後1時から東京のN君のレッスンがあるので、大急ぎでランチ。ゴールデンウィークの間、茨城に家族連れでキャンプに行っていたんだそうで、テントやキャンプ道具を持っていなくてもその場で全部レンタルできるんだそうで、こっちのキャンプ場とは大違い。でも、子供たちは大いに楽しんだようで何より。

大急ぎのランチが終わって、ワタシはやっとひと息。カナダポストとアマゾンの両方から注文したハウザーのCDが発送されたとのメール。配達は月末から6月上旬と言っていたのに、プライムの無料お試しに登録したら、来週前半に配達予定だって。銀行の口座をチェックしていたら、あれ、当座預金の残高が13万円以上も増えている。気味が悪いねえ。振込して来たのは何とカナダ歳入庁(国税庁)で、所得税還付(RIT)の名目で7万円ちょっとと6万円ちょとの2件。ということは2人にそれぞれ還付して来たってことか。でも、今年は還付があるのはワタシだけで、それも週明けの火曜日に早々と振り込まれたし、予定納税をしていた(いる)のもワタシだけだから、何かの間違いじゃないのかな。金額が老齢年金の数字に似ているところも気になるところで、いったい何なんだろうな。税務署がくれるというだんから喜んでもらっておくけど、確定申告でてんてこ舞いの時期に職員がストをしていたから、後になって「間違いでした。返してください」なぁ~んて言って来たりしてね。ま、Notice of Assessment(課税通知)が来たらわかるかもしれないから、それまでは利子の付く口座に移しておいて、様子見するか。

それにしても、老齢年金を増額してくれたし、炭素税やGST(物品サービス税)のリベートとか、インフレ対策の特別給付とか、政府がやたらとお金をくれるのって、何か気味が悪いな。こういう「どうだ、気前がいいだろ」みたいなリベートや特別給付は、世帯所得に上限があって、一定のラインを超えると上限でゼロになるまで漸次減額されるから、私たちがもらうのはほんのお印程度。それでもいくらかもらえるということは、上限を高く設定しすぎているんじゃないかと言う気がするけど、まあ、政府がくれるというなら、文句を言わずにもらっとこう。財源は私たちが払った税金なんだからさ。午後10時、気温はまだ23度。明日も暑そうだなあ・・・。

カナダに来てから48年、2人の暮らしも48年

2023年05月14日 | 日々の風の吹くまま
5月12日(金曜日)。☀☀。暑いねえ。ウォーキングはいつもの10時。すでに暑くなっていそうなので、チュニックだけの軽装でモールに行ったら、あは、もう冷房が入っているじゃないの。スカイライトから燦々と日が差して明るい2階をぐるぐると今日は4周。もうショーツ姿の人もいるくらいで、いやでも汗ばんで来る。

今日はワタシがカナダに来て丸48年になる記念の日。あれは1975年5月12日の月曜日。北海道の千歳空港で、家族に見送られて、東京の羽田空港へ。手荷物がちょっと多かったけど、東京で国際線に乗り継ぐと言ったら、そのまま全部受け付けてくれた。まだ成田が開港していなかった頃で、そこでバンクーバー行きのCPエアに乗り継ぐことになっていたんだけど、たまたま日本を訪問していたエリザベス女王とフィリップ殿下が帰国する日で、羽田は厳戒態勢。(初めて飛行機に乗ったのは日本赤軍のよど号ハイジャック事件があった日で、神戸まで行くのに、(大阪直行便が就航する前日で)乗り換えのために降りた羽田空港は、照明を落として薄暗く、警察官がうようよしていたっけ。)どちらもワタシには「節目」の旅立ちの日だったから、何か因縁が深いという感じだな。


後ろ姿2つ・・・

あの日が月曜日だったのは、当時の東京‐バンクーバーは週3便しかなくて、日曜日に飛んでいなかったからで、カレシは仕事を休んで迎えに来てくれたっけ。太平洋を隔てての付き合いを経て「愛する人のところに来た」わけだけど、スーツケース3つと格闘しながらだったから。恋愛映画に出て来るようなロマンチックな再会にはほど遠かったかな。私たちが初めて対面したのはちょうど50年前の1973年の夏。その前に4年ほど頻繁に文通していたので、2人とも初めて会う緊張感がなかったような気がする。馴初めを聞かれるたびに、カレシの後ろの日差しがまぶしくて、カレシの顔がよく見えなかったと言って笑わせるんだけど、ほんと、オタワからバンクーバーに戻って来たばかりで、髪は伸び放題で、自転車で来て大汗をかいていて、恋に落ちるような設定とは言い難かったな。何よりも、ワタシは「クリスマスケーキ」になって結婚圧力からの解放感を満喫する記念すべき旅だったんだから、ほんと、出会いや縁というのは摩訶不思議。

あの出会いが50年前で、やっと一緒になれたのが48年前の今日だから、私たち2人にとっても満48年の記念すべき日ということで、ダブルのお祝いの日。腕まくりをして、ワインを開けて、フォアグラの前菜、鴨の足のコンフィ、カレシが作ったサラダでお祝い。あと2年でいよいよ金婚式に当たる50周年、つまり半世紀。ワタシにとってもカナダの人生50年。ゼロから出発した私たちには世間並みの華やかな結婚式も披露宴もなかったから、ね、50周年にはめちゃくちゃ盛大にお祝いをしようじゃないないの。