【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋色の宝石箱

2013-11-29 23:08:18 | 四季のスケッチ













 「人類の 幸福 はいくらその配分に変化が
 あろうと、その総計は代々あまり変わらず、
 『多くの発明』 なるものをもってしても、
 幸福は増えも減りも
 しないんじゃないかと思われますわ」
 「結局、『神の国はわが内にあり』
 ということですよ」
 メレディス氏は大昔から苦心して来た
 人間の最近の勝利を象徴する、
 消え行く点を見送っていた。
 「幸福は物質的な完成や
 勝利にはよりませんからね」                 
     【「アンの娘リラ」 第26章】
 










【空中浮遊する紅葉の葉】



   今日も何もない空で
  明けました。

   この所、起床時には
  晴れ渡っていても
  時間の経過と共に
  雲が垂れ込む・・
  という事が多々あります。

   でも今日などは一日中、
  太陽が出ずっぱり。

   おまけに空気は澄み、
  透き通るような青空になりました。
  (写真は午前11時頃の空)

   ただ、その割には空気は冷たく、
  室内の日溜りの暖かさに惑わされ、外に出ますと思わずブルル・・。
  そう言えば、すぐそこに12月が待っていますものね。










   さて、今に始まった事では
  ありませんが、日本を
  取り巻く国々の不穏な空気。

   と言っても、それは
  特亜に限っているのですが。

   尖閣で日本を挑発し続けて
  いると思ったら、今度は
  勝手に航空識別圏を設定する
  という暴挙に出た中国・・。

   これらの事をくどくどと
  書き込んでも、きりが
  ありませんし、腹が立つ
  ばかりですのでやめますが、
  困ったものです。

   そんな時、「想像の余地」
  に逃げ込める私は幸せ。
  (と思う事にしています)

   それに大きな幸せではなく
  日々の小さな幸せに喜びを
  感じるようにしていますから。
  ~なんて。

   それにしても今日の
  『アンの世界』 の言葉、
  含蓄(がんちく)が
  ありますね。

   そんなこんなで。
  再び、お部屋に秋色を
  呼び込みました。

   と言うのも、
  「ヒマラヤ雪の下」 の
  こんな葉っぱに
  遭遇しましたから。

   それにいつもの藜も
  併せて。

   パレットにない色
  ですものね。

   とは言え、全部が全部、
  こんな色になる訳では
  ありません。ごく一部。
  自然の成せる業ですね。

   真っ赤に色付いた紅葉もドラマチックで素敵だけれど、
  こんな色合いも、しみじみ心に迫るものがあります。

   勿論、紅葉狩りの話題になど決して登場しないもの。
  せめて私くらいは・・気に掛けましょう。

   それに切ないような秋の夕暮れには、
  蝋燭の灯りと共に、こんな葉っぱが一番似合うのでは・・と思います。

暮らしの中に “和み” エッセンス

2013-11-28 17:20:18 | ハーブと香り雑学



【薔薇のアロマスタンドで “癒し”】








 穏やかな、風のない、真珠のような
 灰色がかった日だった事を
 アンは覚えていた。
 周りは侘びしい茶色と紫の11月の景色で、
 雲の裂け目から太陽が射し出ている所は、
 高台や坂があちこちに
 日光の つぎ を当てていた。
    【「炉辺荘のアン」 第35章】





   昨夜は、短い時間でしたが、
  季節外れの突然の激しい雷雨に見舞われました。

   そのせいもあって、家の周りは見事な? 落葉の絨毯。
  今朝は、落葉の掃除に追われたものです。

   とは言え、雨で洗われたのか、空気は殊の外澄み、
  いつもは霞んでいる遠くの山まではっきり見えます。
  その分、昨日よりは風は冷たく感じますけれど。

   それに今日は昨日とは逆で、午前中は真珠のように
  灰色がかっていて。でも午後には、スッキリ晴れ渡りました。












   最近、出歩く事が多くて、
  なかなか家でのんびり
  出来ません。
  

   戸外も家も大好きなの
  ですから仕方ありませんが。

   相も変わらず、
  バランス良くと言うには程遠く、
  一方に大きく偏る事も多々。

   今日の目玉は、先日見つけた
  「薔薇 のアロマスタンド」。

   電気式には薔薇を見ますが、
  蝋燭仕様は初めて。
  探せばあるものですね。

   折角ですから、
  これで芳香浴を・・
  と思い立ったという訳です。

   今日もエッセンシャルオイル
  は使わず、庭から摘んで来た、
  ローズマリー等のハーブを。

   仄かな香りがたまりません。
  初めは物足りなかったものですが、
  今ではしっかり嗅ぎ取れるようになっています。
  これで十分です。

   この方法、お金もかかりませんし、お勧めです。
  それに電気式は安全でいいのですが、
  私は焔が見える蝋燭式、好きなのです。  

臘月(ろうづき)の美学

2013-11-27 16:50:16 | 四季のスケッチ











夕闇が垂れ込めていた。
夕闇はどこから垂れ込めるのかしらと
ウォルターは思った。
こうもりのような翼を持った大きな精が
紫色の壺から世界の上に
降り注ぐのだろうか?
(中略)
もしも今、煉瓦塀れんがべいの戸を開けたら、
見慣れた庭に出る代わりに、
不思議な妖精の国へ踏み入る事に
なるのではないか?
(中略)
ものを言ってはならない。
そうすると、何かが消えてしまうから。       
               【「炉辺荘のアン」 第34章】






   今日も昨日同様、何もない空で明けました。
  それでも朝は大層、冷えましたが日中は
  昨日以上の暖かさとなりました。

   今日も小春日和です。
  ただ、午後になって厚い雲に覆われて来ました。
  と言っても雨の気配はありませんが・・。

   そんな今日。
  雀(すずめ)が2羽、舞い降りて来たではありませんか。

   これまで木の上に来た事はありましたが、庭にはありません。
  尤も硝子戸を開けただけで逃げて行ってしまいましたけれど。
  そっと開けたつもりですが、音には敏感ですね。









【ブラックベリーの葉】


                             【まだ幼い藜(あかざ)】
   さて、今日のタイトルにも
  使わせて頂いた、臘月ろうづき

   あろう事か、この言葉が
  12月の異称である事を
  初めて知りました。
  それにしても美しい言葉。

   漢字こそ違いますが、
  この言葉からは自ずと
  「ろう長(た)ける」
  を連想したものです。

   (漢字は文字化け
  して記せません)

   それは、
  「経験を積み重ねる」、
  「年を取って立派になる」、
  はたまた、
  「美しく気品のある女性」
  の事を言いますね。

   それにしても、
  師(先生)も走る程の、
  慌ただしい1年の最後の月を
  こんな美しい言葉で締めくくった・・。

   何と粋なのでしょう。
  先人の精神性の高さ、豊かさを思います。
  根底には感謝の気持ちがあるのでしょうね。きっと。

   そんな 「臘月(ろうづき)」 は、
  どうしても 「侘(わ)び寂(さび)」 の光景に重なります。

   今年は殊の外、魅了された藜(あかざ)は、
  今ではほとんどの葉を茶色にしています。
  (今、紅いのは丈の低い比較的幼い木)

   紅葉(もみじ)などは、最盛期の紅い葉っぱも
  雨や風で容易に落ちますが、藜の落葉(らくよう)は、
  その葉を茶色にしてから。

   赤や黄の時は、精一杯、そこに留まっています。
  見た目は、“触れなば落ちん” ばかりの、かそけき葉っぱですのに。
  意外です。木々の個性も様々ですね。

   そんなこんなで。
  庭の様相も日々、変わって来ています。

   さすがに夜の帳(とばり)の降りるのも早くなって来ました。
  そんな中のすがれた世界は、今日の 『アンの世界』 の如く。  
  そして、「臘月(ろうづき)」 のすがれた世界も必見ですね。

クラシカルな風

2013-11-26 18:42:18 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編



【竹筒 & ステンドグラスの蝋燭立】


【大正浪漫を感じさせるカップと共に】





そのうちに 小春日和 の日光の魔術に浸った
一週間が続き、寒さが身に沁みる夕べには
母は炉格子ろごうしの焚き付けにマッチをり、
スーザンは夕食に馬鈴薯を添えた。
そのような晩には大きな暖炉が
一家の中心となり、夕食後その周りに集まる
時が一日のうちで最も楽しい時であった。                   
                  【「炉辺荘のアン」 第29章】





   昨日の雨は半日にも満たない雨。
  今日は又、雲一つない快晴の天気となりました。

   今日は、これまでよりは若干、風は冷たいのですが、
  日射しがありましたので随分、暖かく感じたものです。
  今日も小春日和と言っても良いでしょう。











【手漉き和紙の文庫本カバー】



     さて、最近、古民家を生かしながら、
    リフォームした喫茶店を訪れる機会が増えている私。

     何と言っても、その居心地の良さと
    木の持つ温かい和み空間に魅了されてもいます。 
    そして色彩的には焦げ茶色という色にも。

   年月を経た重みとでも言いましょうか・・
  その場所にいるだけで何とも言えない落ち着きを感じたものです。

   “この場所から去りたくない・・” 本気でそう思いましたもの。
  アララ・・、ちょっぴり話が逸れました。

   そんな古民家には及びもつかないけれど、
  我家で唯一、セピア色の空間と言えば・・。
  もう、ここしかありません。

   となれば・・本当に久し振りとなりました。(20日振り)
  お家(うち)カフェ、
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。

   お茶請けには好物の 「かもめの玉子」 があります。
  既にこのお菓子、開店の合言葉も同然ですね。

   そうそう、先日の 【手漉(す)き和紙セット】
  中に封筒とは別に色違いで2枚の文庫本カバーが入っていました。

   丁度今読んでいる本に掛けて。
  かろうじて読書の秋に間に合ったようです。
  「薫り高い珈琲が入りましたよ」 

謳歌する季節 ~ 里の秋

2013-11-25 15:55:15 | レトロ(素敵)な空間~散策
















森には紫色の静けさが垂れ込め、
金色の日光が洩れ射していた。
「丁度、ステンドグラス越しに、
柔らかな光のみなぎ大伽藍だいがらんの中で、
『年』 が膝まずいてお祈りをしているようね」
アンは夢見るように、
「こういう所を急いで通り過ぎるのは、
教会の中を走って行くのと同じで、
不敬に当たる気がするわ」                  
                  【「アンの青春」 第21章】





   昨日の秋晴れから一転して真珠色の空になりました。
  それは時間の経過と共に、より重い空に。

   それでも午前中は、雨はパラッと落ちる程度。
  何とか必死で? 持ち堪(こた)えていたものです。

   本格的に降り出したのは午後1時頃から。
  テレビでは竜巻情報がスポットで流れていますが、
  今は幸い風はありません。

   そう言えば昨夜は・・。
  秋の夜風に枯葉が踊り回っていましたっけ。

   今日は、太陽は姿を見せませんが、
  気温は、この時期にしては高めです。















   さて今日も昨日の続きを。
  昭和の面影を残す、どこか
  懐かしい家を中心に。

   山を背に個性的な
  野趣溢れる家々。

   その佇まいには凛とした
  気品があります。

   ここには昔ながらの、
  そんな家が数多く残って
  いて。しかも現役です。

   そして至る所に、
  浪漫溢れる曲がり角も。

   記憶にある光景と、
  ここでも重なり、
  思わずハッとする場面も。

   それにしても、ここは
  自宅に程近い場所。  

   容易にタイムスリップ
  出来る場所がある事に、
  驚くと同時に痛く感動です。
  又、訪れましょう。

秋色メルヘンひとりじめ

2013-11-24 18:41:58 | レトロ(素敵)な空間~散策
















小径は、枝差し交わす
樅の古木の下を通っているので、
仄暗く、苔ばかり、生えていた。
両側には落葉が降りしき、
ところどころ、日光が射していた。
辺りはしんと静まり返り、
浮世を遠く離れた感じだった。
「まるで魔法の森を歩いているようだわ。
又、元の世界へ戻れると思って、ダイアナ?
もうじき、魔法にかけられた
お姫様のいるお城に出ることよ」                
                 【「アンの青春」 第21章】









【刹那の空】





   穏やかな夜明けを迎えた今日。今日も小春日和となりました。
  しかしながら、こんな良いお天気も下り坂のようです。

   この所、暖かな小春日和がずっと続いていましたものね。
  お天気は嬉しいけれど、空気が乾燥していますから、
  丁度良いのかも知れません。













   さて、歩くと汗ばむような
  快晴の空の下(もと)、
  私は今日も道草です。
  それも随分、遠廻りの。

   しかもそこは、
  今日の 『アンの世界』
  さながらの場所。
  勿論、初めての場所です。

   尤も、【先日】 訪れた場所から
  少し先に進んだだけですが。

   辿り着いた先は、
  秋色に染まった別世界。

   紅葉した木々と落葉の絨毯。
  そして、その向こうには
  メルヘンの家。

   塀のない開放的な敷地。
  ベンチなども置いてあって、
  一瞬、喫茶店・・?

   ~なんて思ったのですが。
  どうやら個人のお宅のようです。

   石造りではないけれど、これこそ、
  「ミス・ラベンダーの家」? 想像は膨らみます。

   すぐ上の写真のように曲がり角に見え隠れする辺りの家は、
  古式豊かな家が多いのですが、それらとも実に上手く調和しています。
  そう、「郷愁を誘う里」 的な雰囲気。

   そうそう、ススキも趣きのある葡萄酒色に染まって。
  先日も記しましたが、霜に焼けるとこうなるのですね。納得です。










【葡萄酒色に染まった薄(すすき)】
   

街角の隠れ家カフェ

2013-11-22 23:58:01 | 散歩道の日溜りカフェ



【玄関 : 土足でOK】






【喫茶 「百花(もか)」】



   

   昨日と似たような
  空で明けました。

   紫とサーモンピンクに輝く
  空は今日の晴れの天気を
  予想させてくれるような空。

   有り難い事に今日も
  穏やかな小春日和です。









【喫茶 「ぶいえいと」】




   そんな中、【先日】
  偶然見つけた古民家を
  利用した喫茶店、
  「百花(もか)」 へ
  友人と行って来ました。
  (冒頭の写真)

   そうそう、その前に。
  昔からある、こちらのお店、
  「ぶいえいと」 で腹ごしらえ。

   ご覧のように、ここも喫茶店
  ですが、定食メニューが充実。
  ちょっぴり昭和の雰囲気も。

   今日の日替わりランチは
  海鮮丼でしたが、
  私達は、空揚げ定食を注文。

   美味しかったです。
  勿論、評判のお味噌汁も。

   訪れたのは午後1時少し前
  でしたが、店内は満員。

   随分、流行っています。
  でも一人でも気軽に入れそうです。









【再び 「百花」 店内】


【友人が注文の 「カプチーノ」(上) も一緒に】





   その後、「百花」 に行った訳ですが、
  二軒共駅近く、至近距離にあります。

   尤も 「百花」 は、路地に入りますが。
  そのせいか大層、静かな環境。ゆったりと落ち着けます。

   おまけに隠れ家的雰囲気もあって気に入りました。
  又、是非訪れたいと思います。    

加速する季節の中で

2013-11-21 18:55:18 | 路傍の花~道草













「こんな美しい、可愛い所って、
あたし、見た事も想像した事もないわ」
アンは大喜びだった。
「まるで物語の本か夢の中から
抜け出したようじゃないの」
(中略)
・・・家全体に絡んでいる蔦は のため、
青銅色や、葡萄酒のような
赤色に紅葉していた。   
                【「アンの青春」 第21章】





   こんな空で明けた今朝。
  朝の早い時間には随分、
  寒く感じたものです。

   しかしながら、
  日中は気持ちの良い
  小春日和となりました。

   「今日は暖かいですね!」
  「本当! 家の中より
  外の方が暖かいみたい・・」

   たまたま落葉の掃除をして
  いらした、ご近所の方との会話も弾みます。












   暑くもない寒くもない、
  そんな今日は、恒例の? 
  道草にピッタリです。

   少々、遠回りは
  しましたが、駅から
  家までの帰り途の道草。

   見上げたり屈んだり、
  はたまた横を向いたり。

   いつもの見慣れた景色が
  何の変哲もない道端の植物が、
  何とも言えない色に染まっています。

   秋の色は百色・・と言いますが、本当ですね。
  今日の 『アンの世界』 にもありますが、
  それらは霜に焼け、素敵なグラデーションを織り成しています。

   これからもっともっと深みを増す紅葉、そして風を鳴らす枝。
  やがて朽ちる・・それまで、まだまだ個性を増す葉の色に目が離せません。

心研ぎ澄ませて~和紙の魅力

2013-11-20 16:08:58 | 心の宝石箱














11月 は東風と霧の陰気な月であった。
時には砂州の向こうの灰色の海を
よぎったり、又は漂って来る冷たい霧の外
何もない日もあった。
身を震わせているポプラは
最後の葉を散らしてしまった。
庭は枯れ、色や個性は
一切なくなっていたが、
アスパラガスの床だけは今なお
美しい金のジャングルのようだった。                     
                【「炉辺荘のアン」 第29章】






   雲一つない空で明けた割には、午前中の空は11月らしいものに。
  11月・・すかさず私の脳裏には勿論、『アンの世界』 の11月が。

   とは言え、日本の11月は 『アンの世界』 の厳しさとは
  比べようもありません。曇天の空も、いつの間にか青空に。
  こうなりますと・・。すぐさま日溜りの暖かさの復活です。











   さて、世はメール全盛時代。
  そんな中ですが先日、
  こんな手漉(すき)和紙の
  レターセットを見つけました。

   便箋(一筆箋含む)や
  封筒には秋色の木の葉が
  模(かたど)ってあります。

   光に照らして見ると、
  無数に折り重なった繊維が
  見え隠れし、それは呼吸を
  しているかのようにのびやか。

   それでいて、これから
  綴られる言葉をそっと待って
  いるかのような奥床しさも。

   和紙って日本の文化
  そのものですものね。

   ただ、需要は随分、
  少なくなっているでしょうね。

   和紙が大好きな私だって
  こんなレターセットを
  たまに求める程度ですもの。

   そう言えば、昨年9月に訪れた 【津和野】 でも手漉き和紙店、
  閉店の貼り紙を見ましたっけ。なぜか妙に心に残っています。

   尤も、メール全盛とは言え、お店の売り場には
  沢山の便箋や封筒が並び、活況を呈しています。

   とても衰退しているようには見えません。
  新たに手紙の魅力に目覚めた人、回帰した人も多いようですね。
  手紙派の私にとっては嬉しい限りです。

   兎にも角にも心と季節を届けるには手紙が一番。
  それも日本人ならではの縦書きで、せいぜい書く事に致しましょう。

レースで気分はセレブリティ

2013-11-19 17:43:57 | 私の手作り夢時間












人生の模様 なんて
それほど数多いもんじゃありませんよ。
だから全然見覚えのない
模様などというものはありません。
いわば編物の本のようなものです。
約65種類の変わり模様が載っているだけです。
見ればどの編み模様かすぐに分かります。
あなたの編み模様は、目下の所、
きっとロマンティックな冒険ですよ」
彼女は溜息を付いた。                    
           【A・クリスティー 「フランクフルトへの乗客」】





   こちらは今日も小春日和となりました。
  尤も朝は随分、冷えましたけれど。
  どうやら、今季一番の寒さになったようですね。

   それでも日があるうちは暖かだったのですが、
  日暮れと共に寒くなって来ました。
  晩秋ですもの、当然ですね。











【画架にさらりと掛けて】





   さて、本当に久し振りとなりました。
  秋と冬の狭間(はざま)、いいえ、ひたひたと迫る冬の足音を
  間近に聞くようになった今頃になって、やっとレースのストールが完成。

   モチーフ編みですから、やめた時が完成という訳です。
  やめるタイミングとその誘惑にかられながら、
  何とか我慢して長めのストールが出来ました。

   これまで何枚か編んだものはありますが、至って短め。
  それはそれで重宝しているのですが、ある面、物足りなさも。

   そんなこんなで、仕上がりは季節外れになってしまいましたが、
  レース好きの私にとっては身に纏(まと)わないまでも、
  そこら辺にさらりと掛けて置くだけで優雅な気分に。
  それにしても安上がりですこと!

   今日のストールも白のレースを紅茶で染めました。
  写真はピンクっぽいですが実際はベージュに近い色になっています。
  (この色を出すのには苦労しました)

   そうそう、黒のレース糸を先日まとめて10個買いましたが、
  買った途端に安心して? 又々、放置状態となりつつあります。
  一時、あんなに黒に熱中していましたのに。困ったものです。