11月のことだった・・・・・ 1週間 小春日和 の日が続いた。 (中略) 穏やかな、風のない、真珠のような 灰色がかった日だった事をアンは覚えていた。 周りは侘しい茶色と紫の11月の景色で、 雲の裂目から太陽が射し出ている所は、 高台や坂がそちこちに 日光のつぎを当てていた。 【「炉辺荘のアン」 第35章】 |
早朝こそ少々、冷えましたが、穏やかな小春日和は、
ひとまず終了。今日は頬に当たる風も冷たく感じられます。
それもその筈、11月も後僅か。
季節を思えば、当然な気もしますが、
同時に師走を間近に控えている事すら、
実感出来ない私が、ここにいます。
あまりにも月日の過ぎ去るスピードが速く、
しかも、それは年々、速度を増しているかのよう。
ゆっくり歩きたいのですが・・。
【その向こうには創作料理のお店も・・】
さて、最近は外出しても目的地と自宅を一目散に往復するだけ、
ほとんど道草をしなった事に気付きます。今日は久し振りの道草。
尤も、こちらの路地には、これまでも何度か来た事が・・。
趣きのある一角で、つい入り込んでしまう場所なのです。
とてもすぐそこに、繁華な商店街と駅があるなんて思えません。
だからこその不思議な異空間。
蔦の紅葉と、まだまだ咲き誇る花々、
クリスマスの飾り付けで華やいでいます。
そうそう、以前にはなかった創作料理のお店も開店していました。
“あら、こんな所に・・?” 感、たっぷり。
それがいいのですよね。今度、友人と来てみましょう。
こんな発見、心躍りますね。