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真実味が

2008年09月19日 | 生き物

マングローブ観察の楽しみの一つにシレナシジミ探しがあるのは、このブログを何時も見てくれている方は分っていると思いますが、先日のツアー中何時も疑問に思っている事が少し解決したような物がありました。

この画像ですが、蝶番の辺りから割られた様な感じで、しかも色で分るようにまだまだ新しいものです。この日はこう言うのを2~3個見つけました。シレナシジミと言うのは貝が大きい割りに中身は少ししか無く、何の為に殻が大きくなって言ったのか?と言う疑問があり、その一つにガザミが強力なハサミで割って食べるのに対抗してドンドン殻を大きくしていったんじゃないか?と言われています。もしこの殻を人間が割ったんで無いとすればやっぱりノコギリガザミが割ったんではないか?と言う証拠に少し近づいたような気がするのです。

実際ガザミは貝が好物でシレナシジミ以外にキバウミニナもバリバリに砕かれた痕が良く見つかります。そちらは間違い無くガザミの仕業でしょう。人間が割って中身だけを持ち帰っている場所は割る為の道具があったりして分かるし、キバウミニナの殻には割らた痕が残っている(修復痕に段差が出来る)固体が結構あります。

↑の画像を見て頂くと分ると思いますが、皆大なり小なり蝶番に近い所が欠けて(溶けて)いますね。2枚貝と言うのは蝶番に近い所が一番弱いらしく、肉食の貝に襲われた貝殻には蝶番の辺りに穴が開いている物が良くありますよね。オイラは最初マングローブ林の泥は硫化物が多いので、その影響か微生物等によって殻が溶かされて(食べられて)こうなっているんではないか?と言うのとガザミが食べる為に割ろうとしている説と半々位に思っていました。ですが今回の割れた殻や、もっと蝶番の所を狙って割ったんだろうな、と思える殻もあったので、ガザミ説がより有力になったような気がします。もちろん溶かされて薄くなった所を狙ってると言う両方とも正解!と言う事もあるかも知れません。

まぁ実際にシジミが何に襲われているのか見る(撮る)には夜等に行って見るしかないような気がします。全然違う生き物だった!と言うのもあるかも知れないしね。ところでシレナシジミが動くのって、水がある時?無い時?

コメント
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