まもなく1軒の家に出た―― おまけにごく写真向きの家だった。 野趣に富んだ古風な家で、軒は低く、 四角い小さな硝子窓が付いていた。 柳の大木が古い枝を家の上にかざし、 周囲には一見手入れをしていないような 多年生植物や灌木が押し合っていた。 家は風雨にさらされてくすみ、 みすぼらしかったが、その向こうにある 納屋は、どこからどこまでも最新式で、 こぢんまりとし、豊かそうだった。 【「アンの幸福」 第2年目2.】 |
雲一つない
快晴の空となりました。
ただ、その割には、
ぼんやり霞んでいて。
これって、中国の大気汚染・・?
ふと過(よぎ)る不安。
それでなくても、
黄砂もありますし気になります。
朝は少々冷えましたが、
日中は暖かい日射しを受けて
庭の草花も嬉しそう。
そろそろ土に埋もっていた
球根類が芽を出して来れば、
寒さに打ち震えていた
パンジーやビオラも、
今日の日光の下(もと)では、
生き々と輝いて見えます。
そうそう、今が盛りの山茶花も。
定番の色ですが、満開の笑顔です。
【まるで、お寺のようなこちらのお邸】
【でも普通の町屋なのです】
【何百坪もありそうな大きな大きな敷地。手前には蔵も。ぐるっと周って・・】
【鯉が泳いでいたら、まるで津和野? 曲がり角の向こうに見えるのが・・】
↑ 【こちらのお邸。きちんと手入れされています】 ↓
さて、珍しく今日は終日、快晴です。
前を向いても後ろを振り返っても、右も左も ・・ 青 ー 青 ー 青。
野暮用で外出したのですが、3月中旬の気候とかで暖かく、
コートが随分、重く感じられたものです。
そんな陽気の下、帰り途、本当に久し振りに道草です。
そしてこれも久し振り、曲がり角の神秘・・? を。
ちょっとだけ回り道して、迷路のような
昔ながらの趣きのある街並みを歩いて来ました。
この辺りは道幅は狭いのですが、敷地は広大です。
例のリラ版 【ポプラ屋敷】 も結局、
跡地には3階建てのアパート1棟、1戸建て住宅が6軒建ちましたから。
今日もその前を通って来ましたが、
既に、アパートにも1戸建ての家にも洗濯物の花が翻っていたものです。
このような町屋は本当に素敵ですが、
実際に住んでいる方は、大変でしょうね。
それでも趣きのある、貴重な町屋が失われない事を願ってやみません。