リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

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クロイワカワトンボ

2012年09月17日 | 山が好き!

コナカハグロトンボの次くらいに見られるクロイワカワトンボ(カワトンボ科、絶滅危惧種)です。絶滅危惧種ですが、やはり残念な人がネットで売ってたりします。  

コナカハグロよりもうちょっと上流と言うか山深い所に多い気がします。 グリーンメタのボディに青い粉でラインが入ってる見たいに見えますね。 粉体塗装か?(笑)。 羽の先に黒い色(光の加減で変わります)が付いてて、そこに白い点があります。 この白い点より根元寄りに、黒色が多いのがメスです。 それさえ覚えておけば見分けはバッチリさ!

羽の白い部分(種類によって色は違う)は何?と思うでしょ。 早く飛べば飛ぶほど気流の乱れ等で振動(フラッター)が出るそうですが、それを制御?調整?しているのがこの部分だそうです。 飛行機などもこれと同じ役目をするパーツが付いていてトンボからヒントを得たそうですが、羽の筋(翅脈)も軽量なのに強度を出せるなど、これも本物の飛行機等に採用されています。 自然界に勝るもの無しですね。 ちなみに「トンボを切る」って言って宙返りするでしょ、トンボ返りとも言うけど、トンボって本当にクルッて一回転とか色々するんですよ。 

沖縄にはクロイワと付く生き物が何種類かいて、もちろん黒岩さんと言う人が付けた名前ですが、なにをかくそうこの黒岩恒(くろいわひさし)さんこそが今話題の尖閣諸島の名付け親なんです。 明治時代の実業家で後に魚釣島などに鰹節工場や船着場を作った尖閣の開拓者・古賀辰四郎さんに依頼されて尖閣諸島を調査し、後に「尖閣列島探検記事」と言うのを発表しています。 

そして凄い繋がりなんですが、オイラが参加している海森学校の校長・正木さんのお父さん(岩崎卓爾さんの愛弟子だった!)も戦前に尖閣諸島を調査し、お父さんが名付けた昆虫(マサキルリモントンボ)もいて、正木さん自身も尖閣諸島を調査しているのです。 おそらく親子二代で尖閣を調査したのは唯一だと思います。 オイラも尖閣諸島に自然調査に行きたくてウズウズしているのですが、このまえ「去年なら行けたのに」、と後輩の記者から聞いて、がっかりしています。

オイラは正木さんの家に時々遊び(勉強?)に行くのですが、尖閣だけでなく当時の色々な話を聞かせ頂き、しかも奥様がお茶とお菓子を出してくれて何て罰当たりなんでしょうか!? 今度行く時はお茶菓子くらい持っていかねば。  

コメント
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