午後をずっと、周りの森や原を 歩き回って過ごし、美しい片隅 や、 小径 を沢山見つけた。 とにかく今日はあたしたち、 思う事をすっかり言っても大丈夫よ。 美しい事ばかりしか 考えないのだから。 【「アンの青春」 第13章】 |
こんな優しい空で
明けた今日。
昨日ほどの秋晴れでは
ありませんが、今日も
概ね晴れの天気になりました。
それはそうと・・
今年は2度楽しんだ金木犀。
本格的に咲いたのは、
例年より2週間も遅かったのですが、
台風の雨に耐えたそれは、結構、
長い間咲いてくれています。
この金木犀、好きな人が多いようですね。
わが町では、この木を植えている家が軒並み・・
と言っても過言ではありません。
そしてそれは、昔ながらの和風建築にぴったりだという事も知りました。
これぞ、柿と共に 「日本の原風景(秋)」 ~なんて。
【やはり蝶を呼ぶ花?】
今年は夏が長くて台風も多くて・・
気が付けば10月も終わりです。
アッという間に、
こんなにも老いた月に。
こうなれば嫌が応でも
季節の移ろいを感じます。
あの特別暑かった夏の日、
繊細な緑の葉っぱを繁らせて
直射日光を遮(さえぎ)って
くれた藜(アカザ)。
今度は透き通るような
かそけき姿に変身です。
それも然る事ながら、
華奢な藜なのに夏には思い切り
枝を張ったのですよね。
秋になるに従って今度は、
少しずつ少しずつ・・色を変え、
葉を落とし、最後には
何もなくなってしまう木。
いいえ、杖にもなるという細いけれど、
真っ直ぐな白い幹を残して。そう言えば・・。
葉っぱは食用にもなるのですから、この藜は、
全てのものを他に与えるだけの木なのですね。
自分は決して見返りを求めない、本当に潔い木です。
ところで今日の アン の言葉。
美しい片隅や径って、探せばそこかしこにありますものね。
そして美しい事だけ考えれば、
嫌な汚ない言葉は吐かない・・。肝に銘じます。