【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

暮らしの中の爽やかな風

2014-06-29 20:15:18 | ハーブと香り雑学













・・・私の後ろには闇があった ――
それは清々すがすがしいもみの香りに満ちた、
香気のある部屋 のようで、
人はそこで夢見、
幻を見る事の出来る暗闇であった。                 
            【「エミリーはのぼる」 第25章】
 










【仲良し】







   昨日同様の空で明けた今朝。庭の木々が濡れているのも一緒です。
  やはり雨が降ったようです。その後思い切り太陽も顔を出したのですが・・。

   しかしながら午後になって、またもや夕立。
  今日も雷はありません。夕立後の空気のピカピカ感も健在。

   そんな空気の中。又々、やって来た2頭の揚羽蝶。
  仲良く向かい合った写真が、やっと撮れました。










   さて、先日沢山頂いた、
  マトリカリヤ。
  (カモミールの仲間)

   ドライやリースにして
  お部屋に吊り下げています。

   そのため部屋中が
  花の香りで一杯。

   おまけに今春、
  咲き乱れた、
  ジャスミンも加わって。

   自然の香りですから、
  その心地良さと言いましたら・・。
  心も和みます。

   心和むと言えば・・。
  すぐ上の写真。
  (お母さんと女の子と犬)

   やっとこの、ほのぼの額が
  似合う季節になりました。
  【前回】 は少々、季節外れでしたから。

   こちらは、小倉遊亀(おぐらゆき)作、「径(こみち)」 でしたね。
  思わず頬が緩み・・そう、笑顔になれる絵です。

   お母さんの持っている、黒いレースの籠が
  私の持っているものと同じという事で、(骨組みは竹)
  写真をアップした訳ですが、籠は大好きな物の一つです

   竹や籐などの自然素材の籠は温か味があって、
  それこそ、いくつあっても邪魔になりません。

   カントリーの雰囲気、満載ですし、和洋に拘(こだわ)りません。
  ドライフラワーを飾るのにもピッタリですものね。 

奪われ癒され乱されて

2014-06-28 17:57:37 | 薔薇の追憶














家の後ろは鬱蒼うっそうとしたもみの森になっていた。
家の前の小さな庭は
きちんとした芝生になっていて、
花が一つもなかったが、
低い玄関の入口の上には繁茂はんもした
早咲きの薔薇の蔓が絡み、
血のように赤い花を咲かせているのが
殺風景な周囲と妙な対照を成していた。
それは陰気な古い家を体当たりで攻撃し、
異なった生活の喜びを
持って行こうとしているかのようだった。           
                【「果樹園のセレナーデ」 12.】










【明日を待つ蕾の薔薇】



   今日も真珠色の空で
  明けました。

   ただ、庭の木々は
  濡れていましたので、
  どうやら眠っている間に
  雨は降ったようです。

   今日も安定不安定な
  空に変わりありません。

   それにしても、
  ここまで雨が降りません。

   案の定と言いますか・・
  降雨量は例年の3分の1
  なのだとか。

   大雨は困りますが、
  降らなければ降らないで
  水が心配ですものね。

   でも、まだ梅雨は続きます。
  大雨にならない程度に空の神様に
  お願いするしかなさそうです。
  随分、虫が良いかもしれませんけれど。













   早いもので、6月も
  今日を含めて後、3日。

   そして 「6月の薔薇」
  と言えば、まるで
  『アンの世界』

   最盛期を過ぎても
  今年は続々と咲いてくれ、
  嬉しい限りです。

   一つには先日の
  【オッペン化粧品薔薇園】 で、
  プロのアドバイスを受けた
  事もあるかも知れません。

   これまで私は、
  花が終わっ後、思い切り
  枝を切っていましたから。

   ところがこれは全く駄目で、
  春の枝をいかに残すかが
  二番花や秋の花を上手く
  咲かせるコツなのだとか。

   切り花にする場合も、あまり葉っぱを多く付けて切り取ると、
  ひいては株を弱らせる原因になるそうです。

   とは言え、剪定はしっかりしなければなりません。
  8月の終わりから9月初めにかけて。
  この時期にしっかり剪定しないと次の花が小さくなるそうです。

   それにしても、変な所でいい加減な私。  
  こんな時代ですから、その気になって調べればすぐ分かりますのに。

   そうそう今日の薔薇は、リラ版 「公爵夫人の薔薇」。
  薔薇は古今東西、高貴な女性たちの共通語でもあり、
  同時に淑女の教養でもあったそうですね。

   兎にも角にも薔薇は、その姿に魅せられた女性たちによって、
  より輝きを増し、「花の女王」 の名を欲しいままにして行ったようです。

香る草の不思議な魅力

2014-06-27 16:42:06 | ハーブと香り雑学

【今日もやって来た揚羽蝶】














「皆から エムおばさん と呼ばれている人だ。
(中略)
おまえがこの間聞いた間道に住んでいて、
織ったりつむいだり、
敷物にするボロを染めたりしているのだ。
懐かしい昔風のやり方で、
薬草や樹皮やこけなどで染めるのだよ。
そんなふうにして出す色のことで
エムおばさんが知らないことがあるとすれば、
それは知る値打ちのないことだ。
色は決してめないしね・・・」                    
                   【「丘の家のジェーン」 24.】







   真珠色の空で明けました。
  雨は降っていませんが、いつ降り出してもおかしくない空です。

   でもその空は意外にも長持ちし、雨は見ていません。(午後4時半現在)
  ただ今日は、幾分湿気を帯びてはいますが、風があります。
  日射しがない分、昨日よりは涼しく感じます。
  






 




   さて、冒頭の写真。
  もう、すっかり
  お馴染みの揚羽蝶です。

   セージが大の
  お気に入りなのも一緒。

   ただ、背景のボ~ッと
  霞んだ白は、今が旬の
  「半夏生(ハンゲショウ)」。

   同じような写真に思えても
  その時々に存在する草花で、
  季節を知る事になりますね。

   ところで赤い実は
  ブラックベリー。
  今年は豊作です。

   今はまだ赤ですが、
  この実が黒くなって
  来ますと、食べ頃です。

   後、もう少しですね。
  ヨーグルトにでも入れて
  頂きましょう。

   そして、レモンユーカリ、ミント。(4、5枚目の写真)
  毎朝のハーブティーは勿論の事、芳香浴に大活躍です。
  虫除けにもなりますものね。

   そうそう、『アンの世界』 に住む、
  エムおばさん ではありませんが、ハーブ染めもいいですね。

   お茶に出来るハーブは重宝していますが、
  増えに増えてしまった、観賞用のハーブ。
  草木色に染まるのなら・・やってみる価値はありそうです。    

天空からの贈り物

2014-06-26 20:16:56 | 四季のスケッチ







【キラキラを纏って ~ 雨粒の宝石】








・・・巨大な涼しい影が緑の波のように
かえでの葉を呑み込み、
雲がそこまで下りて来た。
すると水しぶきを上げ、ヒューという
風の音と共に雨が降り出した。
夕立は木の葉に当たり、
煙る赤い街道を踊りまくり、
古い鍛冶場かじばの屋根を陽気な音を立てて打った。
(中略)
しかし、雨は降りやんだ。
降り出した時と同様、不意に降りやみ、
太陽が濡れた木々にきらきらと輝いた。
(中略)
急に辺りは驚くほど爽やかに美しくなった。        
                   【「アンの幸福」 第2年目.2.】







   今日も引き続き晴れでしたが、午後になって夕立。
  俄(にわ)かに辺りが暗くなったと思いましたら・・。

   バケツの底をひっくり返したような雨。幸いな事に雷は鳴りません。
  そして激しい雨も最初だけでしたから、事なきを得たという訳です。

   それでも30分も降ったでしょうか・・?
  その後は、何事もなかったかのように素知らぬ顔。
  その変わり身の早さに脱帽です。















   さて、天空からの
  シャワーの後は、
  いつもの常套(とう)句、
  「空気がピカピカ
  輝いているわ」

  ~ですね。

   しかしながら、
  このフレーズも随分、
  久し振りな気がします。
  何だか懐かしくて。

   庭の植物たちは、
  カラカラに乾いていました
  から、明らかに嬉しそう。

   尤も昨日、水やりを
  さぼった事も原因の一つに
  あるのですけれど。

   ともあれ、見慣れた花も
  一たび雨に打たれると、
  ガラッと趣きが変わります。

   「水も滴(したた)る・・」
  ~とは、まさにこの事ですね。

谷間の赤い薔薇

2014-06-25 18:17:28 | 薔薇の追憶











「・・・今の所は今日のような美しい日なら
当分飽きそうもないくらいよ。
どんなものでも 6月 を好きなのね。
デイビー坊や、この花の季節に
何て陰気な11月のような顔をしているの?」                   
                    【「アンの愛情」 第28章】












【玄関先の 「ヘブンリーブルー」】






   少々、気温は高いけれど、今日も良いお天気!
  相変わらず梅雨とは思えないほど、爽やかです。

   今年の梅雨がここまで快適なのは、
  長雨でない事は勿論、朝晩がしのぎやすい事。

   昨日なども夕立後は、
  窓を開けていられないほど、涼しくなりましたから。
  今年は一番、『アンの世界』 に近い6月のような気がします。   

   ところで玄関先の朝顔。
  毎朝、律儀に花を咲かせています。

   他にも色々な場所に植えたのですが、花はまだ。(日本朝顔)
  西洋朝顔の成長の早さに驚いています。
  











   さて、早朝のサッカー、
  日本完敗。残念でしたね。
  奇跡を願ったのですが・・。

   ワールドカップが
  始まってからというもの、
  サムライブルーにかこつけ、
  青い花に捉われっ放しの私。
  その間に・・。

   (梅雨の)谷間の、
  真っ赤な薔薇が咲いて
  いるではありませんか。

   この薔薇は・・そう、
  リラ版 「淑女の薔薇」。

   改めて他の薔薇を
  見回してみますと、
  第2弾の開花の兆しが
  あちこちに。

   同じ薔薇も、
  時と共にドラマチックに
  変化する咲き顔。

   今日の薔薇は、いつもでしたなら真っ先に見つけますのに、
  そうではありませんでしたから、少々、拗(す)ね顔?
  でも、どんな顔でも薔薇には時めきますね。

花が告げる季節の移ろい

2014-06-24 18:00:28 | 四季のスケッチ

















「今夜は何て空気が輝いているんだろう」
ウォルターは夢見るように言った。
(中略)
「今日は花の天使が花に呼びかけながら
世界中飛び歩いていたんだよ。
僕にはあの森の側の丘を飛んでいる
青いつばさが見えるんだ」
「あら、あたしが今まで見た天使の翼は
どれも白くってよ」 とナンが言った。
「花の天使のはそうじゃないんだ。
薄い、ぼうとした青い色をしていて、
丁度、谷のかすみのようなんだよ。
ああ、僕飛んでみたいな。
きっと素晴らしいに違いない」                
                  【「虹の谷のアン」 第2章】







   今日も快晴となりました。相変わらず湿度はありません。
  ただ、昨日より気温が高くなっています。
  尤も出歩かない限り、我慢出来ない暑さではありませんが・・。

   そして今日は、常連の蝶に混じって蜻蛉が来訪。
  姿を見たのは、今年初めてです。

   ところで午後4時頃より、雷を伴った突然の夕立。
  それまで降る気配さえありませんでしたのに。

   そう言えば、天気予報で言っていましたっけ。
  既にその雨は上がっていますが、1時間も降ってはいません。
  雨のお陰で少々、ヒンヤリして来ました。









【セージ】




【白い蝶が舞っているかのような 「半夏生(ハンゲショウ)」】



   さて、性懲りもなく
  今日も紫陽花の写真を。

   写真は夕立前の
  ものですが、今見て来た
  紫陽花は、俄かに
  輝いています。

   先程まで、カラカラに
  乾いていましたものね。

   さぞかし潤いが
  欲しかったのでしょう。
  嬉しそうです。

   それは勿論、白い蝶こと、
  「半夏生」 もしかり。

   そうそう、もう一つの 「半夏生」。(気象用語)
  夏至から11日目に当たる日から5日間を
  (7月2日~6日)そのように言いますね。

   時を同じくして植物の半夏生も今が盛りです。
  いつの間にか緑の葉っぱより白が増えて来ています。
  こうして、様々な植物が季節の移ろいを教えてくれるのです。

糸と布と針の魔術

2014-06-23 18:11:08 | 私の手作り夢時間



【ベツレヘムの星】









マリラ は炉辺に座っていた ――
少なくとも体は座っていた。
心は若返った足で、
踏み慣れた道を彷徨さまよっていた。
最近マリラは、
双子の編物をしなければならないと
思いながらもこうして何時間も
過ごす事が多くなった。             
               【「アンの愛情」 第22章】







   週明けの今日、こちらは快晴となりました。
  今年の梅雨は雨が2日と続きません。

   今日も湿度がなく、カラッとしています。
  従って昨日とは逆で気温の割には爽やかです。












   
   さて、私は Box の薔薇描きを中途半端で休み、
  リンド夫人 のキルト? をせっせと作る事に。

   ただ、リンド夫人のように5千枚の布は愚か、
  僅かの布と、たった1パターンで終了です。

   最近、根気がありません。と言いますか・・。
  気持ちがあれこれ移ってしまって。

   そう言えば、この前はレースのベストを編んだのでしたっけ。
  この傾向は、今日の マリラ さながらですね。

   勿論、「想像の余地」 を彷徨ってもいますから、
  余計な時間を浪費しています。

   そうそう、今日のタペストリーの色柄は、私の色ではありません。
  今の段階で、既にクリスマスを意識しましたから。
  ~なんて。(本当は “怪我の功名” です)

   今からクリスマス・・? でも、アッという間でしょう。
  今年も、もう半分過ぎてしまったのですものね。

   しかしながら、昨日の瑠璃とは一転して暑苦しい色ですね。
  でも、良くしたもので元気は出ます。

   ともあれ、ひとまず布は終わり。描きかけの薔薇を仕上げます。
  こちらは良く言えば、アンティーク。暗~い色です。 

瑠璃の安らぎと時めき

2014-06-22 19:47:17 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編



【瑠璃と薔薇】


【「コロンビア」 を頂き!!】









暖かな 6月 の日光が、
清らかな白い花を一杯に付けた、
林檎の木々の間を縫い、
光り輝く窓ガラス越しに射し込んで、
エバン・アンドリュウス夫人のしみ一つない
台所の床に、ちらちらと揺れる
モザイク模様を織り成している。
開いたままの戸口から、
果樹園やクローバーの牧場を
長い間吹き巡って
かぐわしい匂いを付けた風がそよそよと訪れ、
窓際に座っていたエバン夫人とその客には、
霧の立ち込めた細長い谷の水が流れ流れて、
きらめく海へと落ちて行くのが見晴らせた。                 
                    【「アンをめぐる人々」 9.】
 









【雨に濡れた紫陽花】







   昨夜から降り出した雨は予報通り、お昼前には上がりました。
  ただ雨は上がりましたが、気温の割には湿度が高くなっています。

   とは言え、これまでの低い湿度は珍しい事。
  それに高いとは言え、まだまだ扇風機だけで十分ですので、
  良しとしましょう。

   ところで写真は、雨上がりの紫陽花。
  今年は雨が少ないので雨に濡れた紫陽花の写真は、初めて。
  やはり紫陽花は雨が似合いますね。より色、鮮やかに感じます。

















     さて、昨日街へ出たついでに、
    「コロンビア」 の豆を買って来ました。
    勿論、サッカーのコロンビア戦を意識して。

     こうなりましたら、ゲンかつぎでも何でもやります。
    試合の日まで毎日、“コロンビア” を頂き! と。
    試合も頂き! となれば良いのですけれど。

   


   そうそう、最初の漢字変換で
   「買って来ました」 が、
  「勝って来ました」 と変換
  されたのも縁起がいい!?
  ~なんて。     

   そんなこんなで。
  およそ2週間振りですね。
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)』
  開店です。

   瑠璃色は、すなわち
  日本代表の色。

   依(よ)って、その
  ブルー尽くしという訳です。

   ところで 「コロンビア」
   は、そんなに好き・・
  という銘柄ではありません。

   でも、そんな事は、
  言っておられませんものね。
  (勝手に熱くなっています)

   結局、【夜明けのティー】・・
  ブルーに染まったマロウティーは、勝つまでお預けと致します。   

自然からのおすそ分け

2014-06-20 19:28:18 | ハーブと香り雑学





【琉球焼(末吉窯)の花瓶に 「どくだみの花」】










「何もかもやり切れないほど高くなるのね」
ステラは溜息を付いた。
「気にする事はないさね。
有り難い事に空気と神様のおすくいは
未だにただだもの」
と、ジェムシーナ伯母さんが言った。
「それから笑いもよ」
と、アンが付け加えた。    
                【「アンの愛情」 第17章】






   引き続き今日も快晴の空となりました。
  昨日以上の気温となりましたが、相変わらず湿度がありません。

   湿度さえなければ少々の気温も、いかに我慢出来るか・・。
  今年は、これまでの所、それを実感しています。

   湿度と言えば、サッカーブラジル大会。
  相当、高いようですね。

   今日の試合も前回よりはましだったとは言え、
  かなりのものだったようです。

   そんな中での試合。結果は 0-0 の引き分け。
  絶対に勝ちたかったのに残念です。

   でも、まだ決勝トーナメント出場まで、
  首の皮1枚、繋がっているのですね。こうなれば・・
  次のコロンビア戦、全力で応援する事に致しましょう。










   さて、庭のどくだみ。
  お天気のお陰で、洗って
  干して置いたものが、
  カラカラに乾いています。

   このお茶は、今では
  どこでだって売っていますが、
  さすがに売っている物とは
  色が違います。

   葉っぱの濃い緑が鮮やか!
  新鮮さが違いますものね。
  風味も抜群です。

   このようにどくだみ茶は頂くのに全然抵抗のない私ですが、
  藜(あかざ)茶だけは(1度、試した事があります)不味くて駄目でした。

   でも他のハーブと混ぜれば、違和感ありませんでしたし、
  それどころか美味しく頂けました。

   今では貴重な植物となりつつある藜(あかざ)が、
  折角わが家の庭に存在してくれたのですから、
  利用しない手はありませんね。
  それに、栄養価もほうれん草より断然、高いそうですから。

   「笑いもただ」 と、付け加えた アン ですが、
  私は・・「お茶もただ」 と、付け加えましょう。
  但し、期間限定ではありますが。でも、有り難い事ですね。

ごちそうは緑の木洩れ日

2014-06-19 18:45:18 | 四季のスケッチ














その朝は霧と光明に溢れた
さかずきのようであった。
アンの立っている片隅には
水晶のような露を湛えた薔薇が
豊かに咲きめていた。
頭上の大木でさえずり交わす小鳥の歌は
今のアンの気分と全く一つに調和した。                  
                【「アンの愛情」 第40章】






   何度目かの梅雨の晴れ間は、快晴となりました。
  尤もその雨は、ほんの僅か降っただけですけれど。

   今の所、こちらは空梅雨の様相です。
  例年のような梅雨独特のジメジメ感もありません。

   今日も気温はかなり上がりましたが、湿度がありません。
  従って木陰や室内にいる限り、暑さはほとんど感じずにいます。

   










【七変化の紫陽花】






   いつものように庭で寛いでいましたら・・。
  すっかりお馴染みの、いつもの揚羽蝶がセージの葉っぱに。
  やはり一番のお気に入りは、青いセージのようです。

   2頭の蝶が向かい合ってそこにいましたから、
  2ショットの写真・・と行きたいところでしたが、
  ままなりません。

   ほどなく蝶の写真は諦めましたが、
  その視線の先には妖精の織ったハンモックが・・?

   緑を透かしていますから、まるで森の中にいるようです。
  ~なんて。

   生憎、今回は虹色の糸ではありませんでしたけれど。
  でも、たまにはこんな事もありますね。
  そうそう、何気ない庭の片隅の小さな変化。

   雨の中の風情はありませんが、
  今日も紫陽花の七変化を楽しんでいます。
  明日は、どんな発見があるでしょう・・?