【青味を増した紫陽花、白百合を見ながら・・】
珈琲をひと口だけ飲んだ彼女は、 自分は今考え事をするのだ、と思った。 何について考えるのか。何事かを。 このような時間が好きだ、 と彼女は思った。 このような時間は珈琲に 常に伴うのか。 町の喫茶店でなければ いけないのか。 (中略) とりとめもなく考えているうちに 珈琲は半分となり、 やがて飲み終えた。 【片岡義男作 「くわえ煙草とカレーライス」 より】 |
6月も早くも下旬。後、10日を残すだけとなりました。
今日もこちらは晴れ渡り、暑くなりました。
ここまではわりと過ごし易かったのですが・・。
それにしても一昨日の山形沖を震源とする大きな地震。
しかも北部大阪地震から丁度1年目に。
令和になっても収まるどころか、相変わらずの状態に言葉もありません。
地震と言えば・・。
去年の地震と続く台風21号の恐怖、
プラス親の介護のストレスも重なって友人が、くも膜下出血で倒れました。
幸いにも命は助かったのですが、未だに記憶が飛ぶようです。
明日、お見舞いに行く予定ですが、少しでも良くなっている事を祈っています。
明日は我が身、人間何が起こるか分かりませんね。
今の日本は自然災害も待ったなしですし、健康も心配です。
尤も、心配したらきりがありませんが・・。
さて、こんな日は
気分を変えて。
久し振りに
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
開店と致しましょう。
庭に咲く、(そろそろお終いの)
紫陽花や百合、この季節特有の
「半夏生(ハンゲショウ)」
などの花を眺めながら・・。
今日の珈琲は、「ビターエクスプレッソ」。
勿論、豆は深煎り。私はいつもアイスではなく、ホットで頂いています。
カップは、今の季節に合わせて紫陽花柄にしました。
せめてもの遊び心。「九谷焼」 です。
【「半夏生(ハンゲショウ)」】