【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

黒いレースはクラシック・モダン~その2

2013-02-28 17:35:38 | 私の手作り夢時間

【黒いダリア】





レイモンドは、大きな安楽椅子に
しゃんとした姿勢で腰掛けている伯母を
暖炉越しに見やった。
ミス・マープル は腰の周りをぐっと詰めた
黒い ブロケード【注】 の服を着ていた。
胴着の前の所に メタリンレース
滝のようにあしらわれ、
手には 黒いレース の指無し手袋をはめ、
雪白の髪を高々と結い上げた上に
黒いレース のキャップを載せている。
           【A・クリスティー作 「火曜クラブ」 より】
【注:朱子織(サテンの生地)に龍や梅などの中華風の浮き模様を織り上げた織物】


   2月も最後の今日は、雲一つない快晴となりました。
  それも終日。そして一気に春がやって来ました。
  これに一番喜んだのは菫たち。

   寒さに震えていた三色菫やヴィオラは、より生き々と愛らしさを増し、
  匂い菫は、いよいよその頭をもたげて来ました。
  こうなれば、今年は遅れていた梅も一気に開花するでしょうね。







   さて、先日来から編んでいた、ランプ用のレースが編み上がりました。
  今日は、その前にドイリーとしてテーブルに敷いてみる事に。

   何と言っても黒いレースは、お部屋を粋にしてくれますから。
  ある意味、魔法のレースですね。

   尤も完全な仕上がりは花びら(イメージはダリアの花)
  の先にモチーフ8枚を付けてからですけれど。

   でも、レースは使い方自由。
  様々な所に利用出来る所がいいですね。

   モチーフの代わりにビーズを・・とも思ったのですが、
  肝心な時に黒のビーズが(赤でもいいのですが)見つかりません。
  探すのがめんどうですので、手っ取り早くモチーフにしたという訳です。

   そうそう、まだランプには掛けていないのですが、
  どんな風になるか・・今から楽しみです。

香りのつまみ食い

2013-02-26 19:30:05 | ハーブと香り雑学








「あなたは ―― あなたは美とロマンスの
小さな魔法の世界に住んでいるような人よ。
『あたしは今日は
どんな嬉しい事を発見するかしら?』 ――
これがあなたの生活態度に思えるわ、アン」                     
                 【「アンの幸福」 第2年目5.】


   今日も概ね晴れの天気になりました。
  尤もお天気は下り坂で夕方から雨との事ですが、
  18時半現在、まだ降ってはいません。

   気温の方もやっと平年並み・・というところでしょうか。
  お隣の白梅もやっと数輪の開花を確認。
  梅から始まる春の足音、いよいよ足音高く・・近付きつつあるようです。





   さて、野暮用で外出した私ですが、
  今日は寄り道せず、真っ直ぐ家へ。

   なぜか家が無性に恋しくて、
  一目散に家を目指す・・。

   たまにはこんな日もありますね。
  薔薇色の冬の陽が射す午後。

   ちょっぴり遅い昼食を摂りますと、
  ほっこりしたくなりました。

   それにはアロマが一番。
  手っ取り早く、効果的なのが
  ローズマリーやラベンダー等の
  葉っぱを蝋燭で、くゆらせる事。

   そこはかとなく香る、
  優しい香りですから、殊更、
  香りに邪魔される事もありません。

   そうそう、シナモンや
  月桂樹等の、キッチンで使い残しの
  スパイスを加えてもいいですね。

   そして目の保養には、先日来からのポプリ。
  今の季節はパンジーやヴィオラ中心。乾かしながら飾ります。

   後は、一日も早く 「匂い菫(ニオイスミレ)」 が咲く事。
  こんな簡単な方法ですから、意外に長続きするのかも知れません。




 



   ところで、最近のマスメディアの偏向報道には驚きます。
  オスプレイもそうですが、辺野古移設もメディアの報道では
  沖縄全土が反対のように報道しています。

   都合のいい事だけを報道して悪い事は報道しない、
  そんな事が許されて良いのでしょうか。

   早期辺野古移設実現に向けて決議文が決議されたようですね。
  しかるべき所に提出されるようです。




 

黒いレースはクラシック・モダン

2013-02-25 16:55:55 | 私の手作り夢時間







パントリー夫人は・・・(中略)
夫のバントリー大佐の右隣に
しゃんとした姿勢で
腰をおろしている老婦人に目を注いだ。
ミス・マープルは 黒いレース のミトンをはめ、
肩には古めかしいレースの肩掛け を掛け、
白い髪を高く結い上げた上に、
レースの髪飾り を載せていた。                             
             【A・クリスティー作 「火曜クラブ」より】
 






【蕾の山茶花】


   週明けの今日は、雲一つない
  快晴の朝を迎えました。

   どういう訳か2月に入って、
  週明けは必ずといっていい程、
  崩れていた天気。

   こんなお天気は随分、
  久し振りのような気がします。
  しかもそれは終日でしたから。

   ところでここ何年か、
  まるで枯れたようになっていた黄梅。
  それでも機械的に水やりだけをしていたという代物です。

   何年か振りに、こうして花を咲かせました。
  今年は安倍総理も復活しましたし、復活の年なのかも知れませんね。
  





   さて、白いレースが光を透かし、光を編むのならば・・
  黒いレースは 「クラシック・モダン」 といったところでしょうか。
  今日の ミス・マープル のような服飾品からインテリアまで。

   黒のレースは、それをあしらっただけで、より格調高く気品あるものに変身します。
  服飾品としては例の 「チャティーおばさんの 【肩掛けマント】 」 で実証済みですね。

   現在編んでいるのは、ランプに掛けようと編み始めたのですが、
  今、突然、ひらめきが・・。

   真ん中の円を首周りの大きさにすれば、
  いとも簡単に肩掛けマントが出来るではありませんか・・。

   どうしてもっと早く気付かなかったのでしょう。
  この方法ですと、容易にフリルも出す事が出来ますものね。

   冬の間は、インテリア向けに編みましたが、これからの季節、
  レースの出番は色々ありそうです。今のうちから準備しておけば万端ですね。   

夢想するすみれたち

2013-02-24 17:25:25 | 今時主婦の井戸端会議(政治など)







「・・・紫水晶ってただ美しいというほかないわ。
あたしが考えていたダイヤモンドと同じだわ。
(中略)
紫水晶っておとなしい
すみれたちの魂 だと思わない?」                    
                    【「赤毛のアン」 13章】





   「雪!」  
  わくわくして写真を撮った
  割には束の間の事で肩透し。
  尤も、いつもの事ですけれど。

   今日もこんな一日の
  始まりとなりました。

   その後、太陽も顔を出し、
  その空は淡~い水色の空。

   朝のニュースで昨日の福岡の
  空は、まるで北京のよう・・と
  映像が流れていました。

   そして、「日本はその技術があるのだから協力を」
  相も変わらず、そんな言葉がメディアでは踊っています。

   実は日本から既に1兆円もの ODA が中国に渡っているそうですね。
  そのお金を環境整備に使わずに軍事費などに使っているのでは・・
  と思いたくもなります。

   そう言えば、友達のご主人は毎年5月の連休に
  ボランティアで中国に植林に行っています。

   私などはつい “大丈夫かしら・・?”
  ~なんて、懐疑的な気持ちにも。 

   友達は 「写真を送って来る」
  ~なんて言っていましたけれど。
  それが去年は、ちょっと事情が違ったようです。

   折角の植林が、何と綺麗に伐採されていたとか。
  理由は、レアアースの採掘だからだそうです。

   いつか 「一緒に行ったら・・? 」 と勧めた事もありましたが、
  どこも観光せず、ひたすら植林に励むのだそうです。
  そんな思いをしてまで植えた木を・・・。

   さすがに友達も呆れていましたが、
  それにしても、いとも簡単に伐採してしまうものですね。

   旅行費用だって馬鹿になりませんのに。
  自分の国の都合だけ。そんな国という事なのでしょう。
  あまり関わりたくない国です。

   アララ・・・ 中国の事を記していましたら・・・
  止まらなくなってしまいました。

   今日のすみれたちは、こんなに愛らしくて可憐ですのに、
  中国のイメージと言いましたら・・・。何ともやり切れません。

   最後に福沢諭吉の 「脱亜論」 を。
  明治18年(1885年)3月16日付の新聞に寄せられたものです。

   100年以上前の文章ですが、今の世でも頷けます。
  という事は・・あの当時と全く変わっていないという事ですね。




   
   日本の不幸は中国と朝鮮だ。  
  この2国の人々も日本人と同じく漢字文化圏に属し、  
  同じ古典を共有しているが、元々人種的に異なるのか、  
  教育に差があるのか、日本との精神的隔たりは
  あまりにも大きい。   

   地球規模で情報が行き来する時代にあって、  
  近代文明や国際法を知りながら、過去にこだわり続ける  
  中国、朝鮮の精神は千年前と違わない。   

   国際的な紛争の場面でも  
  「悪いのはお前の方だ」 と開き直って恥じる事もない。  
  最早、この2国が国際的な常識を
  身に付ける事を期待してはならない。   

   「東アジア共同体」 の一員としてその繁栄に  
  あずかってくれるなどという幻想は捨てるべきである。   
  日本は大陸や半島との関係を絶ち、  
  欧米と共に進まなければならない。  

   ただ隣国というだけで
  特別な感情を持って接してはならない。   
  この2国に対しても、国際的な常識に従い、  
  国際法にのっとって接すれば良い。  
  悪友の悪事を見逃す者は、共に悪名を逃れ得ない。  

   私は気持ちにおいては
  「東アジア」 の悪友と絶交するものである。
 
 

小さな宝探し

2013-02-23 16:57:16 | リラのお気楽ユメ日記






「新しい日が窓をたたいているわ。
あたしたちに何を持って来てくれるかしら」
(中略)
「毎日の事で一番いい事は思いがけなさに
あるのだと、あたしは思うわ。
金色に晴れた朝こんな風に目を覚まして、
この日がどんなびっくりするような
小包を渡してくれるのかしらと思うと愉しいわ。
あたしはいつも起きる前に10分ばかり
空想にふけって、夜になるまでに
起こるかも知れない素晴らしい事を
山のように想像するのよ」
                   【「アンの娘リラ」 第3章】




   今日も太陽を伴って訪れました。
  1日の始まりが太陽と共に・・
  というのは有り難い事です。

   尤も リラ のように、さすがに
  思いがけなさを待ち望む事は
  なくなりましたけれど。

   寧ろ年齢を重ねるにつれ、
  変化のない日々を
  望むようになった気がします。

   思いがけなさを望むのは
  若さの特権かも知れませんね。

   ただ、その太陽も今年は、1日中という訳には参りません。
  気が付けば、厚い雲に覆われています。

   つい先程まで、青空と白い雲でしたのに。
  今年はこんな日が、やけに多いような気がします。

   そうそう、やっと花芽を付けた 「ヒマラヤ雪の下」。
  昨日の梅同様、こちらも例年に比べますと、開花は相当遅いようです。
  暖冬だった何年か前など、12月に咲いていましたから。







   さて、最近の私。
  家の中で小さな
  宝探しをしています。

   今ある物で本来の
  使用目的に捉われず、
  尚且つ最大限に活用する事・・
  そんな他愛もない事に夢中です。

   これまでの1番のお気に入りは
  勿論、蝋燭立てを利用した額入れ?
  ですが、今日は硝子の花瓶を。

   と言っても硝子の花瓶に
  ポプリを入れる事は既に実践済み。

   でも、それにポプリケース
  (これも本来はケーキドーム)
  を載せると又、違った趣きに。

   花柱として利用出来ます。
  尤も厚みのあるしっかりした
  作りの物に限りますが。

   今日は、ポプリの代わりに
  コサージュを。そのまま収納ケースになります。

   もう少し高さのある花瓶にも入れていますが、
  写真の都合で低い物の方を。

   鳥籠にカード・・は先日も記しましたが、
  コサージュ入れにもいいかも知れませんね。尤も埃は付きますが・・。         

冬色の散歩道

2013-02-22 18:45:18 | レトロ(素敵)な空間~散策







【旧笹井家住宅】


冬の午後の 美しい灰色 や、煙や、
真珠 などの中を走って行くのだが、
少しも楽しくはなかった。                   
            【「エミリーはのぼる」 第18章】



   引き続き晴れの天気となりました。
  ただ昨日よりは幾分ましですが、厳しい寒さが続いています。

   早朝のパンジー(三色菫)などは、カチカチに凍り、
  首をすくめています。それでも日が高くなりますと、その頭を上に。

   その姿は、なぜか誇らしそうにも見え・・。
  そんな姿にほっとしている私がいます。

   パンジーが丈夫なのは分かっているのですが、
  毎度のように繰り返されるパンジーと私の一駒です。
  





   さて、外出したついでに廻り道して梅を見に行って来ました。
  期待した梅林は、灰色の風景が広がっているだけ。
  梅の開花は、まだまだです。例年より大分、遅れているようですね。

   それでも近寄って見ますと、白梅が数輪ばかり咲いています。
  しかしながら紅梅は全然。(ピンクに見えるのも白梅)

   それにしても今日の天候。
  晴れているのに真珠色の空。青空が見えません。
  そう言えば今日は、こちらでも一時、PM2.5が基準値をオーバーしたとか。

   尤も目には見えないそうですから、空の色は無関係なのでしょうが、
  少しも楽しくはありません。今日の エミリー と同じですね。









   ところで、梅林からの帰り途、
  こんな手作りっぽいお店を
  見つけました。

   珈琲樽がいいですね。
  エントランスも、こんな風。

   すぐ右に階段があって、
  お店は上の階に。
  従って写真が撮れました。

   どうやらワインと
  ハンバーグのお店のようです。

   ハンバーグは、もう一つですが、
  ステーキもあるようですので、
  一度、訪れてみても
  良いかも知れません。
  友達を誘ってみましょう。

春は名のみのティータイム

2013-02-21 18:13:18 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編






窓際に引き寄せた小さな茶卓に向かい合って
座っているエバン夫人はひどく尖った鼻と、
明るい水色の目をした痩せて小柄な婦人で、
(中略)
ジョナス夫人はエバン夫人の
黒砂糖入りフルーツケーキのお代りをしたが、
それが何よりの讃辞の訳で、
エバン夫人はちゃんとそれを受け取った。                
                  【「アンをめぐる人々」 9.】



   今日も太陽を伴った1日の始まりとなりました。
  ただ、いつにも増して “寒い!” と感じた今朝。

   案の定、庭の如露の水も凍っていて。
  氷の紋様を見た昨日は、如露の水は凍ってはいなかったのですけれど。
  放射冷却だったのでしょう。





     さて、春とは名のみの寒い日々が続いています。
    春の匂いをそこはかとなく感じ・・
    でも、ちょっと油断しますと、すぐさま冬に逆戻り。 

     そんな狭間の季節の今日。
    丁度、1週間振りですね、
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。


   今日は、私の手描きの
  フォークアートの画と共に。

   と言いますのも、この画。
  少々、漫画ティックで
  何の変哲もありません。

   でも人物画で有名な
  小磯良平の婦人像には背景の
  壁に何点か、このフォークアート
  の画が掛けられているのです。

   先日、新聞に特集が組まれて
  いて思い出しました。

   尤も、形や縁の模様は
  同じですが、絵は違います。

   でも以前見た絵は、全く
  同じだったと思うのです。

   勿論、切り抜いて取って置いた
  のですが、もう何年も前という
  事もあって見つかりません。
  探せばあると思うのですが・・。

   尤も検索かけてもみつかりませんでしたから、
  私の勘違いだったのかも知れません。
  こうなれば、何としても探し出しませんと。

   兎にも角にも今日は、この絵を眺めながらのお茶タイム。
  そう言えば・・意外にも好評で、結婚のお祝いに何点か描いて、
  プレゼントしましたっけ。そんな事に思いを馳せながら・・。

光を編む~白いレース

2013-02-20 18:35:58 | 私の手作り夢時間






しかし冬は愉快に、忙しく、楽しく、
飛ぶように過ぎて行った。                   
               【「赤毛のアン」 第31章】




【氷紋】


   久し振りに太陽と共に明けた今朝。
  眩しい朝日の降り注ぐ下(もと)で朝食を頂く幸せ。

   今日は柄にもなく、そんな事をしみじみ感じた訳ですが、
  それも午前10時頃には厚い雲に覆われて。

   少々、気温は低くても太陽の下では
  春を感じたものですが、翳(かげ)れば途端に冬。
  落差が大きいのも、今の季節の特徴かも知れませんね。

   待ち望んだ太陽は、午後暫く経ってから。
  それでも青空を見る事が出来、喜んでいます。

   ところで、すぐ上の写真。早朝に見つけたものです。
  ポストの上に溜まっていた雨水が凍っていて、
  こんな紋様に。こんな事は初めての事です。

   気が付けば、2月も1週間余り。
  内外には、それこそ色々な事がありましたが、
  だからこそ今日の アン のように、前向きにと。





   さて、今年の冬はなぜか
  レース編みに夢中。

   その代わり、読書などは
  見事に忘れ去られた状態に。
  そう言えば映画も。

   映画に至っては、
  お気に入りの映画館が廃業
  してから1度も行っていません。

   でも3月には大好きな女優、
  キーラ・ナイトレイ主演の
  「アンナ・カレーニナ」 が
  封切られますので観に行こうかと。

   やっとその気になりつつあります。
  ~こんな風にしたためながら・・。

   相も変わらずの私自身の性格を
  表していて、思わず苦笑。

   何事も平均的に・・
  という事が出来ません。
  突っ走るか全然やらないか、2つに1つ。

   今更、持って生まれた性格は変わらないでしょうが、
  もう少し万遍なく物事に励む性格だったら・・
  と思わずにはいられません。

   そうそう、レースの事。先日の刺繍額。
  額の縁部分の木が幅広いので、絵を描いても・・

   ~なんて思ったものですが、
  額縁に絵は折角の絵や写真(この場合は刺繍)が、
  邪魔されて台無しになりますね。

   以前、こちらのブログでもそんな事を記した記憶が。
  やはり、レースを貼り付けようと編み始めました。縁レースを。

   これですと、同じパターンの繰り返しですので、
  容易に記憶出来ますから。
  針と糸さえあれば、いつでも、どこだって出来ます。

   と言っても今は寒いので、あまり外出はしませんが。
  でも、いつもレースの巾着に入れて持ち運んでいます。

扉の向こうは香り部屋

2013-02-19 16:53:56 | ハーブと香り雑学








「けれど何だか ――
どうしてか分からないけれど、
アン があの子たちと一緒にいると、
アンの方が半分も美人じゃないのに、
あの2人がありふれて、
見劣りがするのはどういうものかねえ、
いわば、大きな赤い芍薬しゃくやくと並んだ
白水仙 といった感じですよね、全くのところ」   
                  【「赤毛のアン」 第30章】






   昨日の雨は朝には上がりましたが、なかなかスッキリ晴れ! 
  という訳には行きません。お天気回復には時間がかかりそうです。
  そして気温の方も昨日よりは高め。

   ~なんて思っていましたら。音もなく雪が・・・。
  そう言えば、そんな雪から必ずと言っていいほど
  連想する言葉があります。それは 「静謐(せいひつ)」。

   この言葉から私などは、“しんと静まり返った光景”
  が浮かぶのですが、本来の意味は、
  「穏やか」 とか 「泰平」 という意味ですものね。

   大好きな言葉の1つですが、この言葉通り、
  世の中は、いつの世も天下泰平であって欲しいですね。

   さて、リンド夫人アン を白水仙のようだと形容した、その水仙。
  今のこの季節、正真正銘の 【恵みの香り草】 となっています。
  香りは勿論、花持ちも大層良いですから。

   後、待たれるのは写真の 「匂い菫(ニオイスミレ)」 ですが、
  今年は少々、遅いような気がします。でも、もう少しの辛抱。
  それだけ今年が寒いという事なのかも知れませんね。







   今日のアンは水仙ですが、清楚で華奢なアンは、
  菫にも例えられています。水仙と菫、似て非なる花。

   今日は待ち切れなくて、今年摘んだ三色菫のポプリを。
  三色菫(パンジー)の苗も香りのあるものを選んで求めました。
  ポプリに顔を近付けると仄かに香ります。

   外がどんなに寒くても、
  こんなポプリが飾られていますと、お部屋の中はもう春。

   これらは、お皿に直接置いて、枯れて行く様を楽しんでいます。
  今の季節は、カラッと乾燥しますから色もそのままです。
  ポプリは香りも然(さ)る事ながら、色も大切ですものね。  

扉の向こうは小さなレース屋さん

2013-02-18 17:25:17 | 私の手作り夢時間









「―― とってもロマンチックな場所なのよ、
マリラ。そこにダイアナと
ままごとの家を作ったの。
名前はアイルドワイルドってしたの。
詩的な名前 でしょう?
それを考え出すのに
かなり手間がかかったのよ。
ほとんど夜通し、目を覚ましてたの。
そうしたら、ちょうど眠りに着こうとした時
インスピレーションのように思い付いたの」  
                【「赤毛のアン」 第29章】



   雨の週明けとなりました。冷たい雨。
  それにしても2月は良く雨が降りますこと!

   今月は日脚も長くなって来ましたから、
  当然日照時間も長い・・と思ってしまいますが、
  意外にも12月よりも日照時間は少ないそうですね。

   そんな事を気象予報士の方が話していらしたような気がします。
  2月は結構、雨が多いのですね。雪も降りますし。
  







   さて、今日のような雨の日、
  おまけに寒いとなりますと・・。

   どうしても
  行動半径が限られます。

   こんな日は大好きな物に
  囲まれるのが1番。

   『アンの世界』 なら、
  さしずめ暖炉の前で林檎を
  頬張るのでしょうが。

   今、暇を見つけて
  レースを編んでいるのですが、
  ここに来て編むデザインが
  なかなか決まりません。

   編んでは気に入らなくて中断、
  解(ほど)き、再び編み始め・・。
  それの繰り返し。

   でも、そんな事を
  しているうちに気付いた事。   

   レースって、ちょっとだけ編んだものでも並べれば素敵。
  サンプルレースとしてそれらを額に入れてもいいですね。

   それにしても何が幸いするか分かりませんね。
  こんな風に、あれこれ悩む事も楽しい時間です。