【「雪の女王」 ~ 梨の花】
「勿論、あれも美しいわ ―― そうだわ、眩いばかりに美しいわ ―― 自分が美しいって事を知っているようね ―― (中略) 緑の屋根の近くに小川があるのが、 とても嬉しいの。 もし小川がなかったら、 どうしてもあるはずだのにという気がして、 物足りない感じに取り付かれてしまうわ」 【「赤毛のアン」 第4章】 |
今日は暖かくなりました。
尤も、それを如実に感じたのは戸外に出てから。
薄手とは言え、コートを羽織り、自転車に乗れば汗ばむほど。
ところが一歩、家の中に入ると、しんと冷たく仄暗い。このギャップ。
そんな今日、朝晩の寒暖差はないという事でしたが、
日が落ちると、さすがに・・冷えを感じます。
今日の桜は、三分咲き程度でしたが、
このまま暖かくなれば、一気に満開になるのでしょうね。
【「姫踊り子草(ヒメオドリコソウ)」】
さて、折々の季節を遊ぶには持って来いの場所と言えば、
私にとっては、あの場所しかありません。
『アンの世界』 を彷彿させる、牧歌的な雰囲気があり、
おまけに果樹園、雪の女王(梨の木)や、オレンジ色の松明(メタセコイア)だってある・・。
尤も、今では農場跡地という事になるのでしょうね。
私が唯一、アン気分に浸れる場所なのです。
移転が決まり、栽培されていたものはさすがに姿を消していますが、
幸いな事に前述の大きな木々は伐採されずに、そのまま残っています。
工事車両などが入り、大きく様相が変わるかと思っていましたが、
今の所、それはありません。佇まいはそのまま。
とは言え、ある時期が来れば、一変するのかも知れませんが。
もう一つ、ここは野の花の宝庫。
菜の花や黄金色の絨毯と化す蒲公英(タンポポ)は、もう少し先。
(ちらほらと咲いていましたが)
その頃、もう一度、訪れてみるつもりです。