【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

すぐそこにある魅惑の扉

2014-07-30 19:01:26 | 四季のスケッチ





【「紫苑(シオン)」 と 「シジミ」】









「道を曲がった所に何があるか、
全然、見当がつかないわ ――
知りたいとは思わないの。
分からない方が素敵ですもの」                
                【「アンの愛情」 第2章】






                                     【今日の朝顔】
   今日は再び暑さが
  戻って来ました。

   尤も今が一番暑い時
  ですから仕方ありません。

   それよりもこの盛夏に
  3日間だけとは言え、
  快適な日を過ごせた
  事を感謝しなければ
  なりませんね。

   それでも日陰に
  入りますと・・。

   そよそよと風が吹き、
  涼しく感じます。
  ちょっと意外。

   先日の暑さでは
  ありません。

   ところで、7月も
  今日を含め後2日。

   いつまでも若い月では
  ありませんね。

   ここまで通り過ぎた季節は、冬と春。
  この調子でしたら、夏もアッという間に終わるのでしょう。

   「寒い!」、「暖かくなったら・・」、「暑い!」
  「涼しくなったら・・」 を繰り返しながら、
  ふと気が付けば秋も終わっていた・・では哀し過ぎますね。

   それにしても季節だけでなく、
  人生の道も見通しのきかない曲り角ではなく、
  平坦な道になってしまったような気がしてなりません。
  

   

   
  











   さて、ひょんな事から
  庭の片隅に見つけた、
  薄紫色の花。

   昨日までは
  なかったものです。

   しかもたった一輪だけ。
  ひょっとして紫苑?

   紫苑と確信するまでに
  大した時間はかかりません。
  もう嬉しくて。

   実は、ほんの数日前・・。
  丈ばかり高くなった草を
  雑草と思い、抜いたばかり。

   これでも随分、
  我慢したつもりでしたのに、
  まさか紫苑だったなんて。

   憧れの紫苑を友人から
  切り花として頂いたのは、
  昨秋の事。

   早速、挿木したものです。
  (以前の記事は 【こちら】

   勿論、その場所は記憶していましたから、
  これまでも気を付けて観察していました。

   でも、ナシのつぶて。気配もありません。それが・・。
  あんなにも離れた場所に種が飛んだのですね。

   その一番花に早速、「シジミ」 がやって来ました。
  この蝶は、これまでもやって来てはいましたが、
  全くと言っていい程、羽根を休める事はありませんでしたのに。

   紫苑が余程、好きなのでしょう。
  揚羽蝶はセージが殊の外(ことのほか)、
  好きなようですし、それぞれ好みがありますね。

   そうそう、恒例の 「藜(アカザ)」。
  元々、かそけき葉っぱだからでしょうか、
  虫に食われたその姿でさえ、まるで芸術。
  このまま、スプレー糊で固めてしまいたいくらい・・?

   ただ、今年に限って生長が遅い気も。
  単なる杞憂(きゆう)に終わればいいのですが・・。

翠緑積もる!

2014-07-29 20:31:51 | レトロ(素敵)な空間~散策














「一人でいる時さえ、
いいお相手がありますもの ――
夢や、空想や、
何かになった振りをする事などですわ。
偶には一人になるのが好きですのよ。
色々な事を考えたり、
味わったりするのにね。
でも、親しい交際は大好きなのよ ――
人と楽しく愉快に過ごす事がね ――     
               【「アンの夢の家」 第10章】







   昨日とほぼ同じ空になりました。
  日中は、それこそ30度を越す暑さですが、
  一たび日陰に入ると、そよそよと風が渡り、爽やかです。

   せめてこんな夏でしたら、どんなにいいでしょう。
  つい3日前のような猛暑日は、やはりたまりません。

   尤も、あの暑さに比べましたら・・。
  少々の暑さには耐えられるというものですね。







   さて、野暮用で出掛けた
  帰り道、今日も道草です。

   前述の通り、
  太陽ぎらぎらとは言え、
  風の吹き抜ける今日は、
  道草もそんなに苦には
  なりません。

   丁度、喉を潤したくて
  以前、見つけて置いた、
  私だけの場所に寄り道。

   案の定、そこには
  人っ子一人いません。
  蝉の鳴き声だけ。

   2本の木が両側から
  支え合っていて、
  まるで緑のトンネルです。

   前回訪れたのは、確か
  菜の花が咲き始めた頃。   

   そして盛夏の今日。
  辺りを取り巻く景色は、見事に変わっていました。

   以前は浅葱色(あさぎいろ)の若葉でしたが、
  今回は、濃緑が目に眩しくて。

   アン のように、想像の翼さえ広げれば、
  森にだって湖にだって一っ飛び。

   お誂(あつら)え向きに、石のベンチだってあるのです。
  涼しくなりましたら、お弁当でも持って来ましょう。
  人里離れた山の上とは違って、物騒でないのもいいですね。

癒しの処方箋

2014-07-28 18:17:18 | 香る庭の花綴り







【ブルーサルビア】









濃い紫 の咲き乱れる夜だった。
花の香が立ち込め ――
重苦しいほどだった。
堪能たんのうし過ぎた感覚は縁まで溢れた杯を
付きつけられた時のように、
それから反撥はんぱつを感じた。                 
                【「アンの愛情」 第38章】







   快晴で暑くなりましたが、今日は爽やかです。
  湿度がありませんから、カラッとしています。

   どちらかと言えば、夏休みが終わる頃の気候でしょうか・・。   
  まだ始まったばかりですのに。

   でもその日は、すぐに来てしまうのでしょうね。
  ここまでアッという間でしたし、心してかかりませんと。


















   さて、夏の癒しは、何と言っても瑠璃色でしょう。
  申すまでもなく瑠璃色とは、“濃い紫味の青”。
  勿論、大好きな色です。

   そして、こんな風に文字に記しても、
  「る・り・い・ろ」 と言葉に出してみても、
  品格のある素敵な言葉。言霊を感じる瞬間です。

   庭に咲く花を全て瑠璃色にしましたら・・。
  想像するだけで、わくわくしますね。

   そう言えば、今日の 『アンの世界』
  今頃の季節で、瑠璃色をした、しかも香りのある花・・?
  ラベンダーくらいしか思い当たりません。

   今、庭ではセージの仲間であるブルーサルビアが盛りですが、
  生憎、花には香りがありません。葉にはありますけれど。
  当然の事ながら、朝顔にもありませんものね。

   もし、朝顔に薔薇のような香りがありましたら・・。
  ちょっと合わないような気がしないでもありませんが、
  つい考えてしまいます。世界は変わったでしょうか・・?

移ろう紫陽花 ~ 秋色紫陽花

2014-07-27 20:54:08 | 四季のスケッチ











水しぶきを上げ、ヒューという
風の音と共に雨が降り出した。
夕立は木の葉に当たり、
煙る赤い街道を踊りまくり、
古い鍛冶場かじばの屋根を
陽気な音を立てて打った。
(中略)
しかし雨は降り止んだ。
降り出した時と同様、不意に降り止み、
太陽が濡れた木々にきらきらと輝いた。  
                【「アンの幸福」 第2年目】








   今日は天候がかなり不安定になりました。
  朝早くから既に気温が30度に達していましたから、
  暑さは覚悟していたものです。

   しかしながら、その後もほとんど変わりません。
  それどころか30度も切る始末。   

   午前中は雨が降ったりやんだりしていましたから、
  少々、蒸し暑かったものの、それでも昨日までの暑さを
  思いますと雲泥(うんでい)の差です。一息、付きました。

   一旦、晴れ間も見えていたのですが、
  午後になって激しい夕立。今回も雷はありません。

   夕立後は、今日の 『アンの世界』 の描写そのもの。
  そしてこれも定番、空気がピカピカ光っています。
  













                              【同じく移ろう「半夏生(ハンゲショウ)」】
   さて、相も変わらず、
  今日も 「移ろう紫陽花」
  の話題です。

   もう何度も申して
  いますが、今年は
  最盛期を過ぎた、
  紫陽花に夢中。

   それも時を経る毎に
  微妙に変化する、
  その色に。

   こちらの紫陽花、
  本来の色は青。

   淡い水色から梅雨の
  雨に洗われる度に、
  その色を一層、青くして
  行ったものです。

   注目すべきはその後。
  徐々に色が抜け・・。

   そのくすみ方、
  くぐもったその色は、
  まるでパレットの中の
  絵の具を塗り重ねたかのよう。

   濃い青色は、いつの間にか灰色がかった水色になり・・
  そうそう、その色は、アンティークブルーでしたね。

   (真ん中の 「普通花」 は水色、周囲の 「飾り花」 は白。
  およそ二週間前の紫陽花は、【こちら】

   そして今度は、くすんだ黄緑に。
  芥子色も混ざっているでしょうか・・?
  (「飾り花」 も淡い黄緑色)

   「半夏生」 は、一足早く秋色に進行中ですが、  
  紫陽花も着々と、「秋色紫陽花」 に変化しつつあります。
  こうなれば梅雨の紫陽花ではなく、四季の紫陽花ですね。    

消暑花ポプリの香る夏の午後

2014-07-26 18:50:18 | ハーブと香り雑学





【薔薇 & グラジオラスのポプリ】









暖かい煙るような夏の午後だった。
世界は咲き競う花で輝いていた。
長閑のどかな谷間にはもやが一面に立ち込めていた。
森の小径は影が射し、
野は夏菊の花の紫で飾られていた。                   
                   【「アンの愛情」 第14章】






                                【大きくなった胡瓜(きゅうり)】
   猛暑日2日目。
  今日も風はあります。

   ブルーサルビアの
  青い花が右に左に
  大きく揺れています。

   それは熱い風。
  その風を受けて・・。

   家の中の風鈴が、
  「カラン、コロン」 と
  心地良い音を響かせて
  くれているにも関わらず、
  今日ばかりは “涼” を
  感じる余裕などありません。

   それでも午前中は
  何とか凌ぎましたが、
  午後からはクーラーの
  お世話になる事に。

   ところで今年は、
  ゴーヤを植えず、
  胡瓜だけ植えたものです。
  (後で茄子も)

   ここに来て葉を広げ、遅ればせながらと・・
  今、グリーンカーテンとなりつつあります。

   真似ごとのような野菜栽培ですが、
  それはそれで堪能しています。














   さて、こちらは前述のように猛暑日。
  一歩部屋を出ると、外は燃えています。

   それに比べ、『アンの世界』 の夏の午後は、
  何と穏やかなのでしょう。

   灼熱の太陽が、「これでもか」 と容赦(ようしゃ)なく
  降り注ぐこちらの世界から見ますと、爽やかさしか感じません。
  それに暑いではなく、暖かい・・という表現ですものね。

   そんな今日。
  先日頂いたグラジオラスが終わりましたので、ポプリに。
  赤い花ですが、せめて名前だけでも 「消暑花ポプリ」 という事に。

   グラジオラスは、花自体に香りがありませんので、
  香りの強い、レモンユーカリの葉っぱを加えるつもりです。

   芳香ハーブは、こんな時、打ってつけの材料ですね。
  生きた花として楽しんだ後で、再び蘇るポリの世界。

   庭で咲く花が咲き終わってなお、
  こんな風に楽しめるのですから、やめられません。

   そう言えば、ジャスミンやマトリカリヤの香りも、未だに健在。
  部屋のあちこちに置いて、その香りを楽しんでいます。

   そうそう、窓辺には青い硝子の花瓶をまとめて置きましょう。
  見た目だけでも爽やかですものね。

路地裏の誘惑 ~ その2

2014-07-25 18:08:28 | レトロ(素敵)な空間~散策













楽しい親しみ深い家々が花に囲まれており、
花は側を通ると、
「ごきげんいかが?」 と声をかける。
木々は手を振り、
黄昏時たそがれどきには窓が目配めくばせをする。                  
                  【「丘の家のジェーン」 1.】








   昨日もかなり暑いと思いましたが、
  今日は、それ以上の暑さとなりました。
  37度にも到達しようかという猛暑日。

   ただ、意外にも湿度は低く、
  60パーセントをゆうに切っています。

   朝顔が一日の始まりの 「おはよう!」 なら、
  「ごきげんいかが?」 は、赤いハイビスカスでしょうか・・。

   大きくなり過ぎて春先に思い切り枝を切った事もあって、
  今年は例年に比べて花が咲くのが遅くなりました。
  でも、間に合って良かったです。










   さて、今日の写真も
  一昨日のものです。

   駅近の路地裏に
  もう一度、入り込んで。
  (前回は 【こちら】 )

   人が二人すれ違うのが
  やっと・・という、
  狭い路地。

   駅近ですから飲食店
  などが立ち並んでいても
  不思議ではないのですが、
  野趣に富んだ花で一杯の
  しもた屋が並んでいます。

   前回は淡いピンクの
  紫陽花が印象的でしたが、
  さすがに終わっていました。
  (冒頭の写真)

   私などは立ち枯れたまま
  にして楽しんでいるのですが、
  見える所ですので、そんな訳にも行かないのでしょう。
  季節が進んで、秋の庭も楽しみです。

夏色の散策小径

2014-07-24 16:50:08 | 路傍の花~道草



【「藪萱草(ヤブカンゾウ)」】


【「姫女苑(ヒメジョオン)」】








リラには寂しいという事がなかった。
(中略)
目に入る全てについて、
空想を描いていたであろう・・・
楽しい小さな蝶々のように見える庭の隅・・・
庭に咲いている芥子けしの花・・・
空にたった一つの大きなふわふわ雲・・・
金蓮花の上をぶんぶん飛び回っている
大きな熊蜂・・・
垂れ下ってリラの赤褐色せっかしょくの巻毛を
黄色い指で触る忍冬すいかずら・・・  
                  【「炉辺荘のアン」 第36章】
















   今日も暑くなりました。
  それでも今日の太陽は、意外にもゆっくり
  顔を出したものですから、午前中は、ほとんど真珠色の空に。

   本格的に姿を現したのは午後になってから。
  そうなればなったで、今度はうだるような暑さに。

   風は結構あるのですが、湿った風です。
  今日も朝顔の “青” に心、癒されています。








【何の花?】


【「酢葉(スイバ)」】



   さて、久し振りの道草。
  それも炎天下の野の花です。
  (写真は昨日撮影)

   尤も少々、盛りは
  過ぎていますけれど。

   もう随分、前のこと、
  自転車で通りすがりに、
  眺めていたものです。

   急いでいたり、
  カメラを忘れていたり、
  持っていても、なぜか
  その気がなかったり。

   そんなこんなで。
  遅ればせながら・・
  という訳です。

   それにしても、
  まだ昨日は今日より暑さ、
  ましだった気がします。

   今日でしたら・・。
  道草なんてとんでもない、恐らく自宅へ一直線でしたでしょう。

   先ずは冒頭の写真。
  緑の叢(くさむら)に映えるオレンジの花は、
  「藪萱草(ヤブカンゾウ)」。

   別名を 「忘れ草」、「忘憂草(ぼうゆうそう)」。
  歴史は古く、万葉集の世界では 「忘れ草」。

   花言葉もその名の通り、「憂いを忘れる」、「悲しみを忘れる」。
  この花には気分を高揚させる効果があるのだそうですね。
  そして、花を食用すると憂いを忘れる・・とか。

   もう一つは、「酢葉(スイバ)」。
  いかにも野の花らしく、小さくて繊細な花です。

   ただ、「スイバ」 と聞きますと “エッ・・?” 状態ですが、
  漢字を見ると納得。文字通り、葉っぱが酸っぱいそうですね。

   勿論、こちらも薬草。それも抗癌効果と言いますから驚きます。
  花言葉は、「親愛の情」、「博愛」。
  さり気なく土物の器に活けても風情がありますね。

万華鏡の花 ~ ランタナ

2014-07-22 17:37:57 | 香る庭の花綴り











「私も芥子けしは好きですよ。
長持ちはしませんけどね」
一日しか生きていませんものね
でも、何て、堂々と、
何て豪華に生きる事でしょう。
その方がほとんど永久に長持ちする強張った、
嫌な 百日草 よりよくありません?
炉辺荘には百日草は一本もないんですよ。
あたしたちと仲良しでない花と言えば
あれだけなんです」
            
                    【「炉辺荘のアン」 第16章】







   梅雨明け第一日目は、真珠色の空で明けました。
  しかしながら、「朝曇りは晴れ」 と言われるように、
  その後、太陽も顔を出し・・。(因みに夕曇りは雨)

   今日は昨日までと違って少々、蒸し暑いかも知れません。
  尤も、朝からゆうに30度を越していた昨年の夏を思う時、
  これでも今年は余計に涼しく感じます。

















   さて、冒頭の写真。
  もう一つの七変化の花、「ランタナ」 です。
  (黄色→オレンジ→ピンクと花色が変化)

   一応、(庭に植えていますので)写真に撮りましたが、
  実は私にとって、あまり好きな花という訳ではありません。
  どちらかと言えば苦手な花。

   所謂、ランタナは私の中の 「百日草」 であり、
  ハイビスカスは、「芥子(ケシ)」 という事になるでしょうか。

   花期が長い事もそうですし(6月~11月頃まで)、
  強張(こわば)った花にも共通点がありますね。

   申すまでもなくハイビスカスは、
  典型的な一日花ですものね。

   とは言え、このランタナは江戸時代に日本に渡来した、
  帰化植物なんだそうですね。ごく最近の花・・
  と勝手に思っていましたから、ちょっと意外。

   そうそう、ランタナの実。これは猛毒なのだそうですね。
  おまけに生命力(繁殖力)の強さ。

   生命力が強いのは長所でもあるのですが、
  インドネシアやオーストラリアでは駆除の対象植物とか。

   我が国も例に洩れず、(雑草化している事もあって)
  外来植物法によって要注意指定を受けている植物なのだそうです。

   この小さな可愛い花が・・
  と思ってしまいますが、以前の昼顔しかり。

   それこそ、ランタナには全く罪はありませんが、
  生命力(繁殖力)が強いというのも考えものですね。

クラシカルロマンティックな花 ~ 朝の美人

2014-07-21 18:31:31 | 香る庭の花綴り





【早起きの妃】









老人は 「甲斐性かいしょうなし」 で、
僅かばかりの畑を草がはびこるがままに
して置き、花や虫けらにかまけて
無駄な時を過ごしたり、
あてどもなく森の中をぶらぶら歩きしたり、
又は海岸で本を読んだりしている、
と人々は言う事だろう。
恐らくそれは事実かも知れない。
(中略)
ショウ老人のように、
小さな事柄 の中に喜びを見出す方法 を
よくよく知り尽くしてさえいれば、
訳なく 幸福 になれるものである。              
                    【「アンの友達」 6.】







   今日も爽やかな朝を迎えました。快晴。
  どうやら梅雨が明けたようですね。夕方のニュースで知りました。

   例年より梅雨明けは遅かったそうですが、
  子供の頃は、今頃だったような気も。

   気温は30度を越していますが、湿度がありません。
  湿度さえなければ、クーラーなしでも何とかしのげますね。 













【茄子(なす)の花】




   さて、昨日開花を
  確認した庭の朝顔。

   (玄関先は一足早く
  開花。
  (4、5、7枚目の写真)

   今日こそは
  見逃す筈はありません。

   清(すが)しい朝の光を
  全身に受ける朝の美人。

   この朝の美人こと
  朝顔に 「早起きの妃」
  との名前を付けていた
  事をすっかり失念して
  いました。

   とりわけ涼しそうな
  青い朝顔は日本の夏を
  彩る貴重な花ですものね。

   と言いながら・・。
  最近、あまり目に
  しなくなったような気がするのは私だけ・・?

   和の家には合うけれど、洋の家には合わないから・・?
  だとしたら少々、残念な気がしないでもありません。

   そうそう今年は二重窓にした事もあって、
  大々的なグリーンのカーテンはやめました。

   それでも胡瓜(きゅうり)と茄子(なす)を少々。
  胡瓜は何本か既に収穫していますが、
  遅く植えた茄子に、やっと花が咲きました。

   こうして見ると意外に幻想的。
  茄子は大好きな野菜ですので、これから楽しみです。

異空間の古風な美

2014-07-20 18:10:08 | 四季のスケッチ





【再び七変化の紫陽花】








・・・小川の底の・・・
あの古い緑色のこけが生えている丸太よ。
あの上を水が、まるで、くしでとかしたような、
滑らかなさざなみ音で流れているわ。
それから、水溜りのずっと下の方に
日光が一筋、斜めに射しているわ。
ああ、こんな 美しい詩 って見た事がないわ」                  
                   【「アンの青春」 第13章】
 














   昨日の夕立後から随分、
  涼しくなりました。

   今日もその余韻は
  続いています。
  それも終日。

   太陽は思い切り
  姿を現しているのですが、
  爽やかです。

   特に朝などは、そう、
  高原の朝を思わせます。
  真夏でもこんな日が
  年に何回かありますね。

   ところで、玄関先は
  既に咲いている朝顔
  ですが、庭の朝顔も
  遅ればせながらと・・
  咲き始めました。

   咲いているのに
  気付かなくて。

   写真を撮るのが朝も遅くなりました。
  ちょっぴり萎(しお)れていますが、後ろ美人という事で。









【再びすがれ行く 「半夏生(ハンゲショウ)」】



   さて、庭の花。
  アン ではないけれど、
  今年は紫陽花に
   美しい詩
  見つけた気分です。

   詩は探せば、
  どこにだってありますね。

   それにしても紫陽花が、
  こんなにも長く
  楽しめるなんて。
  二度目の七変化です。

   それも大好きな
  アンティークな美と
  来ているのですから
  言う事はありません。

   このまま立ち枯れる
  まで、とくとその姿を
  拝見しましょう。

   そのままドライにしても
  いいですものね。

   そして 「半夏生」。
  こちらも僅かな間に様変わりしています。

   今はまだ白い葉ですが、そのうち黄色から茶色に。
  そして腰も曲がり・・。哀愁を感じる植物です。