石垣島は地質学をやる世界中の人が訪れたい島だそうですが、その理由は地質の基本的な物が殆ど揃っているのと、珍しい津波石等も見る事が出来るからです。 オイラも自然を勉強していく上でやらない訳にはいかないのと、津波石なんかは石垣島に済んでいれば嫌でも目にするでしょう。
そんな中で今回掲載するのは、「タマネギ状風化と枕状溶岩」です。 パッと見るとなかなか見分けがつき難いんですが、今回はそれを分かりやすく紹介しようと思います。 まずはタマネギ状風化(オニオンクラック)です。 タマネギ状風化の出来方は、まず表面に出てないとおこらないそうです。 そして節理(岩石の比較的規則正しい割れ目)に雨水や地下水、酸素や二酸化炭素など色んな物が浸み込んで風化するのと、表面と内部の岩の膨張差なども作用して、長い時間が経つとこうなるそうです。 かなりハショッて書いたな(笑)。
地質的には砂岩とか凝灰岩のような細かいのが積もって出来た地質や、花崗岩などのマグマが冷え固まった地質等でも出来ます。 この中心部にはコアストーン(核石とか原岩と呼ばれる中心の岩)があります。
「節理」がいまいち分からないよ!って方に簡単に説明すると、田んぼなどが干乾びて割れてきますね、その時に比較的規則正しく割れてるでしょ、それと同じような感じです。 だから亀甲岩(こちらは柱状節理)なんかもその仲間です。 その割れ目の交差部分は特に風化しやすいらしく、ドンドン、ドンドン風化していくと角が割れて(風化して)球状に近づいて、さらに表側は風化の進行が早いで、タマネギがむけているような感じになるんだそうです。 だからここの地層も大昔は(井)←こんな感じの割れ目が並んで入ってたんじゃないでしょうか? この(井)の線の部分がだんだん風化し、真ん中部分が現在のタマネギのようになったんだと思います。
この説明で分かったかなぁ? 時間が掛ったので枕状溶岩は次回にしますね。
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