らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

レンタル譜

2010年12月15日 23時55分42秒 | 音楽
 オーケストラ業務などで使用する譜面は、通常オーケストラが購入してボロボロになるまで使います。著作権や版権などがまだ切れていない譜面はレンタルの譜面を使用します。

 山形響は、ここ数年プログラムが大きく拡大されて、毎回の定期演奏会で団創立以来初めて演奏する曲が何かしらプログラミングされている事が多くて譜面の購入費だけでも莫大な金額になります。そして、近代物の譜面はほぼレンタル譜でしか手に入れられないので、使用料を払って借りてきて使用します。

 このレンタル譜は善し悪しがあって、うちのオケの場合のように初めて演奏する曲は、以前その譜面を借りていた団体の痕跡(ボウイングやアーティキュレーションなど)の書き込みがあるのは、その曲を早く理解するのには役立つときがあります。

 もう一方、その曲を振る指揮者の解釈やコンサートマスター等のボウイングの好みが、書き込んである譜面の解釈と正反対の場合があります。その時は、逆に書き込みがもの凄い邪魔となってしまうことがあります。その時は、その痕跡を一生懸命消しゴムを使って消すのですが、シャープペンシルや固い鉛筆、最悪の場合ペンなどで書き込みをしているアホな輩の使用した譜面の後だととても使用出来たものではありません。是非レンタル譜は公共の物だという意識で2B以上の鉛筆でやさしく書き込みましょうぞ!!

 と言うことで、今回練習しているSir William Turner Waltonウォルトン(1902~ 1983)の交響曲第1番変ロ短調(1935)の譜面。

 うぅぅぅぅぅ~~~~~ん。大いに悩んでいます。毎日消しゴム片手にゴシゴシ・・・・。
コメント
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