前回の観察会の時に参加者がテナガエビの脱皮を見つけました。 かなり良いサイズで細部にわたるまでキレイに脱皮してます。 ちなみにエビ・カニは内臓まで脱皮します。
こちらが出た手のソフトシェル状態。 まだ柔らかいのに陸に出されたもんだから、曲がっちゃいけない部分まで曲がってます! 逃げようにも踏ん張りが利かないから逃げる事も出来ません。 「助けて~!」
直ぐに水に戻したら、ご覧の通りちゃんとしたエビの形に戻りました。
エビ・カニの殻は石灰質が含まれているのでとっても堅いんですが、堅すぎてそのままでは脱皮出来ません。 だから脱皮の前に石灰質を血液や内臓の一部に吸い取って柔らかくなってから脱皮します。 脱皮後にまた石灰質を殻に戻し、長いのだと1ヶ月ぐらいかかって元の堅さになります。 それまでは敵に見つからないようにヒッソリと過ごすんですが、最初の1日でだいぶ固くなるのでそれほど支障は無いようです、って本人に聞いた訳じゃないけど(笑)。