労せずにマメが色々あったので撮ってみました。
左から3つはタカナタマメの開いたもの、開いてない物、多分クロヨナの2個入り。 全てマメ科です。
タカナタマメを開いたら最初の画像のように薄い袋に入っていて、それを破ると中から黒いこんな豆が出て来ます。 半つや消しでキレイです。 最大のマメ・モダマはサヤを開くとさらに袋に入っていて、その中にまた薄皮の付いた豆が入ってます。 ハマナタマメに似てますが、おそらく昔の海岸線で育ったものが今のように変化したんだと思います。 ちなみにココに出て来た豆は全て海流散布で、同じように昔の海岸線で育ったものの子孫だと思います。 この豆達は数十万年前の海岸線、この後出てくるナンテンカズラは5~6千年前の海岸線の高さで撮ったもので、近くにはサガリバナの群落もあります。
これはクロヨナで良いと思うんですが間違ってたら訂正お願いします。 上が2個入りで下が1個入り。 豆自体には薄皮見たいのが付いてませんが、サヤの方にクッション材みたいのが残ってるので、これで豆を守ってるのかな? 下の1個入りの豆はしおれてるけど大丈夫かな?
サヤから出た豆自体が海を旅するタイプは殻が硬く結構丈夫な作りをしてますが、クロヨナはサヤごと旅をして漂着後にサヤが割れて根や芽を出すので豆自体は硬い殻に覆われていません。 オイラは海まで行かなくても沢の途中で芽を出してある程度育っている実生を見た事があります。
今度はカショウクズマメ(マメ科)。 サヤには細かい針が沢山付いてるので迂闊に触ると痛い思いをします。 そっとやるか枝などで開いた方が無難。 中にはハンバーガーのような豆が入ってます。 残念ながら一つは腐っていて(上側)、下の豆はキレイなままでした。
今度のはサヤじゃなく本体ですが、ナンテンカズラ(マメ科)です。 マングローブの後方に生えると書いてありますが、結構前の方にも生えてます。 クロヨナに似た形のサヤが出来ます。 ジャケツイバラと似てますがサガリバナなどがあったそばに生えてたのと花の感じからナンテンカズラで良いと思います。
最後はおまけでヘクソカズラ(アカネ科、別名ヤイトバナ)の花が落ちてました。 マメ科じゃないけど可愛いので良いでしょ? 花の中心が灸をされたみたいに見えるからヤイトバナと言うそうですが、おいらには可愛い花にしか見えません。 ただ茎や葉が非常に臭く、薬用になる実も臭いですが、乾燥させるとあまり臭くなくなるので、普通はそれを使うそうです。 残念ながら本体が確認できなかったので、臭い匂いを試す事が出来ませんでした(笑)。
左の実はたまたま落ちてただけなので気にしないで下さい。