【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

アンの中のハーブの話

2006-08-31 17:57:47 | ハーブと香り雑学
   今日は、昨日より更に涼しい朝を迎えました。
  暑い、暑い・・と言っていましたが、
  気が付けば8月も今日で終わりなのですね。

   今年のカレンダーも残り4枚・・。
  ここでも、アン の言葉を借りてみましょう。






   「1年は本のようなものね。
  春のページは、さんざしとすみれに書かれているし、
  夏は薔薇に、秋は楓の紅葉もみじに、冬はひいらぎと常緑樹にね。」


 



   となれば・・・残すは、秋と冬。
  いいえ、まだまだ夏は、終わっていません。

   そう考えれば、暑い夏も、
  このまま去って欲しくない気がするから、不思議です。








蓋(ふた)もドレスアップ


 
 




   先程、少し雨が、パラッと来ましたが、
  今日は朝からいいお天気でした。
  こんな日は花びらが乾きますので、ワクワク気分。

   しっかり花びらを溜めて、サシェス作りです。
  友達からのリクエストに、嬉しい悲鳴です。








    
 




   ところで、「さんざし」 の花のこと。
  どうやらこの花は、アン にとって特別な存在のようです。
  前述以外にも、 

 
   「さんざしなんてない国に住んでいる人が可哀想だわ。」 

 ~と言っていますし、更に・・・

 



   「そういう人達は、他に何かいい物を持っているかも
  知れないって、ダイアナは、言うんだけれど、
  さんざしよりいい物なんてある筈がないわ。」
 

 


   ~とまで、言い切っています。
  「そんなに素晴らしいさんざしって!?」 
  益々、興味は募(つの)ります。

  



   「それが、どんな物か知らないのなら、
  別にその人達は、つまらないって思わないでしょうって、
  ダイアナは言うのよ。
  でもそれは、何より悲しいことだと思うわ。」
  

   とも・・。

   色々な意味で、含蓄(がんちく)のある言葉ですね。
  でも正直言って私は、この花を知りません。
  これって、悲しいですね。

   「さんざし」 は、別名 「メイ・フラワー」、
  漢字では、「山査子」、
  れっきとした漢方薬なのだそうです。
  立派なハーブですね。

   果実は姫林檎に似ていて、血液サラサラ、コレステロール、
  高脂血症、動脈硬化、糖尿病予防などに、効果があるそうです。

   これだけ効能のあるさんざしが、
  アン をあんなにも感動させる綺麗な花を
  咲かせるのですね。一度、見てみたいです。

   そうそう、このさんざしのドリンクを
  近くのお店で売っていることを知りました。

   1000ml入りで、2.500円位だそうです。
  そのうちに、買い求めましたら、 しますね。

終わらない夏

2006-08-30 14:31:25 | 香る庭の花綴り
   今日は、いつもより涼しい朝を迎えました。
  それでも日中は、嘘のように気温が上がりますから、
  愚痴の一つも出てしまうのですが、
  今日はそれほどでもありません。

   確実に、秋の足音は近付いているようです。
  そうなればなったで、人間とは勝手なもので、
  行く夏に郷愁を覚えてしまうのですから 
  “何をか言わん” と言った所ですね。

   ところで先日、蕾を付けた、
  赤いハイビスカスが、やっと花開きました。

   ただ光線の具合からか、先日のオレンジのものと、
  ほとんど同じように写っているので残念です。









 




   まだまだ今年の夏は、終わりそうにもありません。
  又、植えた記憶のない日々草や
  嬉しいことに薔薇二輪も・・・。
  早速、花瓶に挿したのは、言うまでもありません。








 




   「薔薇は、例えどんな名前で呼ばれても、
  甘く香るって、本で読んだけれど、
  絶対にそんなことはないわ。
  薔薇があざみとかスカンク・キャベツとか言う名前だったら、
  あんないい香りはしない筈よ。」
 

 



   勿論、これも アン の言葉。
  思わず笑みが、こぼれます。でも一方で、 

 




   「美しい生き方が、
  その人の名前を美しいものに変えるのね。
  最初は綺麗に思えなくても、やがて周りの人達は、
  その名前を聞くだけで、優しくて、心地良い気分になるって、
  名前が元々素敵じゃなかったことなんて、
  考えもしなくなるんだわ。」

   
 



   ~とも 言っています。
  さすが、アン。蘊蓄(がんちく)のある言葉です。 

レースの百花香

2006-08-29 15:40:06 | 私の手作り夢時間
 残暑、厳しい毎日が続いています。
それでも一時の暑さでは、ありませんし、最近になって、
あちらこちらから聞こえて来る虫の声に、そこはかとなく、秋の気配を感じます。

   上の写真は、百花香袋(サシェス)
  です。ゆうに、10個以上は作ったと
  思うのですが、手元に残っているのは、
  これだけです。

   友達に、「いい香りね!」  
  「綺麗ね!」と、言われますと、つい
  嬉しくなって持って行って貰います。

   そう言えば・・・。
  マシュウ が アン のためにと、
  買って来てくれた好物の
  チョコレート・キャラメル を・・。

 「半分、ダイアナにあげてもいいでしょう? 
そうしたら後の半分は、倍も美味しくなるわ。
ダイアナにあげる物が出来たと思うと嬉しいわ。」


 ~と、言ったアンの言葉を、思い出します。
そんなアンに対して マリラ も・・。  

 「嬉しいですね。何が嫌だと言っても、
けちんぼうの子供くらい、嫌なものはないですからね。」
  

 ~と、言っていましたっけ。
このアンに、このマリラ・・・。何とも、素晴らしいコンビです。
でも、何はともあれ、プレゼントするって、本当に楽しいです。

 そうそう、ちょっと見えにくいですが、テーブルの薔薇の絵は、私の作品です。
随分前に描いた物ですが、涼しくなりましたら、トールペイントも、
そろそろ始めようかな!? と、思っています。

踊るハーブ~香り飲みませんか・・

2006-08-28 15:37:45 | ハーブと香り雑学
   今日は、時折、太陽が顔を覗かせるものの、
  いつものギラギラした太陽ではありません。

   そして何より朝起きた時の東の空は、
  久し振りに曇り空でした。

   連日、朝からカ~ッと太陽が照りつけ、
  さすがの私も アン のように、



   「どんな朝でもワクワクするわ。
  今日の一日、これから何が起こるか、
  想像の余地があるでしょう。」
   

   

   ~・・・なんて言う寛大な気持ちには、なれないでいます。
  午前中から30℃を越えていた気温も、これでやっとストップ。
  ひとまず、一息つきました。

   そう言えば・・・最近、ハーブティーを
  飲み忘れていることに気付きました。

   早速、庭に出てみたものの、(ローズマリーを除いて)
  小さな庭は、すっかり夏枯れの状態。








 




   それでも、そのローズマリーを初め、
  ラベンダーセージ、ミント、レモングラスが一握り採れました。
  頂くのは、勿論生ハーブティー。

   熱くして頂き物のクッキーを添えます。
  そうそう、今朝、鉢に植えたローズマリーに
  白い小さな花を見つけました。







   


   「今日は、どなたもいらっしゃいませんの。
  ただお客様が、見えるつもりになっているんです。」
 




   ~とは、ここでも、あの ミス・ラベンダー の言葉。
  お客様がいらっしゃる時のみならず、
  自分一人だけでも、そのつもりになって服を着替え、
  大切にしている食器を並べて使うという彼女の姿勢。

   確かに大切な物だからといって、
  しまっておいたのでは、どう仕様もありませんものね。

   それに、そのつもりになって、
  普段からお部屋を綺麗に片付けていれば、
  不意のお客様に対しても、慌てることはなさそうです。

   と言う訳で、大好きな薔薇の絵柄の硝子ポットに、
  (レモン色のハーブティーがとても綺麗)、
  同じく薔薇柄のティーカップを用意し、
  テーブルクロスも白いレースに変え、
  すっかりお客様ごっこ? となりました。いえ、なる筈でした。

   でも結局・・。自分一人では何だか勿体なくて、
  近所の友達を呼んでしまいました。
  なかなか ミス・ラベンダー には、なれそうもありません。

遅れて来た夏の花

2006-08-27 12:42:18 | 香る庭の花綴り
   




   朝起きて一番に私がすることと言いましたら・・・。 
  アン風 に言えば、朝顔に 「お早う!」
  と、(心の中で)声を掛けることかも知れません。

   と言っても、そこに丁度、新聞受けがあるからなのですが。
  それから一段ずつ、一鉢、一鉢、花殻を取ったり、
  花びらを摘んだりして、階段を上って行きます。

   一つにはポプリにすることもあるし、その僅かな時間は、
  私にとって思いの外、心楽しいひと時になっています。(^^♪   

   だからでしょうか・・思わぬ時間をとって
  慌ててしまうことも、しばしばですけれど。

   今日も前置きが長くなりました。
  オレンジのハイビスカスが、今年2度目の
  大輪の花を咲かせてくれました。

   赤、黄、オレンジの3種類があるのですが、
  朝顔同様、今年はなぜか不作です。

   ところで、ミス・ラベンダー のこと。
  私は、アンも大好きですが、このミス・ラベンダーにも惹かれます。
  なぜか、気になる存在です。

   


   “ミス・ラベンダーは、大好きなフリルと
  レースの服を着て、ほがらかに笑っていた。”
  

 

   ~なんて アン が言う、件(くだり)があるのですが、
  彼女は庭仕事をするのにもこんな格好をしていたとか。

   せめて私も・・と言う訳で、(庭仕事は勿体なくて無理ですが) 
  朝のひと時位は、お気に入りの服を着て花びらを摘んでいます。

   ほがらかで、綺麗かどうかは・・疑問符ですが、
  せいぜい頑張って? みます。

昼下がりの静寂

2006-08-26 14:26:05 | 旅気分・夢気分
   




   朝晩は、幾分しのぎやすくなりましたが、
  日中は、厳しい暑さが続いています。

   今頃が一番そのギャップが激しいようで、
  気持ち良い秋の季節に入るための、
  ほんの序章と言えなくもありません。

   “黄色い8月の午後” のことは、先日も触れましたが、
  冷房の効いた室内から見る、しかも土曜日の外の景色は、
  ギラギラした夏の太陽の輝きだけで、
  通りには、人っ子一人見当たりません。

   さすがの アン も・・。  

 


   「8月の昼下がりというものは、今では滅多に使わない、
  ラテン語の難しい詩を読むより、
  うっとりと夢想に耽る方がふさわしい。」
  

 


   ~なんて、言っています。
  でもおよそ空想力の乏しい凡人の私などは、
  ただぼんやりと、無為に時を過ごしているだけです。

   写真は、ちょっぴり “冬ソナ気分” にも浸れる、
  私のお気に入りの場所です。自転車だと7、8分で行けるでしょうか。

   きっと アン なら、
  気の効いた素敵な名前を考え付いたでしょうに、
  生憎、私には何も思い浮かびません。

   こうなればここでも、やはり拝借して、
  “恋人の小径” とでもしておきましょうか・・。

   某大学の農場で、今時珍しいアンティークな建物です。
  いつもは、結構車の通り抜けも頻繁なのですが、
  一瞬の静寂の時間帯でした。

   昼下がりどころか、もう夕方に近い時間だったのですが、
  勿論、今の季節ですから、まだまだ日は高いです。
  この先を少し入って行くと・・・。




   
  “収穫を終えた丘の斜面には、
  青々とした霞がたなびいている。
  そよ風は、妖精の囁きのように、
  ポプラの梢を鳴らして吹き過ぎ、
  真っ赤に咲くひなげしをゆらゆら踊らせる。

   ケシの赤い花は、さくらんぼうの果樹園の隅に
  植えられた若い樅の深緑の茂みに美しく映えている・・。”


   


   『アンの世界』 のこうした描写に、
  この辺りでは一番近い所かな!? ~なんて思っています。

   尤も、ひなげしもケシの花もなく、さくらんぼうや樅の代わりに
  ピンクと白の夾竹桃が咲いているだけなのですが・・。

スーパーマン・リターンズ~史上最強のヒーロー

2006-08-25 22:51:22 | 映画の香り
 

 



   前回観た <ポセイドン> 以来の映画ですので、
  私にとっては、およそ2ヶ月振りの映画となりました。

   一時は、年間50本以上も観ていたことがありましたが、
  最近ではままならず、この調子ですと、
  今年は10本位で終わるかも知れません。

   それにしても、昨日の 『スーパーマン・リターンズ』 は
  痛快無垢であり、久し振りに胸がスカッとする映画でした。

   お馴染みの音楽、自由自在に空を駆け巡る姿・・。
  「スーパーマンだ!!」

   そう言って、人々が空を見上げる時の安堵と、
  喜びの表情が忘れられません。

   ふと現実に目をやれば・・・。
  世界各地で相変わらずの戦争やテロ。

   叶わぬことと知りながら、 
  “スーパーマンがこの世にいたら・・” 
  と願わずにはいられません。
  いつの時代も、人間はヒーローを求めているのですから。

もてなしの心

2006-08-25 16:35:46 | ハーブと香り雑学
   昨日、街に出たついでに、
  やっとアロマランプを購入して来ました。

   と言っても前回のように、拘りの一品ではなく、
  およそシンプルで実用的な物です。

   やはり寝室でキャンドルを使うのは危険ですし、
  安心して眠ることが出来ません。

   昨夜は久し振りにラベンダーの香りに包まれて、
  ぐっすり眠ることが出来ました。

   ところで “ラベンダー” と言えば、私にとっては、
  やはり ミス・ラベンダー という
  女性に触れざるを得ません。彼女は・・。

   “小柄な姿に雪のように白く、
  美しい髪を持った少女のように清純な女性”


   ~とあります。
  きっと輝くようなプラチナ・ブロンドの髪と湖の底のように、
  深く澄んだ青い瞳を持った女性なのでしょうね。

   ・・の筈が・・・。
  その45歳の ミス・ラベンダーのことを アン は、

   


   「髪は、雪のように白いけれど、
  顔は若々しくて、ほとんど娘のようですわ。
  目と言ったら、見たこともないほど
  美しい褐色だし、・・。
  声を聞けば、白サテンと、水のせせらぎと、
  妖精の鈴を一緒にしたような気がするわ。」
 

   と 言っています。

   ・・となれば、髪は、プラチナブロンドではなく白髪。
  ラベンダーの名前から連想していた瞳は、
  ブルーではなく、褐色と言うことです。

   改めて今こうして読み直してみると結構、都合のいい、
  自分勝手な思い込みをしていたことに気付きます。

 



   アン が訪れる時には、いつも美しい衣装に着替え、
  薄青い上等な陶器に美味しいご馳走を並べて、
  アンを待っていてくれた
 



   と言う ミス・ラベンダー
  この姿勢は、見習いたいものです。

   私も(お茶は出しませんが)、
  子供達が我家にピアノのレッスンに来る頃には、
  せめて夢のある小ざっぱりした洋服に着替えるようにしています。

   そして時々は、その日の気分に合わせてオイルやお香を
  焚くようにしています。「いい匂いね!」 と結構、好評です。 

秋の匂い

2006-08-24 22:30:29 | 四季のスケッチ
   暑い、暑いと言っていましたが、
  いつの間にか秋の気配。

   昨夜から今朝にかけて、
  この夏初めて秋を感じました。

   日中は、まだまだ厳しい暑さなのですが、
  光と影はくっきりと境目をつけ、
  日没は、確実に早くなりました。
  空も高くなり・・季節の移ろいを感じます。

   今日、映画を観てからの帰り道(スーパーマン リターンズ)、
  夕暮れの空がやけに綺麗で、思わず見とれていました。
  そう言えば アン も 夏の黄昏を次のように描いていました。




    「美しい夏の夕暮れに見とれている時だけは・・・中略・・・
  庭からは花の息遣いが甘く香って漂い、
  ポプラのさわさわと葉ずれの音がした。
  樅の木の上の東の空は、西の夕焼けの照り返しで、
  ほんのりピンク色に染まっていた・・」


 


   夕方は、どうしても西の空に目を奪われがちですが、
  東の空も美しいのですよね。
  今度は振り返って東の空もしっかり眺めてみます。

ロマンティックレースの夢

2006-08-23 13:23:19 | 私の手作り夢時間
   


   赤毛のアン もそうだと思うのですが、
  私もレースが大好きです。

   尤もレースだけでなく、フリルやビーズ等など・・・。
  可愛い物には、目がありません。

   何の変哲もない1枚の布も、
  それらを縫い付けることによって、
  見違える程、夢のある物になりますものね。

   写真(後方)は元々、サシェのつもりで作ったのですが、
  ちょっぴり大きくなってしまいました。

   月桂樹や、セージなどの葉っぱ類を入れるために・・
  と思ったのですが、近所のちょっとした外出にも使えそうです。

   これでしたなら アン も喜んで 
  ダイアナ とのお散歩に、持って行ってくれるでしょうか・・。
  何だか、考えるだけでワクワクして来ます。

   そして今の季節でしたら、日傘にも拘りたいですね。
  勿論、レースやフリルのたっぷり付いた傘です。
  アン のように 袖の膨らんだワンピース を着て・・。

   そうそう日傘と言えば・・。
  先日、黒い傘に苺の絵を描いた傘をさした人に会いました。
  パッと目に鮮やかで、思わず振り向いてしまった程です。

   赤と黒の対比がとても素敵で、私も描こう!! 
  と思ったものですが、ついついそのままになっています。
  このままだと夏は終わってしまいますね。

   手前のレース糸で編んだ方は、
  たっぷり花のモチーフを付けました。

   これは、このままサシェでもいいですし、
  ちょっとしたアクセサリー入れにしたり、
  キャンディー入れにしてもいいかな!? 
  ~なんて思っています。

   このまま純白のまま使って、
  どうしても汚れが取れなくなりましたら、
  その時は、紅茶か玉葱で染めます。