【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

優雅な手仕事 ~ 襟元にレース

2018-07-15 16:25:05 | 私の手作り夢時間











 エミリー は幾年来欲しがっていた
 ドレスを手に入れた ――
(中略)
 絹で ―― 一つの光の中ではブルーで、
 他の光の中では銀色で、
 霧のようにレースが付いているのであった。
          【「エミリーの求めるもの」 第2章」】 










今年は、例年より随分早く梅雨が明けたと思いましたら・・。
昨日、今日と、とんでもない暑さになっています。

季節の移り変わりは、いつも心を揺さぶられる楽しさがあるものですが、
今年ばかりはそれがありません。ドカン、ドカンと直撃ばかり。
これこそ、異常気象という事なのでしょうけれど。








【こちらは以前に編んだ付け襟】








さて、本当に久し振りのレースです。
2、3日前にやっと編み上がりました。我ながらいい感じ。

見た目は、レースの付け襟かブーケと言ったところですが、
胸元の空いた服にタンクトップ代わりに使う事を思い立ちました。

夏は、胸元が空いている方が涼しいのは当然ですが、
いかんせん私はあまり好きではないと来ています。

そんなこんなで、以前はせっせと胸当てレース (逆三角形)を
編んだものですが、固定式ですから自由が利きません。

これですと紐の調節で大きく開いたり閉まったりするので自由自在。
おまけに着脱も楽です。
出番のなかった付け襟も(写真)も再び日の目を見て嬉しそうです。

キラリ、自己主張

2016-12-09 23:27:12 | 私の手作り夢時間



【ネックウォーマー】








1年また1年と、時は彼女の前を通った。
春の菫の匂う谷 ―― 夏の花 ――
秋に歌う樅の木 ――
冬の夜の銀河の淡い炎 ――
静かな新月の四月の空 ――
月光に向かうロンバーディー杉の
妖精のような美しさ ――
十月の黄昏時に淋しく落ち散る木の葉 ――
果樹園の月の光 ――
ああ人生にはまだ美があった ――
人間の情熱のあらゆる汚点しみの
向こうに不滅の美が。        
                  【「エミリーの求めるもの」 第26章】










【12月の紅葉(もみじ) ~ 借景】








   太陽が燦々と降り注いでいた昨日までと違って、
  今日は、日光を出し惜しみする、いかにも冬らしい空になりました。

   空は冬らしいのですが、
  最近では12月と言っても、なかなか冬枯れとはなりません。

   さすがに我家の紅葉は、ほとんど散ってしまいましたが、
  お隣は、まだまだご覧の通り。

   それにしても、色取りどりの美しい落葉。
  アスファルトの道路でさえなければ、そのままにして置くのですが、
  そんな訳にも参りません。連日、落葉の掃除に追われています。

   さて、話はガラッと変わって冒頭の写真。
  (レースで良く編んでいましたが)勿論、ランプや壺のカバーではありません。
  実は毛糸で編んだ、「ネックウォーマー」 です。   

   ところで今、この写真を見て自分でも驚いたのですが、  
  随分、首回りが小さく感じられますね。
  でも、実際はそんな事はありませんので、ご心配なく。

   ゴム編みですので十分、余裕はあります。
  写真の撮り方も悪いのですが、二重折りにすれば良かったですね。

   兎にも角にも、首元が寒い時に重宝しますし、
  これから色違い(ワイン色)でも編むつもりです。

手作り(ハンドメイド)の優しさ

2016-09-23 17:25:17 | 私の手作り夢時間





【ペチコートなし】









叔母さんの所の鏡は
うちの私の部屋にあるあの古ぼけた、
ひびの入ったのとはすっかり
違った風に私を映す。
うちのは私の顔をいつも歪めて見せるので、
がっかりしてしまう。  
                   【「アンをめぐる人々」 8.】









   「暑さ、寒さも彼岸まで」 と言いますが、
  昨日、今日と気温のわりには、蒸し暑くなっています。

   ひと昔前までは、台風が過ぎれば、それを境目に、
  一気に季節が変わり、秋を実感したものですが、最近は違います。
  特に今年は次から次へと台風がやって来ますものね。













   さて、もう随分、
  前になりますが、
  レースのワンピースを
  編んでいるとお伝え
  した事がありますね。
  (その記事は 【こちら】 )

   休み、休みですので、
  時間がかかりましたが、
  やっと出来上がりました。

   レースは、間隔を空けると、
  網目が変わりますから、
  連続して編む事が必要です。
  何とか事なきを得ました。
  
   ペチコートは、
  既存の物を利用。
  丁度、合うのがあって
  良かったです。

   下にブラウス等を着て
  ジャンパースカートにも。
  ワイン系などいいですね。

   早速、うぬぼれ鏡の前で
  ファッションショー。

   そうそう、余談になりますが、
  先日、訪れた福山SA のパウダールーム。
  そこの鏡が最高級? のうぬぼれ鏡でした。

   肌は、白くピカピカ。皺(しわ)、一つありません。
  何だか気分が良くなって夢見心地でそこを出たものです。

   ただ、手鏡でもピカピカに映りましたから、
  今思えば、その正体は鏡ではなく、“光” だったのでしょう。

   今になって光線の出所を確かめなかった事が悔やまれます。
  今度、訪れる事があったら確かめましょう。
  それにしても幸せなひと時だった事を付け加えて置きます。

針休めの針仕事

2016-05-26 16:01:21 | 私の手作り夢時間


 










   昨日、今日と、これまでのカラッとした天気とは、
  異質なものになっています。

   今日は薄曇り。
  それは、昨日以上の蒸し暑さとなっています。

   そう言えば、庭のどくだみが白い十字の花を付けて来ました。
  真珠色の今日の空に、この白は似合うような気がします。

   どくだみは繁殖力が旺盛。
  それ故に敬遠される方も多いようですが、どくだみ茶を愛飲する
  私にとっては、この季節独特の旬の贈り物となっています。














   

   さて、「針休めの針仕事」 と題して作ったのは、
  布で作った小さな猫の小物入れ。大好きな藍の布で。

   巷では空前の猫ブームとの事ですが、こんな猫で私も仲間入り。
  尤も、どちらかと言えば、私は犬派。それも柴犬に限ります。

   でも、布の猫なら大丈夫。
  と言いますか、これまでもかなり作っています。

   ランチョンマット、ドアストッパー、ぬいぐるみ等など・・。
  自分でも意外ですが(グッズとしては)好きなのかも知れません。

   そうそう、針休めと言うからには肝心の 「針仕事」 がある筈ですね。
  今、作っているのは黒いレース編みのジャンスカ。

   針は針でも、こちらはレース針ですが。後、少しで出来上がりです。
  ただ、スカート丈が微妙。いずれにしても残りの糸と相談です。

手仕事の贅沢

2016-02-03 18:06:58 | 私の手作り夢時間














「それからティリー・ボールターは
午後ずっとビーズの指輪を
はめさせといてくれたの。
あの屋根裏部屋にある古い針山から
真珠玉を少し取って
指輪を作ってもいいこと?」                
                【「赤毛のアン」 第15章】







   

   今日は、概ね晴れの天気になりました。
  朝の早い時間には寒かったものの、
  日中は、暖かくなりました。日射しがあるっていいですね。

   今日は節分。
  早くも、アッという間に・・
  もうそんな言葉を安易に使うのは、止しましょう。

   まだまだ若い月のうちに今年こそは、
  何となく毎日を過ごすのではなく、
  地に足を着けて・・と、思っているのですが・・。

   いいえ、既にここまで無意味な一日を
  過ごしているではありませんか。猛反省です。















   さて2月に入ると光と風が、そこはかとなくですが、
  これまでとは違う事に気付きます。

   日毎に窓の外の景色が移り変わって行くのは、
  もう少し先の季節を待たなければならないでしょうけれど。

   でも、もう少しの辛抱。
  そんな気持ちが、キラキラ☆ を求めるのかも知れません。

   写真は、以前作った物から直近までのビーズアクセサリー。
  全てチョーカーです。大好きなものですから。

   一番直近の物は、赤いチョーカー。(冒頭から3枚目の写真)
  これも大好きな、ビーズのバッグをお供に。

   コートを脱ぎ、マフラーを外す季節になると、
  いよいよ出番! 待ち遠しいです。   

布で花遊び

2015-11-20 18:12:28 | 私の手作り夢時間
















 「今日の夕方は
まるで紫の夢みたいじゃない、ダイアナ?
生きているのがしみじみ嬉しくなるわ。
朝になると、
いつも朝が一番いいなと思うんだけれど、
夕方になると朝よりもっと美しいなと思うのよ」                
【「赤毛のアン」 第28章】










【黄昏の空(午後5時) ~ 紫の夢】








   起床時こそ真珠色の空でしたが、
  程なく青空が戻って来ました。
  こんなお天気、随分、久し振りな気がします。

   朝は少々、ヒンヤリしていましたが、
  日射しの下では、ぽかぽか。今日も小春日和です。

   写真は、黄昏の空。
  朝は何の変哲もありませんでしたが、
  秋の黄昏の空は風情があります。

   『アンの世界』 の「紫の夢」 程ではないにしても、
  黄昏は、そんな風に思いましょう。

   そう言えば、南の空には
  (昨日が)上弦の月が輝いていましたっけ。










【先日の花も加えて】




   さて、一昨日も
  お伝えしましたが、
  今日も布の花を。

   ワイン色に続き、
  もう三つ、追加。

   この布の花は、
  根気がなくて
  手間のかかる物が
  苦手という方にも
  大丈夫。
  短時間で作れます。

   尤も私の場合は、
  手持ちの材料を
  使い切る事から
  始めた事ですが。

   これらは小さな
  物ですから、布が
  足りなくなる心配は
  ありません。

   兎にも角にも、
  新しい布は買わないという信念を持って。

   生きた花は勿論、いいけれど、
  自在に咲かせるこ事の出来る布の花も、満更ではありません。

装いに咲く薔薇

2015-11-13 18:43:58 | 私の手作り夢時間


















 その日もマリラはいつものように
紫水晶のブローチを付けて、教会へ行った。
教会に行く時は、いつもこの紫水晶の
ブローチをはめて行くのだった。
(中略)
紫水晶はマリラが最も
大切にしている品だった。               
                  【「赤毛のアン」 第13章】








   薄日は射しているものの、
  どんよりした11月らしい空で明けました。

   尤も11月らしい・・というのは、
  随分、昔の11月の事。
  昨今は、全く違ったものになっていますものね。

   『アンの世界』 ほどではありませんが、
  昔は少なくとも11月も中旬を過ぎれば、
  薄ら寒そうな灰色の空だったという記憶があります。
























   さて、先日の象牙色の薔薇は、
  数日経つと、こんな風に・・。
  思っていたのとは、全く違った趣に。

   この薔薇は、咲く度に形が変遷するのですが、
  今回は、まるで造花みたい・・
  ~なんて。(真紅の薔薇は、おまけ)

   そのイメージで作ったのが、
  金色の薔薇のコサージュ。(冒頭の写真)
  光によって色が微妙に変わります。

   実は私、こんな風に暇さえあれば、
  コサージュ作りに、せっせと励んでいます。
  何より、短時間で出来ますから。

   沢山作って置いても、かさばりませんし、
  プレゼントしても喜ばれます。

   私にとって、この薔薇のコサージュは、
  マリラの紫水晶のようなもの。
  尤も、宝石と違って高価ではありませんけれど。

   その分、洋服に合わせていつだって
  薔薇を纏(まと)う事が出来ます。
  生きた薔薇と造花のコラボという訳です。

咲いた手作りの花

2015-11-02 19:05:18 | 私の手作り夢時間





【形が面白い地ビールの瓶と共に ~ ちょっとだけアンティーク】












   久し振りの雨で明けました。
  朝から雨・・・一体、いつの事やら思い出せません。

   しかしながら、お昼頃には上がりました。
  ただ、雨は降らないまでも一気に回復とは行きません。
  どんよりした重い空。

   今まで本当に長いこと、
  良いお天気をもたらせてくれましたものね。
  この “一服”、歓迎しなければ。













   さて、先日に続き、
  もう一つの花が
  咲きました。

   それは、
  ベージュの薔薇。

   もう一つの
  ダークレッドの
  カサブランカは、
  革製で従姉の
  手作りです。

   私が作るのは
  薔薇ばかりなので
  ただ一つ、異彩を
  放っています。

   初めは、・・?
  だったのですが、
  違うのもいいですね。

   気分転換になります。
  自分では絶対に
  作りませんから。

   秋の夜長は、
  手作りにいそしむには持って来いですね。

   そうそう、形が面白い瓶は、
  飛騨の地ビールが入っていた空き瓶です。

   香水瓶は言うに及ばず、お酒の瓶にも面白い物がありますね。
  尤も、こんな物まで取っていては益々物が溜まる一方ですけれど。  

日本の心 ~ 和布は和み

2015-10-29 17:50:07 | 私の手作り夢時間

【二つ並んで】






【手作りのネックレスを入れましょうか・・】










 10月になると、エバン夫人は
掛け布団の仕立てに取りかかった。
それは、アヴォンリーでは大変豪華な柄と
思われている 「ライジングスター」
模様の布地であった。
(中略)
紅白の菱形の布を縫い合わせながら、
エバン夫人はこの掛け布団が
ニューブリッジの家の客用寝室のベッドに
掛けてあり、自分がセーラを訪ねて行った時、
その上に帽子や肩掛けを置く所を想像して、
良い気持ちになっていた。
 
                   【「アンをめぐる人々」 9.】







   こちらは今日も良いお天気になりました。
  連日の秋晴れ。

   一時ほどの汗ばむ陽気ではないけれど、
  それでも10月の終わりにしては暖かい毎日が続いています。

   10月もあれよ、あれよと言う間に後、3日。
  今年も1年が駆け足で過ぎようとしています。

   これから日を追って益々、速度を増すのでしょう。
  疾走となる前に、何とかくい止めねば。












【和袋と帯】



                                  【薔薇のコサージュ】
   さて、昨日から
  和にどっぷり。

   いつか作ろうと
  溜めていた藍の古裂
  (ふるぎれ)で、
  袋を作ってみました。

   秋に袋物・・は
  今一つですが、
  針仕事は、やはり
  夜長の今が一番
  ですものね。

   尤も、こんな袋
  一つ作った所で、
  肝心の布は減る
  どころか、ただ、
  取り散らかしだけで
  終わったようです。

   これでは何をして
  いるのか分かりません。

   柄だって豪華な
  ライジングスター
  ではありません。

   (四角形を半分に切った)
  単純な三角形を繋ぎ合わせただけの代物ですし。

   急遽(きゅうきょ)、藍の布ではありませんが、
  これも端裂(はぎれ)で薔薇のコサージュを。
  これで少しは面目躍如? です。

   袋は、作れば作ったで何を入れようか迷う所ですが、
  ちょっとした、ジュエリーなどは如何でしょう。
  ただ、中身が見えないのが欠点ですけれど。

   もう一つのコサージュの方は、
  結構、使う機会があります。沢山作ってプレゼントにも。

   おまけにこんな布でしたら、
  気楽に普段遣い出来るというものです。
  後、色違いの布で作る事にしましょうか・・。

藍の木綿屋さん

2015-06-12 18:20:08 | 私の手作り夢時間











 「本当に綺麗ですこと。
あたしも縫物を持って来て二人で
『お針の集い』 を致しましょう。
立派にお縫いになりますのね、ブライアントさん」
「そうですよ、
針を持ったら私はこの辺じゃ一番ですよ」
と、ミス・コーネリアは
決まり切った事だと言わんばかりだった。     
                    【「アンの夢の家」 第8章】








   梅雨の晴れ間となった今日。
  今年の梅雨は、ここまで雨の日以外、
  湿度が60パーセントを越える事はありませんでしたが、
  今日は少々、勝手が違っています。

   尤も、そよそよと風が通り抜けていますので、
  じっとしている分には、さほどの暑さは感じません。











   さて、今日は
  藍の手作り小物を。

   と言っても、
  昨日、今日、
  作った物では
  ありません。
  以前の物。

   ただ、これらには
  既成の物では
  決して感じられない、
  愛おしさがあります。

   少々、縫い目が
  曲がっていても、
  使い込んで色が
  褪(あ)せていても。

   大切に取って置いて
  良かったと思える
  瞬間です。

   そして日本の布。
  日本の色、「藍」。

   この色こそ、
  落ち着きと清々しさ、
  心を癒してくれる色ですね。
  夏に、ピッタリです。

   レースもいいけれど、
  こんな小物を置いた木綿屋さんもいいですね。
  時に薫り高い珈琲をお出しして。

   そうそう、昨日は、最近交代されたばかりの、
  生協の新人の方に例の珈琲をお出ししてみました。
  銘柄は、「グァテマラ・グアヤボ農園」。

   「こんなに美味しい珈琲、久し振りです」
  ~なんて、言って頂きました。

   本気で喫茶店、開こうかしら・・?
  今、自分の味を追求? しています。