【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

美と礼

2013-04-30 17:35:25 | 今時主婦の井戸端会議(政治など)


 
【正しいお辞儀の仕方】







「大ぼらなんて言ってはいけませんよ、
デイヴィー。嘘とおっしゃい」
学校の先生らしくアンはたしなめた。
「なぜ?」
・・・デイヴィーは涙で汚れた顔で、
不思議そうに見上げた。
「それは 流行り言葉 ですもの。」
小さな子供が流行り言葉を
使うのは良くありません」       
               【「アンの青春」 第9章】




   


   昨日のお天気から一転して、今日は朝から雨となりました。
  ただ良くしたもので、長く降り続くという事はありません。、

   お昼頃にはその雨も上がって来ましたが、天気予報通りです。
  日射しがない分、昨日のような気温の上昇はありませんけれど。

   さて、今年のGW。今日は連休の谷間。
  しかしながら、この間、お休みを取り、
  十連休という方もいらっしゃるでしょうね。

   アベノミクス効果で、そろそろ財布の紐が緩みつつあるようですし、
  円安もあって外国の方も大勢、日本にいらっしゃっているようですね。
   







  





     ところで、つい先日の 「報道ステーション」 で、
    ユニクロ特集をやっていました。

     「店舗拡大」、「世界同一賃金」 等など・・。
    勇ましい言葉が飛び交う、テレビ画面を
    見るともなしに見ていたものです。

     そしてある光景に違和感。それはお辞儀。
    奇しくも、もう一つの光景と重なります。
    思えば・・民主党政権時代。

     
     
     国会での三首相による水の朝鮮飲みは、
    ネットでも話題になったものですが、
    お辞儀さえも、いつの間にか・・。

     そう言えば、デパートなどでも見掛けるようになりましたね。
    でも、日本のお辞儀は違うでしょう。

     今では、ネットでもすぐに検索出来ますが、
    案の定、手持ちのちょっとした礼法の本に載っているそれも、
    上記のものとは違います。(上から二番目の写真~「装道着物学院・礼法学院」)

   日本語の乱れが叫ばれるようになって久しいですが、
  最近は、テレビのそれも目を覆うばかりです。

   折しも昨日の新聞に、塩月弥栄子氏の言葉が載っていました。
  95歳で、ご健在なのですね。氏曰く。
  「言葉の乱れは、アナウンサーやキャスターのような人まで」 と。

   電車内の化粧に至っては、「引っぱたきたい」 そうです。
  要は躾なのでしょうね。身を美しくするのが 「躾」。
  それにしても漢字って分かりやすいですね。

   自分の子供を叱らない、良い事と悪い事の区別を教えない
  親が増えています。勿論、虐待は論外ですけれど。

   「三つ子の魂百まで」 という諺もあるように、
  幼児の頃培った性格は老人になっても変わらないそうです。
  いかにその頃の躾が大切かという事ですね。

すぐ傍にあるアン気分

2013-04-28 17:33:57 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編









アヴォンリー街道をだらだらと
下って行くと小さな窪地に出る。
レイチェル・リンド夫人 はここに住んでいた。
周りには、はんの木が繁り、ずっと奥の方の
クスパート家の森から流れて来る
小川が横切っていた。
森の奥の方の上流の方には思いがけない淵や、
滝などがあって、かなりの急流だそうだが、
リンド家の窪地に出る頃には、
流れの静かな小川となっていた。
それというのも、レイチェル・リンド夫人の
門口かどぐちを通る頃には、川の流れでさえも
行儀作法を気を付けない訳には
行かないからである。              
                     【「赤毛のアン」 第1章】



   雨戸の閉まっている室内から一歩外に出た瞬間、
  パァ~ッと朝の輝く光が眼に飛び込んで来ました。

   もう少し寝坊するつもりでしたのに、太陽の誘惑には勝てません。
  それにしても、ついこの間までは起き出す時間は、
  まだ真っ暗でしたのに。

   振り返れば・・四月も後、もう少し。
  まだまだ若い月だと思っていましたのに。

   それでも一月、二月・・その歩みは、
  ゆっくりのような気がしていたのです。でも、やはり早かった!
  改めて地に足を着けて、じっくりと歩まねば・・と思っています。









   さて、今日のように爽やかで
  良い天気ですと、家の中に
  いるのが勿体なくなりますね。

   外でのお茶は薔薇が咲いてから・・
  と思っていましたが、
  我慢出来なくなりました。

   それにこの前のアン気分も、
  中途半端でしたから。
  もう一度、やり直しという訳です。

   ところで今日の引用文は、
  「赤毛のアン」 の冒頭部分。

   こんな書き出しで
  始まっていたのですね。
  素敵な場所。

   勿論、アン気分に浸るためには、
  今のこの場所も 「想像の余地」 で
  補う事に致しましょう。

   そうそう、先日の鞆の浦のある
  福山は薔薇園で有名です。

   (SAにもちょっとした薔薇園があります)
  今日は、そこで求めた薔薇の花びらジャムも加えて。

   やっぱり家の中より外の方がいいですね。
  今日は、かなり長く滞在? したものです。

   そう言えば、作家のケストナーは野原に机と椅子を置いて、
  あの名作、「飛ぶ教室」 を書いたそうですね。

   今日の 『アンの世界』 のような所なのでしょう。
  夕方になると、それこそ子牛が一緒に帰ろうと迎えに来たりして。   

今時主婦の井戸端会議

2013-04-27 17:01:07 | 今時主婦の井戸端会議(政治など)

【卯の花】


【風に揺れる花~「カモミール」】



「ヨセフを知っている一族ですって?」
と、アンは面食めんくらった。
(中略)
「もしある者がこちらの意見と一致し、
物事についてほぼ同じ考えを持ち、
冗談口にも好みが一つだとしたら、
その人間はヨセフを知っている一族に
入る訳ですわい」
「ああ、分かったわ」
と叫んだアンの眼は輝いた。
「それは元私が ――
今でも引合いに出す言葉で
『同類』 の事なんですよ」      
              【「炉辺荘のアン」 第3章】

               

                                 【「木香薔薇(モッコウバラ)」】
   昨日は折角のアン気分が
  突然の雨でふいにされましたが、
  今日は気持ちの良い爽やかな
  天気になっています。

   尤も又々、
  気温は低くなりましたが・・。

   この季節、ちょっとのつもりが
  ついつい庭に長居して後で後悔。
  毎日、その繰り返しです。

   でも、昨日は撮りそこなった
  木香薔薇の写真に成功。
  ただ、虫喰い状態が残念。

   卯の花も先日の、開花した
  ばかりとは違い、花もたわわに。
  おまけに今朝などは・・。

   「ちょっと、ちょっと・・・
  何、あのマスゴミ報道は・・」

   お隣の奥様と政治談議が
  始まってしまいました。

   本当に偶然なのですが、お隣の方とは政治的スタンスが一緒。
  「靖国神社の事でしょう・・?」
  ツーと言えばカーで、話は即座に伝わります。

   心の中に溜まった鬱憤をこうしてお互いに晴らしています。
  ただ、ネットはやられませんので、出来るだけ、
  メディアでは伝えない情報を伝えるようにしていますけれど。
  所謂(いわゆる)、拡散ですね。

   申すまでもなくテレビ局各社は横並びに閣僚の靖国神社参拝を批判。
  思えば、民主党政権下では一斉に参拝をやめたではありませんか。

   中国と韓国に配慮外交を続けた結果が今の日本の姿ですものね。
  アジアは、この二カ国だけではありません。

   不思議なのはどのメディアも
  居並ぶコメンテーター達は誰一人、反対意見を出しません。

   中には仕方なく言わされている方もいるのでしょう。
  言えば仕事がなくなるかも知れませんから。

   それにしてもNHKを初め、最近の偏向メディアにはうんざり。
  幸い今ではネットのお陰で、メディアのスルーも容易に見る事が出来ますけれど。

   ただここでも最近は、保守分断を図る “なりすまし”?
  がいるそうで、何がどうなっているのか・・こんぐらがる事もしばしばです。

   兎にも角にも、汚鮮度だけは深刻なようです。
  国民の自覚も必要ですね。

   一度、NHKは解体して貰って、
  日本の日本人による日本のためになる放送局を作って貰いたいものです。




 




 

春色に包まれた優しい時間

2013-04-26 20:18:38 | リラのお気楽ユメ日記







途中ずっとアンの心は歌い続けた。
楽しい家へ帰るのだ。
その敷居をまたぐ者誰でもが
これが我家だと感じる家、
(中略)
アンを喜び迎えてくれる部屋部屋・・・
辛抱強く待っている椅子や
アンを待ち受けている押入れの中の衣類・・・
(中略)
「家へ帰るのが嬉しいとは幸せなことだわ」              
                 【「炉辺荘のアン」 第3章】




                                   【「小手毬(コデマリ)」】
   今日も晴れの空で明けました。
  ただ、ちょっぴりヒンヤリの朝。

   今の季節、毎朝のように
  何らかの新しい発見がありますね。
  庭に出るのが楽しくて。

   今日は木香薔薇(モッコウバラ)
  と小手毬(コデマリ)が開花。

   木香薔薇は白だとばかり
  思っていましたら淡いクリーム色。

   写真を・・と思ったのですが、
  開花したのは最も撮りにくい
  場所でしたので、断念。

   それにしても結構小さな虫が
  折角の蕾を食い荒らしています。

   木香薔薇は虫が付きにくい
  と聞いていたのですが・・?
  





   
   ところで何を思ったか? 今日は春らしい、
  アンティークピンクの優しい薔薇模様のワンピースに着替えました。
  大好きなロマンティック花柄の 「ローラ・アシュレイ」。

   その上に綿レースの白いカーディーガンを羽織って。
  こんな格好をしましたら・・あら、アラ不思議。俄かにアン気分。

   さすがに先日の原っぱに出掛けるのは億劫です。
  そうだ、庭にしましょう。ピクニック気分で。

   外出するのもいいけれど、特に最近、
  こんな事が好き勝手に出来る 「家」 が気に入っています。
  ただ今日の例文とは、かなり意味合いが違って来ましたね。

   同じ戸外でもいつもの椅子席とは又、違った感覚です。
  足を投げ出して思い切り伸びをして。

   ~なんて楽しんでいましたら・・
  どうしたのでしょう、急に風が強くなって来ました。
  そうこうするうちに雨もパラパラと。

   お天気には敵いませんね。でも、庭ですから片付けるのは簡単。
  結局、ほんの束の間のアン気分だったという訳です。    

麗しき平安の紫~青と白の世界

2013-04-25 17:58:58 | 香る庭の花綴り

【「西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)」】




【「釣鐘草(ツリガネソウ)」】




「芝生にあるあの大きな木も皆大好きなの。
誰があれを植えたのか知らないけれど、
でも、二階へ行く度に
必ず踊り場で足を留めて・・・
ほら、踊り場に風雅な窓が付いていて、
幅の広い深々とした腰掛けがあるでしょう・・・
あそこへ座って暫くなりと外を眺めながら、
『誰であれ、あの木を植えて下すった人に
神のお恵みがありますように』
と言うのよ。
実際、家の周りに木が多過ぎるのだけれど、
あたしたち一本でも手離すつもりはないわ」
                  【「炉辺荘のアン」 第2章】



   昨日の雨は上がり、快晴の空となりました。
  雲、一つありません。カラッとした爽やかさです。

   所謂(いわゆる)、五月晴れですね。
  そして季節外れの寒さも、ひとまず終了です。

   ここに来て木々の緑が瑞々しくなって来ました。
  それは 「翠緑」 と呼びたいほど。

   翠 「すい」 は同時に 「みどり」 とも読みますものね。
  翠緑となりますと、その緑がより強調され、
  この季節独特の、目に沁みる青さのような気がします。

   この季節は又、今日の 『アンの世界』 のように、
  階段の踊り場から眺める新緑も美しくて。
  しばし足を留めて見入っている私がいます。


   木々の緑が美しくなる
  季節になりますと、同時に
  花たちの出番でもありますね。

   今、大好きな青い花も
  続々と開花しています。

   トップバッターの、
  「匂い菫」 は既に
  終わってしまいましたが、
  「蔓日々草」 や
  「花韮」 は、未だに健在。

   それに、 『アンの世界』 でも
  お馴染みの、待ちに待った
  「釣鐘草」 と 「西洋十二単」
  が加わりました。

   そうそう、釣鐘草とは
  「Blue-Bell」 ですね。

   もう一つ、我庭には
  「オーストラりアン・ブルーベル」
  がありますが、そちらはまだです。
  名前は同じでも葉っぱが違います。

   庭が青い海に・・なんてなれば、
  いう事ないのですが、なかなかです。

   青い花が咲けば、白い花も。
  「空木(ウツギ)」、すなわち 「卯の花」 が咲き、マーガレットも続きます。
  




【「空木(ウツギ」) = 卯の花】


【マーガレット】


【苺】
   

ノスタルジックな想いに揺れる町

2013-04-24 19:32:52 | 旅気分・夢気分









   久し振りの雨となりました。
  天気予報では “大雨注意” との事でしたが、
  今の所、それほどの雨ではありません。

   それどころか、やんでいる時間もかなりあります。
  おまけに気温の方も相変わらず。
  少々、肌寒さを覚える・・といったところでしょうか。


   
   












   さて、早速ですが、昨日の続き、「鞆の浦」 です。
  沖合で東西の潮の流れが変わる事から、
  古来から 「潮待ち、風待ちの港」 として栄えて来たそうですね。

   そんな海を眼前に眺めながら一歩、中へ入ると、
  昔懐かしい町並みや社寺が建ち並んでいます。
  そこは車が一台通るのがやっとの細い通り。

   しかしながら、穏やかに年月を刻んでいて、
  昭和どころか江戸時代にタイムスリップしたよう。
  実際、創業何百年・・などの文字が躍るお店があちこちに。

   それにしても、粋を凝らした硝子戸や鴨居には当時の面影を感じ、
  どういう訳か、ここでは時の流れもゆっくりです。








   おまけに今時珍しい
  下駄屋さんがあったかと
  思えば、こんな呉服店も。

   かと思えば、ふいに
  古色蒼然たる洋風の
  建物に出会ったり。

   何かと思えば信用金庫。
  となれば、お得意の
  「想像の余地」 の出番です。

   そこには黒い腕カバーを
  巻き、お札を数えている
  女事務員がいて。

   黒縁の眼鏡と算盤も
  忘れてはいけませんね。
  ~なんて。

   どうしても、
  松本清張の世界を思います。

   ただ観光客の姿もあり、
  お店も沢山あるのですが、お店の引戸は閉まったまま。

   「ご自由にお入り下さい」 と貼り紙はあるものの、
  誰も入る人はいません。

   硝子やステンドグラスのお店も、外から眺める程度。
  商売気がないと言いますか・・趣味でお店? という感じ。

   尤も、だからと言ってお客を拒んでいるような感じは全くありません。
  さり気ない温かさ・・は、満ち溢れています。

   昔のお店は、こんな風だった・・?
  つい、そんな風な事を思った次第です。 

日本の原風景~鞆の浦

2013-04-23 18:11:51 | 旅気分・夢気分











   こちらは概ね晴れの
  天気になりました。

   尤も、そろそろお天気も
  下り坂のようですけれど。

   午後には曇り空に。
  一面、厚い雲に
  覆われています。
  明日は大雨とか。

   ただ寒の戻りは相変わらず。
  今日も1ヶ月前の気温と
  なっています。


   さて、ご覧の画像からも分かりますように、
  叔母との恒例のドライブ旅行に出掛けて来ました。
  およそ半年振りです。

   これまでは私が一路、山口まで出掛けていましたが、
  そろそろ山口も飽きて来ましたので。

   今回は随分、東寄りになりました。
  従って全走行距離は、549.6km。
  前回のおよそ半分です。(前回は1,146km) 

   







   場所は、宮崎駿監督の 「崖の上のポニョ」 を彷彿させる、
  広島県福山市の鞆の浦。まるで箱庭のような美しい海です。

   埋め立て、架橋を推進する県の訴えを退けた事でも有名ですね。
  幸いお天気にも恵まれ、鏡のような青い海と空を満喫。  

   そして海も然る事ながら、一歩、路地に入れば、
  まるで昭和にタイムスリップしたような町並み。

   松本清張や寅さんの世界が、すぐそこに。
  ~明日に続きます。  

春の移ろい雑花香

2013-04-20 17:52:17 | ハーブと香り雑学











ロイド老淑女は砂丘におびただしい
さんざし を発見した。
シルヴィアがどんなに喜ぶか知れないと、
その美しさを満足そうに眺めながら、
籠を一杯に満たし、家へ帰ると・・・(略)          
                   【「アンの友達」 2.】



                                 【「花水木(ハナミズキ)」】
   今日も引き続き
  快晴の朝を迎えました。

   昨日の日中まではさほど
  感じなかった “寒の戻り”。

   しかしながら昨夜から
  今朝にかけて寒かったこと!

   久し振りにストーブの
  出番となりました。

   ただ、その良いお天気も
  午前中まで。

   天気予報通り、
  午後からは雲って来ました。   

   一時、パラッと来ましたが、
  それ以上、降り続くという事は
  なく、小康状態を保っています。

   尤も今にも降りそうな
  空ではありますが。

   ところで、こちらの写真はお向かいの花水木。 
  玄関のドアを開けると、真っ先に目に飛び込んで来ます。
  完全なる借景ですが、今丁度満開です。

   何となく今日の 「さんざし」 から連想したのですが、
  花びらの枚数が違いますね。

   『アンの世界』 ではすっかりお馴染みのさんざしは、
  それはそれは香り高い花でもあるようです。
  私にとって憧れの花でありながら、未だに未知の花でもあります。








   サシェ・・匂い袋。
  引き出しを開けた時、
  ふっと漂うハーブの香り。

   その香りは衣類の隅々に
  まで渡ります。

   匂いのきつい樟脳より
  どれだけ優しいでしょう。

   サシェはレースのモチーフを
  二枚縫い合わせただけの
  簡単なもの。

   勿論、中袋は必要ですが・・。
  上部は市販のリボンを
  通せばいいですものね。

   今日は、その詰め替えを。
  勿論、殺虫効果のある、
  ラベンダー中心です。

   後、コットン、タンジー、
  コストマリー、ルー、サザンウッドなども殺虫効果があるハーブです。
  素敵な香りと共に、ピンクッションなどもいいですね。

花びら時間の中で

2013-04-19 19:12:12 | ハーブと香り雑学







アンは真っ先にしたい事が百もあった。・・・
黄昏の庭へ出て 三色菫さんしょくすみれ を摘んだり・・・
炉辺荘の屋敷内には
至る所に 三色菫 が咲いていた。                   
                【「炉辺荘のアン」 第3章】




   こちらは今日も、すこぶる
  良い天気となりました。

   昨日の天気予報では
  今日は “寒の戻り” なんて
  言っていましたし、夜には風。

   しかしながら思ったほどの
  寒さではありません。

   確かに昨日よりは寒いですが、
  昨日はまるで初夏でしたものね。

   ところで我家の庭には今、藜(アカザ)が、 
  凄い勢いで繁殖しています。それは所構わず、植木鉢にも飛び火して。

   当然、植木鉢には他の花木が植えられているのですが、
  空いたスペースに、気持ち悪いくらいにビッシリと。

   植木鉢の方は、さすがに全部抜いてしまいましたが、
  庭の方は、テーブル周りだけ残しました。

   今は、こんなに小さな藜が、夏には
  テーブルを覆わんばかりの大きな “木” に生長してくれるのですから。

   それは格好の目隠しと、木洩れ日空間として重宝しています。
  そして秋の、【かそけき風情】 も趣きがあって見逃せません。
  もしかすると、これが一番好きかも知れません。

   それにしても・・。
  去年、ほとんど抜かなかったせいでしょうね、
  藜としては許されたと思ったのかも知れません。

   今年の繁殖振りには驚きです。
  譲歩するとみれば、ぐいぐい押し込んで来る・・。
  まるでどこかの国みたい。

   植物の世界も人間の世界と同じ・・と、つくづく思った次第です。
  それが自然の摂理というものでしょう。
  ~なんて。

   




   あら、あら・・。
  ゆったり、花びら時間の流れる中で考える事ではありませんね。

   アンの庭もそうですが、三色菫自体が今最盛期ですので、
  鉢からこぼれんばかりに咲き誇っています。

   既に再三、登場している三色菫のポプリ。
  生で咲き、終わっても今度は、こうして色鮮やかなポプリに。
  今年は空気が乾燥しているせいでしょうか。例年以上の出来。

   花の命は短いと言いますが、どうして、どうして。
  昨年の秋からですものね。長い付き合いです。

自分に寄り道 ~ 白い追憶

2013-04-18 19:22:52 | 路傍の花~道草





【カモミール】



アン は微かな溜息を噛み殺した。
ダイアナ を深く愛しており、
これまでもずっと仲良しだった。
けれども空想の世界にさまよい込む時には
自分一人で行かなくてはならない事を、
アンは大分以前に知ったのだった。
空想の世界へ行く魔法の小径こみちには、
最愛の者でさえ、
ついて来られないのだった。
                  【「アンの青春」 第2章】




   朝から快晴の天気になりました。それは一日中。
  気温もどんどん上がり、汗ばむ陽気に。

   ただ、今日はこのように初夏を思わせるような陽気ですが、
  明日は一気に気温が下がるとか。

   今日の気温からは俄かには信じられませんが、
  果たしてどうなのでしょう・・?








【綿毛の旅立ち】

 
【「烏野豌豆(カラスノエンドウ)」】



   さて、こんな空の下、
  今日も恒例の道草です。

   今日は、
  カモミールの咲く原っぱに。

   毎年、この季節になると
  無性に行ってみたくなります。

   ここでは自然にこぼれん
  ばかりに咲いていますのに、
  我家にはどうしても
  根付かない花ですから。

   しかも咲き乱れている
  ここは甘い林檎の香りで
  咽(むせ)るほど。

   ふと先日の映画、
  「アンナ・カレーニナ」 での
  終盤近くの一場面を思います。

   原っぱに咲く一面の白い花。
  あれは何の花だったのでしょう。

   映画では白い花に囲まれた広大なそこで、
  本を読んでいましたけれど。

   尤も、あれだけ広大な原っぱではありませんが、
  そこは、得意の 「想像の余地」 で補いましょう。