らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

いよいよ明日!

2010年01月30日 23時52分41秒 | 山形弦楽四重奏団
 先ほど山形響の特別演奏会「村川千秋の世界」が終了し、帰宅しました。

 千尋ちゃんのVnも素晴らしかったですし、最後のJ,Sibeliusも気持ちよかったです。よく「お客様のために演奏します」とか「音楽家はサービス業だ」とか軽々しくリップサービスのように言う演奏家がいますが、私の考えは違います。(失礼!)メインの「運命」を作曲したL.v.Beethovenは、日記でこう書いています。「汝みずからのためにではなく、ただ他人のためにあるというなら、汝はもはや人たることをやめよ。汝のなか、汝の芸術の中をおいてほかに、もはや汝に幸福はない」(1813年頃の日記)。

 本日の村川親子の演奏は、今までにお世話になった方への感謝の気持ちを込めさえすれ、そのやり方は自分の芸術に対する揺らぎ無い思いを演奏に込めていたと思います。思いつきではない、長い間に積み重ねてきた経験と知識を駆使して、全力でタクトを振られていたのだと思います。1音たりともいい加減な拍が生まれないように魂を込めて振っていたのが印象的でした。結果として、お客様の感動に繋がったのではないでしょうか?

 御来場のみなさま本日はありがとうございました。

 良い演奏会の後の余韻に浸りたいところですが、運命の洪水は本日で終了して、また新しい活動に邁進しなくてはいけません。

 と言うことで、明日は山形弦楽四重奏団第34回定期演奏会が、あります。

 2010年1月31日(日)  山形弦楽四重奏団第34回定期演奏会
 文翔館議場ホール
開場/17:45 開演/18:30
・プレ・コンサート◆
18:00~Ensemble Tomo's(茂木 智子(Vn.)・田中 知子(Vla.))

<プログラム>
・F.J.ハイドン/弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.50-5「夢」
・林  光/LAMENT(悲の曲)
・H.ヴォルフ/イタリアのセレナード ト長調(1886)~生誕150年記念
・S.プロコフィエフ/弦楽四重奏曲第1番 ロ短調 Op.50

<入場料>
前売り:1500円
当日券:2000円 (全席自由)

 山形弦楽四重奏団の今年度最後の定期演奏会です。私が担当の定期演奏会なのですが、本日まではいっぱいいっぱいでしたので、何を話せばいいのか・・・?まだ決めていません。またいつもの行き当たりばったり作戦で乗りきる所存です。

 明日会場で、沢山の人の前で自分達の信じる音楽を演奏出来るように祈っています。

 
コメント (4)
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