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台風7号

2013年07月24日 | 何でも

>石垣島は今、台風7号で大荒れです。 停電も数千世帯出ているようです。 と言う訳で、台風前に行って来た滝の画像を載せましょう。

と言う内容で書いてる時に突然停電になりました(最終的には1万件以上が停電に)。 そう、内地では殆ど報道されてない台風7号です。 始めはたいした事無いなぁと思ってたら大間違いでした。 停電後は諦めてロウソクの灯りでラジオを聞いてたんですが、石垣島に最接近し離れて始めたら吹き返しが強烈! 手抜きの元工場だった建物に殆どそのままの状態で住んでる我が家は壁も屋根も抜けそうなくらいたわみます。 あまりの恐怖に家に向かって「頑張れ~、頑張れ~」と心の中で叫びながら、到底無理だと分かってても必死に体重をかけて壁を押さえます。 

そんな真夜中の戦いを終えピークを過ぎたのでまたラジオの台風情報を聞いていると2時過ぎ位に裏の方から「ボンッ!という音と同時に窓の外が真っ白に。 「何だ今のは?」 数分したらまた今度は反対側から「ボンッ!」。 また窓の外も真っ白! 外を見ると道路向こうの家は電気が点いてます。 もう一方の家も点いてる。 「あれ?」 我が家が面した道路沿いの家だけ電気が点いてません。

3時くらいになると雨風が弱くなって来たので外に見に行ってみると、予想通りでした。 電柱が見事に折れてます。 折れたのはおそらく吹き返しのピーク時で、瞬間風速この辺りだけ7~80mはあったんじゃないでしょうか。 で、停電がなおって通電した途端にショートして爆発音とともに周囲が真っ白にスパークしたんだと思います。 このまま放って置いたらまたショートしたり、もしかして感電したら怖いと思って沖縄電力に電話すると、ちょっとしたら道路に車の灯りが。 直ぐに見に来てくれて取り合えず心配は無いとの事でした。

一眠りして起きたらもう沖縄電力は復旧作業の工事に来てくれてました、速い! オイラも外に出てあらためて見ると電柱が全部で5本折れてます。 垂れた電線で道路も塞いでました。 NHK等も聞き付けて取材に来たのでインタビューに答えたら、夕方のニュースでオイラが映ってたようです(笑)。 

 

まずは折れた電柱を抜き取ります↑ 「これは復旧するのに相当時間がかかるなぁ、参ったなぁ」、と覚悟したんですが、ところがところがです。

 「おぉ~、新たな電柱が建ってる~!」 夕方にはこの状態。 あとは電線の本線を引いたら取り合えず完了。 なんと早朝から夜中の2時くらいまでかかって電柱を全て建て、本線も引き直してしまったんです。 翌朝も7時過ぎから来て9時には各家庭への枝線工事も終了。 あれだけの被害をたった1日と数時間で直してしまいました! まるで映画を見てるような本物の男達の仕事っぷりに感激! 真夜中になっても作業してる時点で、「本当にありがたいなぁ、ありがとう、ありがとう」、と思ってましたが、一刻も早く不充を回復してあげたいという電設屋の心意気がこの信じがたい復旧を可能にしたんだと思います。 「ありがとう、感謝です!」。 殆ど寝てなかったのでこの日の夜は疲れて寝てしまったんですが、真夜中に作業灯の中で頑張ってる男達の姿をちゃんと撮っておけば良かったなぁ。

「ちょっとまて、じゃぁなんでブログの更新をしてなかったの?」といいますと、電話線と光ケーブルも切れてたからなんです。 しかもそっちの工事は台風後の3連休をしっかり取って、さらに1日置いて17日にようやく応援部隊が石垣入り。 その後我が家のある地域に一度来たんですが「自分達では出来ないから(その前に下見に来てたのに?)違う班を呼びます」と言って帰って行き、新たな工事の人達も朝は9時過ぎ、夕方は17時半には帰るといった感じで、結局繋がったのが10日以上ぶりの昨日の夜でした。 

電力会社は台風前から応援部隊を石垣入りさせ、被害が多く人が足りないと思ったら、飛行機が動き出した途端さらに増員部隊を送る徹底振り。 そして早朝から夜中までかかってあっという間に復旧。 この違いは何? 


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