師匠の観察会の帰りに、友達のＴ夫婦に案内してもらい、Ｆ家も一緒にミミモチシダ（イノモトソウ科 絶滅危惧種）を見て来ました。 コモチシダのような小さいコピー葉が耳みたいに付くのかと思ったらそうでなく、学名の誤訳らしいです（笑）。 マングローブに生える唯一のシダ植物で、日本での自生地はなんと石垣、西表、与那国にしかなく、しかもほんの一部にしかありません。 西表のは国指定の天然記念物、与那国のは町の天然記念物、北限は石垣島と言う事になりますが、それなのに石垣のミミモチシダだけ何も守る術がありません！ しかも開墾で無くなりそうな状態です！
石垣市って沖縄県の中で、エコ燃料でも自然保護でも、なんで全て遅れているんでしょうか？ 観光立市宣言してるけど京都じゃないんだから、自然を大切にしない石垣島に来てくれる観光客はいなくなります。 なんとかラムサール条約がかかったアンパル内に探し出すか、市の教育委員会に天然記念物指定してもらうか、何か手立てを考えねば！
フィールドを歩いていると季節によって色々な匂いがしてきます。 キレイな花とか美味しそうな果物の匂いかと思いきや、甘い話は裏がある、じゃありませんが意外と違う事が多いようです。 醜い姿なのに凄い良い匂いとか、変な虫なのに良い匂いとか、またその逆だったり。
このクワズイモの花も、まぁ見た目は悪くはありませんが、名前の通りの毒を持った植物です。 しかも漂って来る匂いは甘い良い匂いなんですが、花に鼻を近付けて嗅いで見ると、生臭いような嫌な匂いなんです。 今度ぜひ試して見て下さい。
原生の海岸林が残るこの場所では、もともと昼間っから結構オカヤドカリを見る事が出来るんですが、この日は何時もと違ってました。 目に付く範囲で集めただけでご覧の通り。
何でこんなにいるんだろう？と思ったら、もうじき大潮なんですね。 だから合コン（交尾）か放生に集まっていたんでしょう。 持ち上げたらギュゥギュゥっと鳴いていたのでナキオカヤドカリかな？でも鳴かないのも沢山いました。
殆んどがハサミを半開きにしてますね。 ためしに枝を挟ませると簡単にボキン！です。 間違っても指を近付けないで下さい。 即効で挟まれて血まみれです！ かつてヤコウガイに入ってる超デカ・オカヤドカリを見つけ、自慢げにお客様に見せようと思って持ち上げたオイラは見事にジョキン！ 血まみれのオイラの掌を見てお客様は思いっきり引いてました（>_<）。
笑うな～！
