【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

新しい風に乗って

2015-12-28 18:23:56 | リラのお気楽ユメ日記












遠くの方では金色にかすむ丘の木々が
空に触っていた。
ナンはあの丘まで行けたら、
自分も空に触られるのにと度々考えていた。
神様は丘のすぐ向こう側に
住んでいらっしゃるのだ・・・・・
あそこならもっとよく神様に
聞こえるかも知れない。
しかしあの丘に辿たどり着く事は出来ないのだ・・・・・                    
                   【「炉辺荘のアン」 第26章】









   今日も何もない空で明けました。
  そのせいか、珍しく寒い! と感じたものです。

   でも、どこか心地良い。久し振りの感覚。
  私の中では、この冬一番の寒さの気がします。

   ところで黄昏の刹那の光景。
  目の前の里山にパッと光が当たって、その美しいこと!

   アース色の山も、俄かに金色に輝いて。
  今日の ナン ではないけれど、すぐそこに手が届きそうです。
  こんな時です、神様の存在を感じるのは。

   さて、今年も残り僅かになりました。
  このブログも一時に比べれば随分、
  さぼりがちのものとなってしまいましたが、
  何とか無事に1年を終えようとしています。

   これもひとえに皆様のお陰です。
  厚く御礼申し上げます。

   今日で本年のブログ納めと致します。
  どうぞ、良いお年をお迎え下さい。

   来年もどうぞ、よろしくお願い致します。
  それでは、ごきげんよう!

師走の侘(わび)と寂(さび)

2015-12-26 17:24:19 | 香る庭の花綴り





【葡萄酒色に染まった 「ランタナ」】










「1日しか生きていませんものね。
でも、何て堂々と、
何て豪華に生きる事でしょう。
その方がほとんど永久に長持ちする強張った、
いやな百日草より良くありません?
                   【「炉辺荘のアン」 第16章】









   クリスマス明けの今日は、何もない空で明けました。
  快晴の冬日和です。

   ドクドクと音こそ聞こえませんが、力強く昇る太陽。
  そんな太陽を見ていると、生命の躍動感を感じます。

   そう言えば、東郷平八郎。
  そう、あの日露戦争の連合艦隊司令長官は、
  毎朝、太陽に祈りを捧げていたとの事。納得です。










【師走の紅葉】







   後、数日でお正月と言うのに、この暖かさ!
  お隣の紅葉も、一時に比べれば少なくなりましたが、
  まだまだこんなに残っています。

   そのうち紅葉の見頃がお正月・・
  という事にもなり兼ねませんね。

   そんな事もあって、
  なかなかお正月を迎える気分になりません。
  ~なんて、昨年も同じ事を言っていた気がしますけれど。

   ぐるっと周りを見回して見ても、
  結構、花に囲まれていますものね。

   ところで、冒頭の写真。
  ランタナは、『アンの世界』 の百日草と同様の花です。
  そう、永久に長持ちする強張った花。

   実は、私もなぜか苦手な花です。
  でも、葡萄酒色に染まった葉っぱは、大好き。

   今年は、その染まり具合がもう一つですが。
  やはり暖かいせいでしょうね。 

ひと足お先に! ~ 緑のクリスマス

2015-12-23 23:48:38 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編





【今日のお茶請け】










「今日は雪が降っているので、
あたし嬉しくてたまらないの。
雪なしのクリスマスを迎えるのではないかと、
とても心配してたのよ。大嫌いですもの。
クリスマスが汚れた灰色がかった
褐色をしていて、まるで百年前からの遺物で、
ずっと漬物にされていたような
格好をしているのを、グリーンクリスマス
(雪のないクリスマス)と言うのよ!」
                   【「アンの愛情」 第7章】









   雨こそ降っていないものの、重い雲が垂れ込めた今朝。
  こんな日は、やはり朝を迎え、ワクワクするような
  気持ちの高揚感といったものは、ありませんね。

   その空も、天気予報通りに、
  午後からパラパラと降って来ました。

   気温の方は、相変わらず高め。
  尤も日射しは全くありませんので、
  気温の割に、昨日よりは寒く感じます。

   それでもこちらは確実に、
  「グリーンクリスマス」 でしょう。



















     ところで、大の珈琲好きの私ですが、
   今日は紅茶を。ミルクティーで。
   カフェインは珈琲の半分だそうですね。

     先だってのカフェイン中毒死。
    カフェイン中毒になる程飲んでいる訳では
    ありませんが、やはり怖くなります。

   尤も、カフェイン中毒は、珈琲なら1日、60杯。
  そんなに飲める筈はありませんし、
  何でも程々が良いという事でしょう。

   そうそう、今日の新聞にも載っていましたが、
  ベートーヴェンも珈琲好きだったようですね。

   その豆の量は、きっちり数えて60粒とか。
  因みに6珈琲スプーン(ハリオ)に丁度、1杯になります。
  濃いのが好きな私なら、もう20粒は必要です。

   ケーキは明日に取って置く事にして・・。
  今日のお茶請けは、京菓子司、「俵屋吉富」 の 「雲龍」。
  創業260年の老舗です。

   カップは、ナルミ。
  クリスマスを意識して、メルヘンティックなものに。
  紅茶の香りもなかなかです。   

奇跡のハーブ ~ 長命草

2015-12-20 18:20:08 | ハーブと香り雑学












   今日は雲、一つない快晴の空となりました。
  完璧な冬日和。石を投げれば、スコーンと鳴るような。

   最近、毎朝空を眺める楽しみが復活。
  秋から冬にかけては、
  それはそれは趣きのある空ですから。

   となれば、今日のように何もない空は・・?
  晴れやかで、スッキリした気分になるからいいですね。

   さて、何かとストレスの多い現代社会。
  健康のため、野菜不足を補うため等など・・。

   何らかのサプリメントの
  お世話になっている方も多いかと思います。

   勿論、食事で摂れれば理想ですが、
  なかなかそういう訳にも参りません。

   私の場合、青汁に苦慮。
  もう何社、飲んだ事でしょう。

   でも、なかなか “これ!”
  といったものに出会えません。

   尤も頻繁にTVコマーシャルしている、
  ○○トリーの製品には手を出してはいませんが。
  ささやかな抵抗です。

   味に拘(こだわ)っている訳ではありません。
  どんな味だって、至って平気です。
  ただ、効果が実感出来ません。

   それにしても価格は、ピンからキリまでですね。
  高いものでも同じなら・・。

   結局、近所の薬局で買える、
  「大麦若葉の青汁」 を飲んでいたのですが・・。
  今回見つけたのは、資生堂の 【長命草の青汁】

   「大麦若葉の青汁」 は一般的ですが、
  「長命草(別名:ボタンボウフラ)」
  というのは、初めてです。

   おまけに名前がいい! 
  いかにも効きそうではありませんか。
  健康だけではなく、アンチエイジングというのも。

   これまでの抹茶のような味と違って、
  少々、苦みもあって、野草っぽい自然の味です。

   沖縄は、与那国島産。
  過酷な自然環境の中でも大きく生長する植物のようです。
  冷え症にも良いという事ですので、期待しています。   

時の重みがもたらす豊かさ

2015-12-18 20:28:28 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編



【帯のクッション】


【今日のランチョンマット】












穏やかな、風のない、真珠のような
灰色がかった日だった事をアンは覚えていた。
周りは侘びしい茶色と紫の 11月 の景色で、
雲の裂け目から太陽が射し出ている所は、
高台や坂がそちこちに
日光のぎを当てていた。                    
【「炉辺荘のアン」 第29章】









   時折、太陽は姿を見せるものの、
  今日は、すぐにどんよりした空になっています。

   日光を出し惜しみしているせいでしょうね、
  昨日以上に寒く感じられます。

   暖かいのはいいですが、
  やはりある程度、冬は寒くなりませんと。
  どこかで、ほっとしている私がいます。

   それでも 『アンの世界』 に例えれば、
  11月頃の季節なのでしょうね。









     さて、テーブルセンターにランチョンマット、
    クッションと大活躍役の帯。
    今日の帯は、黒地に花柄。蘭でしょうか・・。

     今日も、その帯を敷いたテーブルで、
    珈琲を頂く事に致しましょう。
    結構、華やかなテーブルになりました。

   となれば、およそ10日振り、
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店ですね。
  今日も和風で。

   今日の帯なら、敢えて和に拘る事もありませんが、
  丁度、手近に和のカップがありましたから。

   生憎、どちらの焼物か分かりません。
  京都で求めたものですが。

   珈琲は、芳醇な味わいの 「ホンジェラス」。
  お茶請けは、これも好物の 「かもめの玉子」 と、
  好物ばかりを並べてみました。

   そうそう、今日の珈琲カップ。
  小さく見えますが、意外にも量は入ります。

   それにこの形のお陰で、珈琲が冷めにくいのです。
  冬には持って来いの器ですね。

   時を重ねたもの(帯)、人の手になるもの(珈琲カップ)、
  温もりと質感を感じて大好きな珈琲・・
  心、安らぐひと時です。         

立枯れの冬景色

2015-12-17 18:25:18 | 四季のスケッチ















身を震わせているポプラは
最後の葉を散らしてしまった。
庭は枯れ、色や個性は一切なくなっていたが、
アスパラガスの床だけは
今なお美しい金のジャングルのようだった。
                   【「炉辺荘のアン」 第29章】











【朝の空】


【一輪だけ咲いた 「蔓日々草」】


【もう一度 「インウォールクラータ」】








   こんな、冬らしい空で明けた今朝は、
  珍しく、ヒンヤリした朝を迎えました。

   しかしながら、思った程ではありません。
  これでも、まだまだ暖かい方でしょう。

   それでも、この所の暖かさで、
  春咲き球根が早くも芽を出して来ました。

   そして蔓日々草(ツルニチニチソウ)も一輪。
  インウォールクラータも再び綻び始めました。
  この季節には初めてです。












【日陰の彩り ~ 「ヒマラヤ雪の下」】




   紅葉など赤く
  色付いた葉は、
  ドラマチックですね。

   今日は、これ迄とは
  視点を変えて。

   ほんの少しですが、
  アース色の冬景色に
  見えないでもありません。

   派手さこそ、
  微塵もありませんが、
  しみじみと心に
  迫るものはありますね。

   一方、日陰の地面に
  目を遣ると・・。

   大きな葉を広げながら
  庭を席巻する、
  「ヒマラヤ雪の下」 です。

   この色付く葉は、
  ヨーロッパなどでは
  人気なのだそうですね。

   とは言え、ほとんど誰の目にも留まらないものでしょう。
  決して美しいとは言えないけれど、虫食いの葉だって、
  日が射せば、小さな灯が灯ったよう。
  野趣に溢れている、こんな葉から目が離せません。

立ち止まって秋!

2015-12-14 23:56:16 | 四季のスケッチ

【1枚に宿した自然の紋様】




【クリスマスの彩り ~ ポインセチア】


【朝の空】









   こんな空で始まった、週初めの今日。
  この空が示すように、今日も概ね晴れの天気となりました。
  引き続き師走とは思えない程の暖かさです。

   ところで先日、 「最後の一葉」 状態だった、
  「越の彼岸桜(コシノヒガンザクラ)」。

   その最後の1枚が落ちている事に気付きました。
  早速、拾って来て撮ったのが、冒頭の写真。

   多分、今日1日だけの色。
  明日になったら、消えているかも知れません。

   こんな不思議な? 紋様のある葉、
  描けと言っても描けませんね。









 








   昨日のフィギュア羽生選手。
  僅か2週間前のNHK杯に続き、
  再び世界最高得点での優勝となりましたね。

   結果は既に分かっていたけれど、
  それだけに安心してしっかり見る事が出来ました。

   「まるで神が降臨したかのよう」
  ~なんて、のたまう人もいましたが、まさに言い得て妙。

   彼の場合、大和魂を持った、
  典型的な日本男子という気がします。
  表彰式の君が代もしっかりと歌っていましたし。

   君が代と言えば、先のラグビー日本代表も、
  しっかり歌っていましたね。勿論、外国選手も。
  感動した事を思い出しました。

   浅田選手は、残念でしたが、
  休養明けなので仕方ないでしょう。
  先ずは、戻って来て下さった事に感謝です。

   最後に。
  この土曜日(12日)、主人が免許証と保険証を
  落としたと、外出先から肩を落として帰って来ました。

   もう諦めていましたが、今日、連絡がありました。
  何と、落し物として届けられていたのです。

   しかも混雑する梅田界隈のデパートで。
  話には聞いていましたが、日本って、
  まだまだ捨てたものではありませんね。

縦書き文字への美意識

2015-12-12 20:30:18 | 心の宝石箱
















 「1年は本のようなものね、マリラ。
春のページはさんざしとすみれeに書かれているし、
夏は薔薇に、秋はかえで紅葉葉もみじはに、
冬はひいらぎと常緑樹にね」                   
                    【「アンの愛情」 第22章】







   
   今日は、一応の晴れ間を見ましたが、
  師走らしからぬ天気が続いています。

   気温の方は、昨日よりは下がったとは言え、
  引き続き暖かです。何でも1ヶ月前の気候とか。

   そう言えば、紅葉の状態も。
  今年は楓の紅葉葉の秋が長く、
  柊と常緑樹の冬は、なかなか来ないようです。


















   
   さて、1週間位前に届いた、
  ハワイに住む叔母からのクリスマスカード。

   やっと返事を書きました。
  最近、何かにつけて延び延びになってしまって。

   今月は、娘のいるサンフランシスコから、
  その後、息子のいるサンジエゴに行くとの事。

   そんなこんなで。
  ついのんびり構えてしまっている私がいます。

   それにしても叔母も私も典型的な縦書き愛好者。
  私ならまだしも横書き社会のアメリカに住む
  叔母がそうなのですから、驚きます。

   尤も、外国に住むからこそ、
  日本の文化を大切にする、
  その思いは人一倍、強いようですけれど。

   とは言え、私達は二人とも、
  変わり者の部類かも分かりませんね。

五感が小躍りする彩り空間

2015-12-11 18:39:58 | 四季のスケッチ

【和の風情】




【樹木の花】


【透けて来た紅葉 ~ 11日現在】








   起床時には上がっていた雨ですが、
  午前中は、降ったりやんだり。

   それでも午後に入ると、
  いつの間にか上がっていたようです。

   それにしても日射しのない、
  こんな天候なのに気温は20度にも。

   季節外れの暖かさに、師走も10日過ぎた事さえ、
  忘れている事に気付きます。

   年賀状も(全く書いていませんが)
  ピンと来ませんね。

   さて、連日、お伝えしている散紅葉(ちりもみじ)。
  やはり今朝は、雨も手伝って、
  想像通りの凄さになっていました。

   たった1日で、お隣の紅葉の木も、
  向こうが透けて来ました。

   でも、何という美しさ!
  わが家の紅一色だけの紅葉と違って、
  色々な色が混じっていますから彩りに溢れて。

   豆柘植(まめつげ)の上に咲く散紅葉の花も、
  暫(しばら)く、このままにして置きましょう。












【最後の一葉】








   ところで、こちらの桜の葉、
  とうとう最後の一葉になってしまいました。

   お馴染みの染井吉野(ソメイヨシノ)
  とは葉の形が違いますね。

   こちらの名前は、
  「越の彼岸桜(コシノヒガンザクラ)」。

   まるで模様が描かれているような葉。
  それも何という芸術的な葉なのでしょう。
  自然の成せる業(わざ)って、素晴らしいですね。

散紅葉に心酔い

2015-12-10 18:30:38 | 四季のスケッチ

【燃える紅(10日現在) ~ 借景】


【わが家の「野村紅葉(ノムラモミジ)」】




【色とりどりの散紅葉(ちりもみじ)】









   久し振りの真珠色の空で明けました。
  とは言え、薄日ながら、一度は太陽が姿を見せた今朝。

   この曇り空のお陰で、
  朝の頬を刺す冷たい冷気は感じられません。

   でも、風が吹いたのでしょうね、
  昨日以上の落葉が辺りを覆い尽くしています。
  何という美しさ!

   尤も、わが家の紅葉は、9月に植木屋さんが入って、
  三分の二の大きさに伐採したばかり。

   従って今年は、たいした事はありません。
  既に残り僅かです。

   それに野村紅葉は、紅一色だけですし。
  その分、大いにお隣りの山紅葉を
  楽しませて貰っているのですが・・。

   ただ、お隣りの方が落葉を気になさって、
  わが家の玄関先まで毎日、綺麗にして頂くので、
  自分の所ぐらいは、先に掃除をしておかなければ・・
  と、やはり気を使います。

   だからと言って、広葉樹(落葉樹)を植えない・・
  という気には決してなりません。

   曽野綾子女史のエッセーでも読んだ事ありますが、
  この落葉、嫌さ加減に最近では、
  広葉樹を植えない風潮があるそうですね。

   風に舞う風情を楽しむ・・。
  こんな事も、だんだん難しくなって来ているのかも知れません。

   夕方から雨になりました。
  明日の朝は、どうなっているでしょう・・?
  楽しみ? でもあります。