【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

カフェで暑気払い

2019-08-10 17:26:30 | 散歩道の日溜りカフェ














 「ちょっと、やかんをかけるわね。
 あなた、お茶を飲んで行くくらいの
 時間はあるでしょう」
 ホプキンズ看護婦は嬉しそうに応じた。
 「ええ、お茶ならどんなに忙しくったって。
 いつも言うんだけれど、美味しい濃いお茶ほど
 いいものはないわよ、ね」
    
【アガサ・クリスティー作 「杉の柩」 より】








こちらは強い陽射しが、じりじりと照り付ける炎天の空となりました。
もうすっかり慣れっこになってしまった殺人的な暑さ。今日も37度越えです。

それでも7月は意外にも過ごし易くて今年は冷夏・・? 
~なんて思ったものですが・・。

冷房の効いた室内から見る空は、吸い込まれそうな澄み切った青空。
白い雲もその輪郭をくっきりと見せています。

立秋を迎え(昨日)、お盆も近くなると、そろそろ秋の気配も感じて。
尤も、冷えた室内にいるからこその感覚ですが。

とは言え、一時に比べ僅かですが、日も短くなりつつあります。
季節は確実に移ろっているのですね。

さて先日、友人のお見舞いからの帰り道、
ちょっぴり遅いランチを頂きました。
美味しい珈琲のお店、「葉山珈琲」 で。(冒頭の写真)

店内は、お昼のピークを過ぎていたので混雑もなく、
程良く冷房も効いて静かで心地良い空間。
珈琲は大好きなマンデリンを注文。所謂(いわゆる)、一人カフェです。

殺人的な暑さ・・からの連想とは、ちょっと物騒ですが、
サンドイッチ)もある事ですし、ここはミステリー、アガサ・クリスティーを。

エルキュール・ポワロが活躍する 「杉の柩」 などいかがでしょう。
背筋がゾクッ・・暑い夏、特にお勧めかも知れませんね。
(注:サンドイッチに毒が・・)

小春日和の向こう側

2018-12-21 17:47:06 | 散歩道の日溜りカフェ












今年も押し詰まって来ました。
とは言え、感覚的には、12月上旬頃・・と言った所でしょうか・・。

もう明日は、冬至だと言いますのに。
最近、とみに時間の早さに身体が追い付いていない気がしてなりません。

今日の天気は晴れ。おまけに気温も12月とは思えない暖かさです。
さすがにピークは越えましたが、まだまだはらはらと散る紅葉の落葉も見られます。
そんなこんなで。年末を迎え、右往左往している状態の私です。












【お店を変えて ~ 「葉山珈琲」】








さて、又々、随分前の記事となります。
(従って季節外れのタイトルとなりました)

遡って11月の最終週。穏やかな小春日和の1日、友人とお茶して来ました。
確か昨年の12月にオープンしたお店とか。【珈琲屋「ほっぺ」】

茶色のビルの2階。ただ見当を付けていたビルと違い、
少々、迷った事を付け加えて置きます。

尤も完全なる私の早とちり。
通りからちょっと外れた、こじんまりとしたビルでした。

手作り風のカントリー風の店内には、珈琲の雑誌も。
勿論、珈琲もパンも美味でした。

そうそう、すぐ近くには美味しいラーメン屋さんもありますので、
そのうち再訪するかも知れません。

ここで反省。相変わらず写真が少ないですね。
友人とお喋りに夢中でついついこの有様。いつもの事ですが。

心地良い日常空間

2018-05-22 19:21:46 | 散歩道の日溜りカフェ
















こちらは今日も五月晴れとなりました。
空気は乾燥して、爽やかな風がレースのカーテンを揺らしています。
こんな日は、洗濯物が本当に良く乾きますね。

ただ、この天候もどうやら今日までとか。明日になると又々、気温が低くなるそうです。
尤も、最近はこんな事ばかり。もうすっかり慣れっこになってしまいましたけれど。

ところで、先日の 「羽生結弦展」 観覧の後は、デパート内で食事をし、
ちょっとした買物をしただけで、そそくさと帰路に着きました。

これまででしたなら、折角出て来たのだからと・・ゆっくりしたものです。
しかしながら、あちこち繰り出している、大勢の外国人観光客に気疲れ。
因みに京都市に生まれ育った友人でさえ、落ち着かないとの事。

そんなこんなで。地元に帰ってからの珈琲となりました。
ここは以前にも来たお店。

昭和の趣きたっぷりですが、前回とは座る席が違ったため、店内は新しい発見も。
今回も懐かしいお味のホットケーキと、
『本日のサービス珈琲、「コロンビア」』 を頂きました。















プレイバック昭和

2017-09-28 22:47:58 | 散歩道の日溜りカフェ

【外観】


【入り口を入った所】






【店内】










昨日の夜から降り出した雨は朝には上がっていました。
とは言え、その後も雨こそ降らないものの、
1日中スッキリしないお天気。天候の回復が待たれるところです。

さて、昨日は友人とランチに出掛けて来ました。
今年、オープンしたばかりの 「ベンチ」 という名前のお店。

古民家の店先には、昭和の香り満載の懐かしいグッズが並んでいます。
「そう言えば、こんな紅茶の缶、あったわよね」

見覚えのある黄土色のトワイニング紅茶の缶があれば、
藤製の色鮮やかな裁縫箱も・・。

そんなワクワク感と共に、
これも懐かしい木製の引き戸をガラガラと開けて店内に。

やはりと言いますか、そこには想像通りの昭和の世界が広がっていました。
どうやら雑貨屋さんも兼ねたお店のようです。




























感じの良いにこやかな店員さんが、「お好きな席に・・」 との事。
ここにも昭和時代の(30、40年代?)応接セットがあれば、
学校の机等々・・。私達は、対面型(2人)の応接セットを選びました。

3種類のランチメニュー(ライス)と後は、パン。
その中の1つを選び、食後の珈琲を注文。珈琲は信楽焼のカップに。

そうそう、肝心のお味の方。素朴な昭和の味・・とでも言っておきましょう。
珈琲は薄く、ミルクを入れると真っ白に。でも、これもお愛敬ですね。











【「ノリタケ」 のカップ ~ リザルブ珈琲店】







お口直しには、すぐ近くに 【リザルブ珈琲店】 がありましたので、久し振りに行って来ました。
「グァテマラ・ラス ロマス」 を注文。「あ~、美味しい!」
同じ豆を求めて帰って来ました。

春風が誘う味覚と憩い

2017-04-19 18:02:58 | 散歩道の日溜りカフェ












昨日までと比べれば、今日は少々、ヒンヤリ感のある気候になっています。
晴れたり曇ったり。とは言え、本当に過ごし易い季節になりました。

わが家の小さな庭も一足先に咲いたローズマリーなどの青い花に加え、
2、3日前からは、色とりどりのフリージアの花が。

おまけにジャスミンや木香薔薇が、たわわに花芽を付け、
今丁度、開花を待っているところです。
それでも木香薔薇は、1輪、2輪・・と開花し始めたところでしょうか。

そうそう、今年は嬉しい事がありました。
何とリラの木に花芽が・・。

毎年のように希望と失望を繰り返し、いつしかそれは諦めの境地に。
買い求めた時に咲いていた以来ですから何年振りの事でしょう。

そんなこんなで、ブログを遡ってみました。9年振り。
随分と長い年月が経ったものです。こんな事もあるのですね。

























さて話は変わりますが、先週末(15日)の事、
お喋りと親睦を兼ねて、友人とランチに行って来ました。

ランチの後、ちょっとした買い物をして、
その後、喫茶店・・が、私達のいつものコースです。

どちらも初めてのお店でしたが、ランチは満足。
珈琲の方は、カップは小さいし、ちょっと薄かったかな!?

ただ、店内は茶色で統一されていて落ち着いた雰囲気。
常連さんが多いようです。

心がホッと深呼吸

2016-10-31 23:13:05 | 散歩道の日溜りカフェ












「わしは下に行って
船を引き上げなけりゃなりません。
風が出て来たでな。
今夜の空に気が付きなすったかな?
いわし雲空マツカレルスカイ馬の尾雲メーアステイルは高い船にも
をかけさせるですわい」                         
                【「アンの夢の家」 第24章】







   10月も最後の今日は、昨日の爽やかな秋晴れは終わり、
  時折、日射しが出るものの少々、遠慮がち。

   そう言えば、起床時には鱗雲(うろこぐも)でしたっけ。
  鱗雲は、雨の兆しと言いますものね。

   やはりと言いますか・・夜になって雨になりました。
  因みにその確率は73%とか。結構、高いものですね。











【珈琲 & ホットケーキ】












   

   さて、先週の火曜日(25日)ですから随分、日が経ってしまいました。
  明日で1週間になるではありませんか。
  友人と地元をブラリ。ちょっとした買い物とランチを。

   そうそう、私の大好きな昭和の名残りを残す、
  ちょっとレトロな喫茶店にも立ち寄る事も忘れません。
  いいえ、私にとってはこちらの方がメーンかも。

   そんなこんなで。
  写真の順番は逆になってしまいましたが、
  先ずは、最近、オープンしたばかりの
  【ダイニングバー「URGE(アージ)」】 というレストランに。

   1人では何となく入りにくくて、友人を誘ったという訳です。
  ここでも日替わりランチがお勧めのようですが、
  友人が苦手の食材でしたので、ステーキランチに。

   「ランチもカフェもディナーも」 と銘打ったお店でしたが、
  こちらでは珈琲は注文せず、場所を変えました。
  向かったのは、いかにも昭和の喫茶店という感じのお店。

   珈琲とホットケーキを注文したのですが、
  瞬時に昔の喫茶店の珈琲の味・・と思いましたもの。
  昭和の純喫茶の味。そう言えば、UCC の珈琲を頂くのも久し振りです。

   ホットケーキも、今風なマイルドな味ではなく、
  子供の頃、母が作ってくれたような素朴で郷愁を誘う味。

   ただ、煙草の煙が立ち昇るのも昭和なんですよね。
  残念ながら、分煙されていません。
  これさえなければ何度もお邪魔したいのですが・・。
  
  











【ステーキランチ】


【広々とした店内】

摩天楼から舌鼓

2016-08-10 18:55:08 | 散歩道の日溜りカフェ

【32F からの眺望 ~ 黄昏】


【店内】








   連日、猛暑が続いています。それも全国的に。
  昨日などは山梨など39度越えの所もあったようですね。
  体温どころか、高熱の気温ですから驚きます。

   その暑さに加え、(色々問題のある今回のオリンピックですが)
  日本のメダルラッシュも熱いですね。
  毎日のように素晴らしい感動を貰っています。

   わけても体操団体の金、水泳自由形800mの銅メダルなど、
  団体競技に発揮される “和” の結束力にも目を見張るものがあります。

   そうそう、柔道金メダルの大野将平選手にも。
  強さも然る事ながら、発する言葉の数々にも心を打たれたものです。

   「柔道という競技の素晴らしさ、強さ、美しさを
  見ている皆様に伝えられたんじゃないかと思います」

   「当たり前の事を当たり前にやる難しさを感じました」
  「金メダルに似合うような人間になれるよう、
  しっかり精進して行きたいと思います」 ~ 等など。

   体操もそうですが、礼に始まり礼に終わる柔道も、
  強さの中に美がある事を教えてくれました。
  同時に日本人の素晴らしさも。























   さて、前置きが長くなりました。
  ちょっと前になりますが、8月6日(土)、出掛けて来ました。

   実は、ハワイから叔母が来たので食事会を。
  およそ1年振りです。(前回は、【こちら】

   場所は大阪駅前第3ビルの 「中納言」。
  今では大した高層ではなくなりましたが、
  ビルの32Fから、夜景を眺めながらの食事です。

   この日は淀川で花火大会もあり、
  遠くにですが、花火も見る事が出来ました。

   ところで、今回もカメラを持参しましたが、
  案の定、お喋りや食事を頂くのに夢中で写真を撮り忘れる始末。
  尤も、いつもの事ですが。

   そうそう叔母からのお土産は、今回もハワイの珈琲。
  ただ、フレーバー珈琲(チョコレート マカデミア)は苦手です。

   この珈琲、どうやら好みが分かれるようですね。
  これは、好きだという友人に。

   ただ、「クラシック」 の方はレギュラーですが、
  封を開けようか開けまいか迷っています。
  (今回、初めての珈琲)

   粉の袋詰めですから、
  今飲んでいる自家焙煎の豆には劣ると思うのですが・・。
  









  

昭和を誘う風

2016-05-24 18:20:58 | 散歩道の日溜りカフェ


 














古風な部屋だった。
天井には太い黒っぽいはりが渡され、
部屋相応にどっしりした古めかしい
家具が置かれている。                     
           【アガサ・クリスティー作 「火曜クラブ」】










   雨が降りません。カラッ、カラッ。
  この所、暑い日が続いていますが、まだまだ我慢出来る暑さです。
  何せ、湿度はゆうに50%を切っていますから。

   ただ、今週末には暑さに湿度が加わるそうですけれど。
  そうなると、いよいよムシムシ・・の夏、到来ですね。

   さて、買い物帰りに、いかにも昭和の雰囲気を
  醸(かも)し出している、喫茶店へ行って来ました。

   商店街の中にありますが、いつも通る道とは1ブロック
  外れた場所にあるため、これまで気付かなかったお店です。

   小さな喫茶店。
  「純喫茶」 の看板も、いかにも昭和らしいですね。近所の友人と。

   お店の中も思った通り、レトロ感満載。
  ただ、メニューは少ないです。

   珈琲と紅茶、後、サンドイッチでしたっけ。
  カップは、ナルミですね。友人のは、ノリタケの苺柄。

   そうそう、珈琲のお味は・・。これぞ、昭和の味?
  聞く所によれば、こちらのお店、50年近くやっておられるそうです。

見せる緑の館

2016-05-01 20:50:18 | 散歩道の日溜りカフェ
















「この道には
きっと家があるという気がするの・・・・・
ある種類の家が・・・・・
写真にお誂え向きなのがね」
(中略)
まもなく1軒の家に出た ――
おまけにごく写真向きの家だった。   
                  【「アンの幸福」 第2年目】







   今日から5月ですね。その第一日目は快晴となりました。
  立春から数えて八十八日目の今日は、八十八夜。

   この季節は、草も木も盛んな生命力に満ち満ちています。
  それに八十八夜という言葉も響きも素敵ですね。

   何と言っても日本の自然をすっぽり
  包み込んでいるという優しさがありますから。

   とは言え、その自然、最近は牙を剥(む)く事も多いですけれど。
  出来るだけ穏やかな自然であって欲しいのですけれど。

   ところで、冒頭の写真。
  急な坂を下り切った所にある、大好きな館が、
  すっかり緑の蔦(つた)で覆われていました。

   真っ赤に色付く秋の蔦も趣きがあっていいけれど、
  緑もいいですね。目に眩しくて。

   こちらは、お店のようですが、いつの間にか私の中では・・。
  物語の中の・・そう、令夫人が住む 「蔦屋敷」 になっています。
  兎にも角にも 「想像の余地」 がたっぷりなのです。

   





















   こちらは前述の建物とは関係ありませんが、
  一人で行って来ました。帰り道、少々、小腹が空きましたので。
  ついこの間と思っていましたが、何と3年振り。

   【前回】 は食事だけで珈琲は別のお店に行きましたが、
  珈琲も美味。随分、流行っているお店です。

   何より従業員の教育が行き届いています。
  カウンター席もあって一人で気軽に入れるのもいいですね。
  もう一度、来たいと思わせるお店です。

一期一会の喫茶店

2015-10-25 16:37:17 | 散歩道の日溜りカフェ



















   ここ何日かは日中は、汗ばむほどの陽気。
  今日もこれまで同様、雲一つない日本晴れですが、
  いかんせん頬に当たる風が少々、冷たく感じられます。

   ところで一昨日は秋晴れの下、
  友人と予(かね)てから行きたいと思っていた、
  【百合珈琲】 に行って来ました。

   この10月にリニューアルオープンされたばかりです。
  “行こう” となってから工事中という事を知り、
  結局、今頃になってしまったという訳です。

   尤も、以前を全く知らないのですが。
  (阪急小林)駅から徒歩10分位の住宅地の一角にあります。



















   






   ドアを開けると、とびきり笑顔の素敵な
  オーナーに案内されてお店の一番奥、
  ライティングビューロのある一角に落ち着きました。

   こげ茶を基調とした、クラシックな店内。
  隠れ家的な雰囲気もあって、落ち着けます。

   そして何より珈琲の美味しかったこと!
  (メニューの 「今日の珈琲」 は、「モカ」)

   雑味のないスッキリした味わい。
  おまけにポット付きで、1人2杯分あります。

   飲みやすくて私達は、もう1杯頼んでしまいました。
  その場合は、100円プラス。

   ランチは、デザートのケーキも付いていて、1200円。
  お得感たっぷりで、すっかり堪能してしまいました。

   ただ、惜しむらくは少々、遠いこと。
  「もう少し近ければね・・」 と、
  友人とも嘆くことしきり。こればかりは仕方ありませんね。

   帰りには勿論、珈琲豆を求めました。
  「マンデリン」 と 「グァテマラ」 を。

   そうそう、こちらのお店のコンセプトは 「一期一会」 とか。
  道理で、同じ名の付いた珈琲豆があるのですね。