【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

漂う高貴な香り

2017-10-30 19:07:07 | 薔薇の追憶







【雨の中に佇む 「公爵夫人」】








 雨が降って・・・降って・・・降りぬいた。 
 「世界がもう一度乾くことがあるかしら?」
と、ダイが絶望してうめいた。
そのうちに小春日和の日光の魔術に浸った
一週間が続き・・・・・        
     【「炉辺荘のアン」 第29章」】 








台風22号が通り過ぎて今日は、一気に寒くなりました。
早くも 「木枯らし1号」 が吹いたそうですね。

それにしても2週連続、それも日曜日の台風襲来。
今回はそうでもありませんでしたが、前回21号の時は、
玄関から庭にかけて落ち葉にビッシリ覆い尽くされていました。

今年は例年になく雨の多い10月でしたね。
「よく降りますね」 は、春先から梅雨にかけての季節の言葉でしたのに。
本来の安定した天気と乾いた大気の恵みの11月であって欲しいものです。

そんな中、再びリラ版 「公爵夫人の薔薇」 が開花。
(昨日の写真なので雨に濡れています)

秋薔薇である事、おまけに雨に洗われて空気が澄んでいるので、
より芳香を強く感じます。早速、花瓶に。

そうそう、リラ版 「白い貴婦人」 も後少しで開花。楽しみです。
格調高いこれらには、余計な言葉などいりませんね。

和が好き藍が好き器が好き ~ その2

2017-10-10 20:31:38 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編

【金木犀の香気】













金木犀の心地良い香気に包まれている昨今ですが、ここに来て夏が戻って来ました。
今日などは扇風機が手放せません。つい何日か前のあの寒さは何だったのでしょう。
あの時、(インテリアなど)一気に冬仕様にした事、少々悔やまれます。

とは言え、最近は 「折節(おりふし)の移り変わるこそ哀れ・・」
なんぞと・・のんびりゆっくり構える気持ちにはなれません。
北朝鮮情勢や内外に不安を抱えていますものね。







【唐津焼】




    さて、前置きはこの位にして。
    ちょっと久し振り 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
    開店と致しましょう。

    夏が戻ったと言っても季節は10月。
    暖色系の秋色の部屋には土物のこんなカップを用意しました。
    たっぷり頂ける大きめの 「唐津焼」 のカップです。

唐津焼のカップは、そんなに持っていませんが、シックな色合いと模様が好き。
これぞ土物という、ざっくりした味わいの素朴な形も好きです。

今日の珈琲は、「珈嗜園」 で求めた 「ブラジルサントス」 深煎り。
こちらの豆は、ちょっと軽めですが、美味。
何よりコスパが高くて重宝しています。薫り高い珈琲が入りましたよ~   

秋に君臨する薔薇

2017-10-05 22:43:18 | 薔薇の追憶


















 「わしは下に行って
 船を枕木に引き上げなけりゃなりません。
 風が出て来たでな。
 今夜の空に気が付きなすったかな?
 いわし雲空マツカレルスカイ馬の尾雲メ-アステイル
 高い船にも帆をかけさせるですわい」        
    【「アンの夢の家」 第24章】










【空の浪漫 ~ 空一面に広がる鱗雲】









あれは午後4時頃だったでしょうか・・。
ふと見上げた空は、一面の鱗雲(うろこぐも)。
この雲を見ると、秋を無性に感じます。同時にどこか懐かしさも。

鱗雲は、鰯雲(いわしぐも)とも鯖雲(さばぐも)とも言われますが、
漁に関係が深い事が分かりますね。そして当然の事ながら、 ジム船長 を思います。

この雲が夕空に遥か彼方(かなた)まで広がっている光景は、
雄大で言葉になりません。ミステリアスな空の浪漫とでも言いましょうか。

鱗雲が広がると天気が崩れるそうですが、やはり明日は雨。
そのせいでしょうね、今宵は昨晩のような寒さはありません。

ここ2、3日、日中はともかく朝晩の気温差の激しいこと。
ただ、明日は日中も冷えるそうです。
確か20度を下回るとか言っていたような・・。
しかしながら、その後は再び最高気温が27、8度とか。どうしましょう。




















さて、いつの間にか秋薔薇の季節となりました。
咲いたのは2つの対照的な色合いの薔薇、朱鷺(とき)色と真紅の薔薇。
真紅の薔薇は、お馴染みのリラ版 「公爵夫人の薔薇」 ですね。

これらの薔薇は、これまで語り尽くせないほど記して来ました。
今回は、寡黙になりましょう。見ているだけで幸せになれる花。
それでいいですね。