【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

懐かしの国で国宝を観る

2019-10-22 18:58:15 | 旅気分・夢気分

【この階段を上って】






【高さ約29mの国宝】







すっかりご無沙汰しています。季節は一気に夏から秋へ。
その間、日本列島へは大きな台風が相次いで押し寄せ、未曽有の大災害に。
大変遅くなりましたが、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

そして今日は、「即位礼正殿の儀」 が行われましたね。
伝統に則(のっと)り、厳かで格調高い儀式。

静謐(せいひつ)な空間に十二単の衣擦(きぬず)れの音だけが響く・・。
令和の時代に華麗な平安朝絵巻。日本人で良かったと思う瞬間です。

一方、ラグビーワールドカップが日本で開催され、試合に魅了される日々。
日本選手の活躍も然る事(さること)ながら、
ラグビーの持つ崇高なスポーツ精神にもハマっています。

残念ながら日本チームは負けてしまいましたが、4強の試合を観るのも楽しみです。
尤も私自身は前回大会(2015年)から見始めた俄(にわ)かファンですが・・。










さて、今日も前置きが長くなってしまいました。
写真は1ヵ月以上も前のものですが、これも久し振り車を走らせました。
行先は広島県福山市の 「明王院(みょうおういん)」。

明王院は弘法大師の開基と伝えられ、(807年)
本堂は和様、細部には唐様を用いた折衷様式で、
この様式としては現存する最古の建物と言われています。

とりわけ五重塔が大好きな私。
こちらの五重塔は全国の国宝塔の中でも5番目の古さを持つ美しい塔で、
本堂と共に国宝に指定されています。(1348年建立)
同時に二つの国宝を観る事が出来るという訳です。

確か訪れたのは土曜日だったと思うのですが、境内には僅か2,3人。
静寂の空気の中で遥かな歴史を感じる事が出来ました。








【二つの国宝】




【明王院長屋 ~ 江戸時代には寺子屋として利用】




【池の中央付近に弁財天】

二つの貌を持つ街 ~その2

2018-11-19 17:32:16 | 旅気分・夢気分















今日こそ真珠色の空でしたが、こちらはここまで
穏やかな秋晴れが続いていました。所謂(いわゆる)小春日和。

ただ、今夏は台風が何度もやって来るような異常気象だったせいか、
紅葉(モミジ)の色付きがもう一つ。真っ赤にならず、くすんでいます。

いつの間にかそんな紅葉が、はらはらと落ちる季節になりました。
その上、色だけでなく形も歪(いびつ)な朽葉(くちば)。
何だかそんな姿が物哀しくなります。

さて、前回からすぐに投稿するつもりっでしたのに、すっかり遅くなってしまいました。
11月も半ばを過ぎ、ゆうに1ヵ月経ってしまったという訳です。

何をしているのでしょうね。
こんな風に、ぼやぼやしていると、今年も終わってしまうではありませんか・・。
今年も慌ただしく過ぎて行きそうです。

さて、今日の写真。皇居に東京タワー、もう完全にお上りさんしています。
東京タワーは大好き。60周年なのですね。

最後に上ったのは、学生時代ですから何十年振りでしょう。
やはり華があります。

皇居は、外国人ばかり。
残念なのは、侵入禁止の場所に入ったりして警備の方が大忙し。
マナーは守って欲しいものです。










二つの貌を持つ街

2018-10-19 17:22:02 | 旅気分・夢気分


【最先端の街と森(日本庭園)を望む ~ ホテルの部屋から】










断捨離しようと本棚の本を手に取ると、
その奥に大事そうにしまってある少々、古びた花柄の封筒を発見。

何かと思って開けてみると、押し花ではありませんか・・。
もうすっかり忘れていた代物ですが、ちょっとほっこり。

特にここ最近は、なぜか時間に追われ、そんな心の余裕すらなくしている私の事、
妙に懐かしささえ覚える始末です。

それにしても、やっと暑い夏が終わったと思ったら既に10月も半ばを過ぎ・・。
あれよあれよという間に、秋も本番を迎えようとしています。

ここに来て、夏の気候変動の埋め合わせをするかの如く、お天気は安定。
快晴の日が続いています。

とは言え、こんな調子でぼやぼやしていると、1年もアッという間ですね。
それは、先日からの続きのブログを今頃記すという、体(てい)たらくです。















【赤とんぼが・・】









今日はホテルと、そのホテルが併せ持つ日本庭園の写真だけになってしまいました。
そうそう、朝食を頂いた40階(タワービュッフェ)からの景色は絶景。

幸運な事に窓際の席に案内されました。
ここからは東京タワーとスカイツリーが見えます。

チェックアウト後、その東京タワーへ。?10年振り。典型的なお上りさんですね。
でも、東京タワーは華があって好きなのです。     ~ 次回へ続きます。

感じる東京

2018-10-12 21:32:58 | 旅気分・夢気分



【大正時代の姿が復元された <東京駅丸の内駅舎>】





 「あんまり何もかも美しくて・・・
 物語のようで・・・ロマンチックで・・・
 悲しいんですもの」
 アンは目をしばたたいた。
 「こんな素晴らしい事はないのだけれど・・・
 でも、やっぱりどこか、悲しい所もあるわ」     
          【「アンの青春」 第28章」】 









本当に久し振りのブログになりました。すっかりご無沙汰しています。
それなのに、こんな拙ブログを未だに訪問して下さる方がいらっしゃる事に
心から感謝しています。皆様、お変わりありませんか?

さて、冒頭の写真からも分かるように、(姪の結婚式のため)上京。
4年振りの東京です。すっかりお上りさんして来たという訳です。
結婚式は、10月8日(月)、体育の日。

台風や地震など自然災害が相次ぎ、
天候不順の今年には珍しく快晴の1日となりました。

(姪には申し訳ないけれど)出掛ける前はあまり気が進みませんでしたが、
やはりと言いますか・・花のお江戸は格別です。満喫して帰って参りました。

青山、赤坂、六本木・・耳に入る地名さえもなぜか心地良いのです。
式は、120年の歴史を持つ青山セントグレース大聖堂で。   
パイプオルガンの音色と聖歌隊の合唱も厳かでいいですね。

ただ最近の結婚式は、『アンの世界』 と違って、
あっけらかんとしていて悲しみの色は、ほとんどなさそうです。














【青山セントグレース大聖堂】


古刹を染める紅葉の美

2017-11-15 18:58:38 | 旅気分・夢気分









【大国寺】









今日はお天気、回復しました。陽射しがある分、暖かいです。
ただ少々風があり、紅葉(モミジ)などの葉がハラハラと舞い落ちています。

いよいよ落葉の季節ですね。
とは言え、落葉はまだまだほんの序の口。これからが大変です。
でも紅葉の葉は、綺麗ですからお掃除も半分楽しんでいますけれど。

さて、早速ですが昨日の続きを。
竹田城址から一路、紅葉に染まる丹波篠山大国寺へ。

時刻は、午後3時をゆうに過ぎていました。
釣瓶落としの秋の午後ですから、気持ちが急きます。

大国寺は、大国主命(おおくにぬしのみこと)に由来する古刹です。
(鎌倉末期から室町時代にかけて建立)

そして、珍しい事に神社も同居するお寺。(縁結びの神様)
歴史を感じさせる佇まいと本堂山門を彩る紅葉には心、癒されますね。















【大国寺橋】

歴史浪漫 「天空の城」

2017-11-14 18:20:27 | 旅気分・夢気分

【バス乗り場から眺めた天空の城】
















秋晴れから一転して今日は雨となりました。
思いの外、それ程寒くはありません。
その雨も午後には上がりましたが、どうやら明日は寒くなりそうです。

さて、今日の写真。
去る11月12日(日)、バスツアーを利用して天空の城で有名な
竹田城跡(兵庫県朝来市)に行って来ました。
当日は、快晴でまさに打ってつけの旅行日和。

標高353.7メートルの山頂に築かれたお城。
壮大な石垣群が虎が臥(ふ)せているように見える事から
別名 「虎臥城」 とも呼ばれています。

ただ、写真などで有名な雲海は早朝でなければ見られないとの事。
今の季節は、ピッタリですが、時間的にどうしようもありません。

竹田城が築城されたのは1443年。
廃城は、関ヶ原の戦いに負けた1600年。壮大な歴史浪漫を感じます。















ぶらり西へ・・

2017-09-01 17:38:51 | 旅気分・夢気分







【備中国分寺(岡山県総社市)】










 夢の中のアンは
 現実よりも豊かであった。
 なぜならば
 目に見えるものは過ぎ去るが、
 見えないものは
 永遠に不滅だからである。 
  【「アンの愛情」 第1章】 








日中はまだまだ暑いけれど、
昨日、今日と湿度のないカラッとした天気になりました。
光と影がくっきり。こんな時、“秋” を感じます。

そう言えば、虫の演奏会も盛んです。
尤も、まだ暑い盛りからいち早く秋の気配を伝えてくれていましたが。

早いもので今日から9月。多くの学校では始業式ですね。
子供時代の夏休み明けは、いつもの休みとは違い、
(ちょっぴり大人になった気分で)妙に緊張して登校した事など思い出します。










   




さて、本当に久し振りに車を西に走らせました。
行先は備中国分寺。何を隠そう私は五重塔が大好きなのです。

とは言え、急に思い立ったものですから、
向日葵(ヒマワリ)には遅く、コスモスには早くなりました。
国分寺は奈良時代建築ですが、五重塔は江戸時代(天保)だとか。

それでも青空にすっきりと聳(そび)える塔を見ていると、
心が晴れ晴れします。美しいですね。

この後、日本で一番高い所にある松山城に行ったのですが、
運悪く山上近くまで行く最終バスが出たばかり。

歩くと2時間かかるそうですし、諦めました。
秋には雲海が見えるそうです。又、出直して来ましょう。

紺碧の海に深呼吸

2016-09-07 19:43:08 | 旅気分・夢気分












   今度は、台風13号が南の海上を進んでいます。
  こちらは朝から晴れていたせいで、厳しい暑さは相変わらず。

   流石にこの時間になると(午後6時)厚い雲に覆われて来ました。
  先程までは何でもなかったのですが・・。
  予報では既に雨が降っている筈ですが、まだ降っていません。

   それにしても今年は台風が今までにないコースを辿っていますね。
  雨量もハンパではありませんし、最近では、
  想定外が日常化してしまっている感さえあります。























   さて、前回の記事から日が経ってしまいましたね。
  写真が少々、残っていますので、今更ながらですが、その続きを。
  【写真は、8月29日(月)】

   つい先程、テレビで見た和歌山の海は、
  台風が接近している事もあって見事に灰色でしたが、
  台風一過で快晴の瀬戸の海は、目の覚めるような紺碧の海。
  穏やかなまるで鏡のような海です。

   写真は、山口県東南に位置する上関海峡。
  ここにも前日の村上水軍城で見た同じマークを発見。
  この辺り一帯の海を支配していた歴史が見てとれます。

   絶景とは、こういう眺めを言うのでしょうね。
  見ていて飽きません。(写真は上関城跡公園より望む)

   そうそう、すぐ上の写真。
  四階建の建物は、重要文化財に指定されている 「四階楼(しかいろう)」。
  道の駅 「上関海峡」 の目の前にあります。(昨年の写真は、【こちら】)。

   昨年も気にはなりながら、入館しませんでしたので、
  今年こそ・・と思っていましたが、生憎、月曜日が休館日。
  こんな事もありますね。又の機会を楽しみにしましょう。

息づく江戸情緒

2016-09-03 17:17:57 | 旅気分・夢気分









【ノスタルジーに出会う】








   昨日から再び残暑がぶり返して来ました。
  今の所、こちらは晴れていますが、台風12号の今後の進路が心配です。
  その影響もあるのでしょうね。風は結構、吹いています。

   さて、早速ですが、一昨日の続き。
  車は一路、江戸情緒を醸し出す、趣きのある街並みが残る竹原市へ。
  そう、「安芸の小京都」 と呼ばれている竹原です。

   江戸時代に製塩や酒造で栄え、
  その頃の栄華を物語る商屋が今も現存しています。

   建物も道路も江戸時代の名残りがあり、
  今日まで受け継がれている・・。町並みそのものが魅力です。

   そうそう、NHK 朝の連続テレビ小説、
  「マッサン」 でお馴染みの竹鶴酒造もあります。
  人だかりがしていましたから、すぐに分かりました。

   ここでは言葉などいりませんね。
  そぞろ歩くだけで、かの時代へタイムスリップ。
  惹かれる事に理由などありません。











【竹鶴酒造】












シトラスの香りに包まれて ~ 郷愁の町

2016-09-01 17:03:57 | 旅気分・夢気分







【水軍城】








   台風一過の快晴の空。
  それにしても今回の台風は、大変な爪痕を残しましたね。
  同時に、至る所に異常気象を感じる今日この頃です。

   それでも秋がやって来ました。日中は、まだまだ暑いですけれど。
  湿度がなく、開け放った窓からは風がそよそよ。

   自然は時に非情さをもたらしますが、
  こんな風に季節の移ろいを感じる幸せも与えてくれるのも事実です。
  有り難く思っています。
























   さて、恒例? の叔母とのデート。 (8月28日、29日) 
  最近では間隔が開いて来ましたが、愛車を駆って出掛けて来ました。
  丁度、1年振りです。

   迷走している台風を背に、車は一路西へ。
  幸いにも雨にも合わず、無事に帰って参りました。
  (尤も、夜の帰りの車中では合いましたが)

   今回の目的地は小京都、竹原(広島県)でしたので、
  私の方は、随分、楽でした。(叔母との待ち合わせは、福山SA)  

   とは言え、周辺を走り回った事もあり、往路は408km。
  しかしながら、往復ではまたしても1000kmを越えてしまいました。(1.014km)

   
 
















【湖聲閣】







   福山SAで遅い昼食を取り、叔母の希望で因島の村上水軍城へ。
  その後、一応 「西の日光」 とも呼ばれる耕三寺にも周ってみましたが、
  叔母は、以前に2度ばかり行ったと言うし、
  私も子供の頃、行った事がありますので入場を止めました。   

   ただ、きらびやかですが、あまり趣味ではない?
  極彩色に圧倒されたのかも知れません。
  門前と素敵な洋館、「湖聲閣」 を写真に撮り、後にしました。

   ちょっと残念でしたが、それより何より、
  小京都と呼ばれ、「重要伝統的建造物保存地区」 にも指定されている、
  竹原の町並み散策の方が気になっていましたから。
  
   ~次回に続く