最近山の中を歩いていると、クチナシの実が割れた状態で沢山落ちている場面に出くわします。これはいったいどう言う事なんでしょう? 沖縄近辺の人はクチナシの実に、たまに1~2ミリ位の穴が開いてるのを見た事がありますか?これはイワカワシジミの幼虫が中にいるんですが、実を食べて大きくなりやがて外に出て来ます。もしかしたらその後の空き家がこの沢山落ちているクチナシなんでしょうか?だけどイワカワシジミが成虫になる時期って特に決ってないようなので、集団で落ちてるって言うのはやはり他に原因が?!
その幼虫を狙って鳥が食べた跡じゃないか?とか、着色料用に人が実を取って側は捨てて行った?とか、色々な推測が頭の中を巡りますね。ちなみにイワカワシジミの幼虫はアシジロヒラフシアリやシリアゲアリなど小さなアリと一緒にこのクチナシの実の中で暮らしています。これらのアリは幼虫が出す甘い蜜を貰う代りに幼虫を外敵から守っていると言われています。面白そうなので一度詳しく調べてみないといけませんね。そうそう、穴を覗くと幼虫やサナギが見れる事もあるので、今度見つけたら覗いて見て下さい。ただし、中に住人がいるんだから、ビックリさせないのと実を落とさないように気を付けてね!