【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ピンクの粧い

2017-05-31 18:01:28 | 香る庭の花綴り


















 アンが子供心に描いていた
 ピンク の薔薇の付いたビロードの絨毯じゅうたんや、
 ピンク の絹のカーテンは
 実現しなかったには違いないが、
 アンの夢も彼女と共に成長して行ったので、
 それを残念に思うことなどなかった。                
   【「赤毛のアン」 第33章】







こちらは今日も快晴となりました。5月も今日で終わり。
とは言え、昨日、今日と真夏並みの暑さとなっています。

“まだ5月なのに・・”
ともあれ、今年の5月は、すこぶるお天気に恵まれました。

さて、先日もお伝えしましたが、今、ピンクの花、
ローズゼラニウムが我家の庭を席巻しています。
何しろ家中の軒下にぐるり・・ですから圧倒されています。

今年は、花の当たり年なのでしょうか、
こんな風に花に圧倒されるのは、既に3回目。
花の量は勿論、香り、色等々・・クラッ状態。

そう、木香薔薇、ジャスミンに続いて、リラの花も9年振りに咲きましたものね。
毎年、葉っぱばかりで諦め状態だった紫陽花にも、珍しく沢山の花芽を付けています。

ただ、このローズゼラニウム、先の二つと違って、積極的に植えたわけではありません。
たった一枝の挿し木が年月を経て、ここまでになったという訳です。

青や紫が好きな私ですから、このピンクという色、
アン ほど好きとまでは行きませんが、
人の心を穏やかに温かくしてくれる色ですね。
期せずして薔薇、ハイビスカスもピンク! 確かにこれらの色に和んでいます。








【一枝にピンクの濃淡の薔薇】








色が好き手触りが好き形が好き! ~ その2

2017-05-24 17:58:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編















 雑草でも若葉の季節の緑は瑞々しい。
 露草つゆくさが紫の可憐な花を咲かせている。                
     【夏木静子作 「記憶」】








長いこと五月晴れが続いていましたが、今日は珍しく曇り空。
つい先ほどパラッと来ましたが、今は降っていません。

天気予報によれば今晩辺りから明日にかけて降るようですが・・。
いずれにしても空気が乾燥していましたので、
丁度良いお湿りになったようです。













【満開の 「ローズゼラニウム」】




    さて、珈琲は毎日、何回か頂いていますが、
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』開店は、
    本当に久しぶりですね。

    そして今、庭で満開なのが 「ローズゼラニウム」。
    花には香りがありませんが、葉っぱが薔薇の香りです。
    軒下に増えに増えて嬉しい悲鳴。

窓越しにそれを眺めながら・・朱鷺(とき)色の薔薇も採って来て、
これも久し振りのミステリーと共に、お茶タイムと致しましょう。

カップは、大好きな土物。吉向焼、松月窯です。
まさに今日のタイトル通りの器。

コーヒーは、「やなか珈琲」 で求めた、マンデリン、アチェ ベラート。
紅茶に似た深みのある香り。ダークチョコのようなほろ苦い、
すっきりとした後味です。薫り高い珈琲が入りましたよ ~

朱鷺色という名の魔法

2017-05-20 00:08:18 | 薔薇の追憶
















 美しいこと。
 あの花は自分が薔薇な事を
 喜んでいるに違いありませんわね?
 薔薇が話せたら素敵じゃないかしら。
 きっと素晴らしく美しい話を
 聞かせてくれると思うわ。
 それにピンクは
 世界中で一番魅力のある色じゃないかしら。                   
  【「赤毛のアン」 第5章】









カラッとした気持ちの良い快晴となりました。
今日のようなこんな天気こそ、まさに五月晴れという言葉がぴったりですね。

青空に映える庭の木々や花々。
とりわけ 「野村紅葉(ノムラモミジ)」 の紅い葉や、
その背の高い紅葉に負けまい? と精一杯、背丈を伸ばした薔薇たちは。

「リラ」 の花が終わると、お次は 「木香薔薇(モッコウバラ)」。
花びらを散らすものあれば、ドライフラワー状態で、くっついているものも。
ジャスミンも盛りを過ぎつつありますが、芳醇な香りはまだまだ健在です。























さて、「朱鷺色(ときいろ)」 という、
いかにも日本らしい美しい名前の色を持つ、薔薇が開花しました。
珊瑚色(さんごいろ)でもいいけれど、やはり私は、朱鷺色が好き。

ピンクとか桃色とか、一言で表せない微妙で独特な色が、
この朱鷺色という素敵な言葉で、全て解決してくれますものね。
それに、ピンクと呼ばれる薄い紅色には、かなりの幅がありますから。

そうそう、庭の片隅には名前の知らない白い小さな花もお目見え。
薔薇とは対極にある花ですが、お仲間入りさせて下さいね。

香料の生える庭 ~ 薔薇 & 白い花編

2017-05-16 18:04:28 | 薔薇の追憶


  



【採った薔薇を花瓶に】









 玄関のポーチには
アメリカつた鬱蒼うっそうとはびこっていた。
 節くれだったリンゴの木は、
 昔懐かしい野の花々--
 香りの良い可憐なシロツメクサの茂み、
 ミントとキダチヨモギ、三色すみれ、スイカズラ、
 淡い紅色の薔薇ーーが咲き集う場所に
 かがみこむようにして立ち、
 その枝に羽を休める小鳥たちのか細い
 微かなさえずりが降るように聞こえた。
  【「アンの想い出の日々(上)」】










昨日に比べ、今日は少々、ヒンヤリしています。
いつの間にか5月も半ば。
それにしては今年は、なかなか気候が安定しません。

当然、汗ばむほど暑い日がありますし、そうなると
もう、このまま暑くなるのかと思えば、そうではなく・・。
日単位でもそうですが、1日の寒暖の差もかなりあります。

ただ、花にとってそれは、そんなに影響はないようですね。
先日のブログでもお伝えしましたが、9年振りにリラの花が咲けば、
咲いたり咲かなかったりの紫陽花も例年になく蕾を付けてくれています。

ところで、特に香りの芳醇な白薔薇が満開に。
おまけに玄関先では咲き乱れる 「ジャスミン」 の花。

その香りは強烈で、家の中にまで入り込んで来ます。
まさに、香りにクラクラ・・。  











【咲き乱れる 「ジャスミン」 の花】

香料の生える庭 ~ 薔薇編 2

2017-05-13 20:33:45 | 薔薇の追憶









【今日の雨も宝石に変える薔薇】











朝方は、かなり降った雨ですが、お昼前には止みました。
ただその後も雨こそ降りませんが、重い空は1日中続いたものです。

雨と共に風も吹いたようで、先日来からの木香薔薇(モッコウバラ)は、
花びらを落としています。小さな1輪の花ごと、これも小さな々花びら等、色々・・。
さしずめ一帯は、淡黄色の絨毯(じゅうたん)といったところでしょうか。

それでも、今年は長く楽しんだ木香薔薇。既に盛りを過ぎています。
気になるのは、開花したばかりのジャスミン。

居ながらにしての天然の芳香は、何物にも代えがたいものですし、
となれば、1日でも長く咲いていて欲しいと願いますものね。
こちらも雪のように白い小さな花びらを散らしていました。

さて、「香りの王様」 ジャスミンに対し、「香りの女王」 薔薇の第2弾。
ピンクの薔薇に続き今度は、アンティークピンクとバニラ色の薔薇の登場!

特にリラ版 「白い貴婦人」 と呼んでいるバニラ色の薔薇は、
ここでは、すっかりお馴染みですね。性懲りもなく写真をアップしています。
四季折々に咲く薔薇ですが、同じように見えても全く違う筈ですから。

そうそう、アンティークピンクの薔薇は、光線や時間帯によっても
ピンクに見えたり、時には薄紫色に見えたり変幻自在。

姿、形も然(さ)る事ながら、気品と優雅さにかけてもダントツですね。
アン の言うところの 「想像の余地」 が、たっぷりという訳です。










香料の生える庭 ~ 薔薇編

2017-05-09 15:47:27 | 薔薇の追憶





【ハイブリットティーローズ】










 庭に真紅の 薔薇咲き集い
 君が喜ぶ おだまきを植え
 仄暗い木蔭に ミントの香り
 優しく澄んだ風 そよぐ夜                   
  【「アンの想い出の日々(上)」】









今日は、生憎の曇り空となりました。
尤も一昨日、昨日と晴れているのに、黄砂の影響で白い空。青空が見えません。

それにしても今時の気候と言いましたら・・。
昨日は余りの暑さに服を着替え、今日は今日で昨日の服装では
少々、寒く感じられ、又々、着替える羽目に。これでは体調管理も大変です。

   
  













【ジャスミンも開花!】


【遅ればせながら、こちらは満開の 「リラ」】




  さて、ご覧の通り、
  待望の薔薇が開花しました。
  意外にも大輪です。

  そう言えば以前、
  「ピンクの小公女」 と
  題して楽しんでいた
  ミニ薔薇が、これと同じ
  色をしていましたっけ。

  残念ながら、いつの間にか
  姿を見せなくなりましたけれど。

  そうそう、香りの王様、
  ジャスミンも開花し始めました。

  そろそろ花びらが
  落ち始めましたが、一見すれば
  まだまだ満開に見える
  木香薔薇との共演。
  間に合って良かったです。

木香薔薇の閑雅な空間

2017-05-05 15:41:38 | 香る庭の花綴り





【花水木(ハナミズキ)との共演】












アンは窓を開け放って
春へと身を乗り出した。
 子供達の庭には既にレタスの新芽が
 曲がった小さな列を作っていた。
 夕日は楓林の後ろに柔らかく
 淡紅色に沈もうとしており、
 窪地から微かに子供達の
 美しい笑い声が響いて来た。
 「春があまり美しいので、
 眠って、少しでも逃がすのがいやだわ」
 と、アンは言った。                
    【「炉辺荘のアン」 第23章】









晴天が続きます。五月晴れ。気温も、ぐんぐん上がり、夏日に。
ただ、戸外の陽気とは裏腹に、意外にも室内は、ひんやり。
この季節、独特のものですね。

有り難いことに、晴天のお陰もあってか、
今年は例年になく、木香薔薇の開花期が長い気がします。
満開になって、かれこれ1週間は経っているでしょうか・・。

折しも時は5月。この木香薔薇を皮切りとして、
いよいよ待ちに待った薔薇の季節の到来です。
もう既に沢山の蕾を付けています。今から楽しみです。





















ところで、この木香薔薇の下での友人とのティーパーティー。
丁度、連休と重なってお互いの都合があって、延び延びとなっています。
お気に入りの珈琲も届いて準備は万端なのですが・・。

後、何日、花が持ってくれるか・・。
いずれにしても、明日の傘マークが気になります。