【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

辿る秋色の径 Ⅱ

2009-10-31 19:05:05 | レトロ(素敵)な空間~散策


   今朝も少し霞んだ、
  まるで春のような朝になりました。

   昨日は、この季節には思いがけず
  “夏日” でしたが、
  今日も、ほぼ同じ天候です。

   いいえ、寧(むし)ろ体感的には
  今日の方が暑い位。

   ふと・・季節を忘れそうです。
  でも、それも今日まで。

   明日からはお天気も崩れ、
  その後は寒気が入り、ぐぐっと気温も下がるとか。
  気を緩める訳には行きませんね。







   さて私は今日も外出。
  空には雲一つありません。
  
   淡~い水色の空。
  しかも、それは1日中続きました。

   そんな空の下(もと)では、
  自転車も、すこぶる軽快です。
  
   何だか空に向かって、
  漕いでいるような気もして。

   と言っても、それは往路だけ。
  復路は坂道、うんざりなのですが・・。

   それでも、今日のような日本晴れの
  天気の下では、うんざり感の比重も間違いなく少なくなります。

   まだまだ本格的な紅葉には程遠い感じですが、
  桜を初めとして、そろそろ色付き始め、(中には既に散ったものも)周りは、
  どう見ても秋色一色です。落ち葉にも何とも言えない、風情がありますものね。

    それに青い空に殊の外映えている、
   橙(だいだい)色の柿。

    その上、白い漆喰と板塀の、
   典型的な日本家屋と来ましたら・・。

    どうしても 「日本の秋」 を感じて
   なりません。一つの郷愁ですね。   

    ところで、こちらも毎年登場している、
   我町の公孫樹(いちょう)の古木です。
   もう天まで届こうかと言わんばかり。
  
    黄金色に色付くのはもう少し後ですが、
   こちらも楽しみです。

    今、夜空を見ましたら、お月様が透明な
   光を放ち、美しく輝いています。
   明日本当にお天気崩れるのでしょうか・・。           

辿る秋色の径

2009-10-30 20:23:53 | レトロ(素敵)な空間~散策




     

   連日の “朝から快晴” です。
  今朝も少々、
  もやっていましたが、日本晴れ。
  おまけに暖かいのも同じです。

   庭には見慣れぬ黒い蝶も飛来。
  残念ながら止まってくれません。
  どうやら嫌われてしまったようです。
  
   こんな日は家にじっとしているのも、
  勿体ないですね。

   散歩がてら・・
  最近は、とんと、ご無沙汰している、
  スーパーまで出掛けてみる事にしました。偶(たま)には徒歩で。

   実は、そこのスーパーで、今日1日限りの特別価格奉仕品の中に欲しい物がありましたから。
  と言っても相当安いのか、ネットでは既に完売。売れていたら仕方ありません。(大丈夫でした)

   幸いな事に、そこに行くには味わいのある、昔ながらの街並みを通ります。
  久し振りですので、それも楽しみです。

 
【木の直径は両手を広げた大きさです】

   こちらのお宅は、敷地内に、
  こんな大きな木と共存共栄して
  いらっしゃいます。
  
   勿論、こちらの公孫樹(イチョウ)の木も。
  ご覧の通り相当な大木で、天上高く伸び、
  手も四方八方に思い切り大きく、
  広げています。
  
   この辺りの径は、
  人一人通れば良い位の細い路地ですが、
  庭は公園のように広いものです。
  
   葉っぱは、
  まだ黄色にはなっていませんね。

   10月も終わりだと言いますのに、
  今日は、暖かいを通り越して、
  何と夏日だったそうです。

   この木の下に来ますと、
  さわさわと葉ずれの音。
  
   ちょっぴり汗ばんだ身体には妙に心地良く、ほっと一息したものです。
  ただ地面には驚くほど多くの銀杏(ギンナン)が落下していて・・。
  
   踏みつけられ、悪臭も・・。
  それにしても、杏(あんず)に似た、この銀杏が良い香りでしたらいいですのに。
  なかなか上手く行かないものですね。

   そうそう、この銀杏(ギンナン)。
  公孫樹(イチョウ)は植えても、銀杏が実るのは孫の代になってからだそうです。
  
   スケールの大層、大きな木なのですね。
  そして、このお宅も何代も続いている、お宅なのでしょう。

   ところで今日は、「十三夜」ですね。
  菫色の黄昏の空には早くも、
  その白い月が輝いていました。

   気候は夏日でも、季節は秋。
  秋の日は釣瓶落としです。
  
   でも、まだまだ暗くはありません。
  そう、「薄暮」

   「暗くはありませんわ・・・
  薄暮 ですのよ・・・
  光と闇の恋愛結婚が行われ、
  その子孫の美しい事と言ったらありませんわ」
      
                                        【「炉辺荘のアン」 第13章】    

緋色への憧憬

2009-10-29 16:53:53 | 趣味の器(壺)~その他


   早朝こそ、こんな雲の多い空
  ですが、その後は昨日同様、
  秋晴れとなりました。

   おまけに日中は、
  汗ばむほどの陽気。

   こんな日は、朝早くから
  蝶や蜂などの小さな来客の
  多いこと!

   “暖かな、黄金色の雲の
  浮かぶ心愉しい午後であった。・・・・・”
         【「アンの娘リラ」 第1章】



    上記の記述そのままの
  こんな午後は、
  私だけの東屋(あずまや)に直行です。

   この秋、2度目の戸外。
  前回は、いつでしたでしょう・・?
  ただテーブルは、今日は大きな壺の上で。

   あの時は、蚊がまだまだいましたのに、
  今は、もういません。

   暖かいのは同じですが、こんな所にも、
  季節の移り変わりを感じます。
  もうすぐ 11月ですものね。

   さて今日は、昨日の漆器に食物を
  入れてみました。

   春慶塗りの菓子器には 「柿の葉寿司」、
  お皿には、「みたらし団子」 を。
  
   となれば、
  今日は渋い日本茶にしましょうか。

   ところで漆器と言えば、
  “和” の典型ですね。

   和と言えば、
  静かで落ち着いた色調ですね。

   特に・・昨日の写真では、
  目にも鮮やかに “朱色” が、
  飛び込んで来て・・。

   それは、意外にも、
  肉眼で見るのとは全く違ったもので、
  思わず、たじろいでしまった程。

   そんな、ある意味派手な色ですのに、
  周りにしっくりと馴染んでいて、
  決して邪魔にならない・・。
  新しい発見でした。

   それどころか、思わぬ元気まで頂く始末です。折しも季節は秋。
  もう少ししますと紅葉も始まりますし、旬の色、季節の色にも思えます。
  
   そして、これ程日本を感じる器もありませんね。
  同時に、陶器にはない温もりも・・。又一つ、好きな物が増えてしまいました。   

緋色のテーブルの華

2009-10-28 18:12:18 | 趣味の器(壺)~その他


   昨日の男性的な空とは一転、
  今朝の空は、ちょっともやった、
  ほんのり桜色の春のような空。

   それは今のこの時間も
  変わりません。
  雲、一つありませんが・・。

   おまけに暖かく、
  ふと季節を忘れそうでした。

   季節・・と言えば、もうすぐ11月。
  既にお歳暮商戦は始まっていますし、
  11月に入れば早くも、クリスマスモード。

   なぜ人は先に先にと、こんなにも急ぐのでしょう。  
  せめて心の中だけでも、ゆったりした時間を楽しみたいものです。

【左:春慶塗の菓子器・右:漆(うるし)塗装】


   さて昨日は、お隣の市に住む、
  友人宅へ行って来ました。
  彼女の家は、マンションの18階。

   今時、高層マンションは普通
  ですから、
  この位の階で驚く事はないでしょう。

   私は別段、高所恐怖症という
  訳ではありません。

   それでも、なぜか雲の上を歩いて
  いるような、ふわふわ感は否めません。

   地に足が着いていないような・・。
  これでは到底、マンション暮らしは望めませんね。

   アラッ・・? 今日は、そんな事をお伝えしたかったのではありません。
  料理に欠かす事の出来ない、大切な器の事でした。

   彼女は料理の達人ですが、もう一つ、そのアイデアが素晴らしいのです。
  昨日の昼食に、手作りの散らし寿司を用意してくれたのですが、
  その盛られていた器が、飛騨高山のお土産だという春慶塗(しゅんけいぬり)の菓子器。

   「まぁ、綺麗!」 「素敵!」 なんて言いながら、頂いたのは良いのですが、
  頂く事に夢中で写真を撮る事など、すっかり忘れる始末。
  尤も今に始まった事ではなく、彼女の所では常にそうなのですが・・。

   その上、私の頭の中を占領していたのは、“私も同じ物を持っている!” という事だけ。
  同じような菓子器に心当たりがあったのです。
  その思いが写真を撮る事さえ、忘れさせていたのかも知れません。

   そうそう、その菓子器に盛られた散らし寿司、
  白い瀬戸物に盛ったものとは違った美味しさを感じたものです。
  勿論、本来のお菓子を入れても最高でしょうけれど。

   そんなこんなで、今日は朝から家中探すこと、探すこと! 
  おまけに冒頭の写真の、思わぬ副産物? (皿)も現れて、ホクホク顔です。

   でも、お碗は出て来ません。残るは、階段下の開かずの間。
  ただ、蓋付きの碗ですので邪魔になりますし、急いで探す事もない・・と諦めました。
  いいえ、そんな事を言ってはいけませんね。漆塗りの蓋付き・・。
  
   吸い物など熱いうちが美味しいものは、お椀に盛ってすぐ蓋をしてして置くと、
  ちょっと蒸されたようになるせいか、そうでないものより遥かに美味しく頂けるそうです。
  
   私は、これまで漆器という物には、ほとんど興味を持って来ませんでした。
  でも、木で作って、何度も何度も漆を塗った器。大切にしたいものです。

   最後に、写真の色の訂正です。
  お皿の色は、冒頭の写真では奥の重ねた物の色に近い気がします。
  上から3枚目の写真、春慶塗の菓子器(左)は、飴色。右は、もう少し暗めの赤色です。 

焔色の癒やし

2009-10-27 19:45:05 | リラのお気楽ユメ日記
【「ミゾソバ(溝蕎麦」」】


   今日は、こんな鋭角的な空で
  明けました。

   雨は、昨日の午後には上がって
  いたと思うのですが、起床時には
  路面が濡れていましたので、
  夜のうちに又、降ったのでしょうね。

   おまけに今朝は、
  冷え込みも、ほとんどありません。
  こんな朝は・・。

   もうすっかり定番になっていますね。
  “空気がピカピカ光っているわ”

   私の錆び付いた頭には、
  この言葉以外には思い付きません。

   そして・・昨日は、まだまだ木に
  留まっていた金木犀の花。

   今日は、見事にその姿を
  消しているではありませんか。

   その代わりに地面にはビッシリ、
  金色の雪なのです。

   この金木犀、咲くのも突然なら、
  散るのも突然ですね。雨が降ると、ひとたまりもありません。儚い花です。
  そんな所も・・金色の雪に例えたのかも知れません。
  
   それにしても花の散った後の金木犀。
  途端に素っ気ない、単なる緑の木になっています。この変わり身の早さ・・。

     「木犀の╱はかなかりける╱初恋の╱
           人とあひ見し╱袖垣おもふ」
  ~木下利玄


 



   今日は友人の所に遊びに行って
  来ました。

   こちら、何に見えますでしょうか・・?
  実は、蝋燭です。
  まるでお菓子(落雁)のようですね。

   この蝋燭を頂いて来ました。
  と言っても蝶の形をしていますから、
  その比喩も少々、変なのですが・・。

   バニラの香りのアロマキャンドルです。
  火を灯した所は又、後日に。    

菊、この素晴らしき薬効

2009-10-26 16:38:38 | ハーブと香り雑学

【インウォールクラータ】

   しとしと降る、雨で始まった週初めの今日。随分、久し振りのような気がします。
  その雨も、午前 9時頃には一旦やみましたが、その後、降ったりやんだりしています。

   これで金木犀も、いよいよ終焉を迎えるのでしょうね。
  思いもかけず、今年は 2度も楽しませてくれ、“どうも、ご苦労さま” の心境です。
  でも、こうして・・又、大切なものが一つ去って行きました・・。

   ところで冒頭の写真。
  セージが思いの外、ぐんぐん背丈を伸ばし、
  インウォールクラータの存在が薄くなった事は、以前にも記したような気がします。
  
   ふと気が付けば・・。
  今度は、そのインウォールクラータが、“私を見て!” と言わんばかりに、
  大きくなって登場。セージの傍らで、着々とこの日を待っていたのでしょう。
   
   このインウォールクラータ、数こそセージに比べれば少ないですが、
  両雄並び立って欲しいものです。
  
   しかしながら・・去るものがあれば、こうして来るものがあり・・。
  世の中、なかなか捨てたものではありませんね。

     さて、本題に入ります。
    秋と言いますと、“菊” ですね。

     日本では、菊の展覧会や菊人形がお馴染みです。
    その菊が愛されて来たのは、平安時代から。

     『万葉集』 には一首もない菊の歌が、
    『源氏物語』 には20回も登場するのをみても、
    平安貴族が、どれだけ菊を愛したか想像出来ますね。

     平安貴族は、カンファー (樟脳)の香りに薬効を感じたと言います。
    花が美しいので、いつしか観賞用になったそうですが、
    元々、中国から薬用として伝わり、どの菊も食する事が出来るそうです。

     東北地方で栽培されている、阿房宮あぼうぎゅう という品種は、
    菊海苔として供されるそうです。

     最近では他にも、ピンクの 「もってのほか」 とも呼ばれる、「延命楽」 や、
    黄色の 「早生唐松」 などが、食用として栽培されているようです。
    
     こちらにも、温かいコメントを下さっている、
    【青い森からさん】 も、この食用菊の記事を既にお書きです。

     その薬理作用は、頭痛、眼病、高血圧などに有効。
    そう言えば、除虫菊 は、蚊の退治用として有名ですものね。
    
     その菊について、こちらでも何度か紹介しています、
    私の愛読書、『素敵なあなたに』 にも、
    “食する菊” に関する記述がありました。次に抜粋して記して置きます。         

【紫の菊】 
 いつか、珍しい紫色の菊の花のお浸しをご馳走になりました。
白地の小鉢に盛って出された時、思わず、綺麗と感心しましたが、
紫の菊の花が食べられるのかしらと、ちょっと心配になっていました。
 
 「とても美味しいですよ、召し上がってごらんなさい」 と、
勧められるままに、恐る恐る口に入れてみましたところ、
本当に美味しいものでした。

 香りが良くて、シャキシャキして、何とも言えない甘みがあって、
食用菊よりも、ずっと美味しいと思いました。   ・・・略・・・

 早速、やってみました。
一つ思い違いしていた事は、ゆがいてしまうとカサが少なくなって、
ほんのちょっとになってしまいましたから、美味しいけれど、
これは随分贅沢なご馳走です。

或る残像

2009-10-25 18:57:18 | リラのお気楽ユメ日記


 


   今朝は、こんな秋と言うより、(写真)
  俄(にわ)かに冬の様相となりました。
  
   昨日は1日中、厚い雲に覆われて
  いましたが、今日は時折太陽も・・。
  
   そのせいか気温は昨日より3度ばかり
  高く、それほどの寒さは感じません。

   今朝の目覚めは、地震の揺れ。
  反射的に枕元の時計を見ましたら、
  5時50分。
  
   幸い、すぐに治まりましたが、
  時間的には阪神大震災とほぼ同じ頃。
  それにしても、こんな目覚めは嫌ですね。ロマンティックの欠片(かけら)もありません。

     こんな風に、目覚めこそ、
    ロマンティックではありませんでしたが、
    一歩庭に出ますと・・。
  
     庭のそこかしこに、雪の結晶を思わせる、
    金木犀の花びらが舞い落ちているではありませんか。

     “少々、散って来た・・”
    ~なんて記したのは、つい一昨日の事でしたのに。
    
     事実、ほんの申し訳程度だったのです。
    それが、雨も降っていませんのに、ご覧の通りです。
    
     尤も、桜よりも一回りも二回りも小さくて、繊細な花びらですものね。
    詮方ない事なのかも知れません。

     さて、いつもの事ながら、今日も前置きが長くなってしまいました。
    一昨日の(シャネルが 【映画】 の中で着ていたものに似ているという)
    私のワンピースと、その顛末を・・。

     少なくとも働く主婦のものではありませんね。
    何分にも非活動的。じっとしている分にはいいのですが・・。
    (と言いつつ、今日も着ています)

     何しろ、円形に近いフレアーですので、
    狭い家の中、スカートがそこら辺の物を巻き込んで倒したり・・。

     当然、階段はスカートの端をつまんで上がります。
    ただ、こんな仕草・・ある意味、新鮮だったりします。そして・・。

     何事にも感化されやすい私の事。
    先日の映画のシャネルの如く、いつの間にか、
    エラク無表情でクールな表情をしている事に、ハッとさせられたりもして。

     とんだお笑い草ですが、改めてパンフレットを見てみますと、
    あの時代の女性のスカートは、もっと長いですね。
    完全に地面に着いていますから。

     とは言っても、『アンの世界』 でも、マリラやリンド夫人は、
    長~いスカートをはいて、家事にいそしんだのですよね。
    
     尤も、日本の着物を着て家事をする感覚と同じなのかも知れませんね。
    着物も今や、装飾品のようなものですから。      

そこに咲く薔薇

2009-10-24 16:17:16 | 私の手作り夢時間
【薔薇シリーズ】


     本当に久し振り真珠色の空となりました。
    そろそろ、暫く続いた秋晴れも、
    終焉を迎えつつあるようです。

     そう言えば、南の海上には台風が、
    居座っているのでしたね。

     だからでしょうか。
    今日は、日射しがない分、
    ぐっと冷え込んだような気がします。
    
     その空も、時間の経過と共に、
    真珠色から灰色へと変わって行きました。

     “「今日は 『身を切る風と暗き空』
    だわ」 と、ある日曜日の午後 ――
    正確に言えば 10月6日 の午後
    ―― リラが言った。
     
   あまり寒いので居間の暖炉に火を入れた。
  陽気な焔は外の寒さに対抗して大活躍だった。
  「10月と言うよりも11月のようだわ ―― 11月は嫌な月ですもの」

                                           【「アンの娘リラ」 第33章】

【正面から】


 
【サイド部分】


   さて、今日の写真。
  冒頭の写真は、ここ2カ月ばかりに描いた薔薇を集めてみました。

   こうして見ますと、皆同じように見えますね。
  しかしながら微妙にその色合いは変えているつもりです。
  
   でも、変えているつもりでも同じような色になりますので、これが私の “色” なのでしょうね。
  不思議なもので市販の布を使う、パッチワークキルトでも同様です。
  
   ただ一昨日のレースは、偶々残っていた染料で染めたものですから、
  あのような鮮やかな色になりました。
  でも、偶にはいいですね。

   そして、こちらは今回又々、
  描いた薔薇です。
  (写真の物に薔薇を描きました)  

   多分、レシピボックスだと思うのですが、
  ハンカチなどを入れようと思います。

   中の見えないサイド部分にも模様を。
  (  上の写真左)

   こんな所に、
  ちょっぴり、こだわりを入れてみました。
  それも手作りの良さですね。   

秋時間の庭

2009-10-23 17:18:18 | 香る庭の花綴り




   連日、気持ちの良い、
  日本晴れが続きます。

   今日も昨日同様、
  空には何もありません。

   世の中、不景気だとか、
  新型インフルとか、色々な問題を
  抱えていますが、それでも、
  こんなお天気に救われます。

   これが毎日、
  来る日も来る日も雨でしたら・・。
  
   考えるだけで、ゾッとします。
  そして “日本晴れ”。この言葉もいいですね。思い切り使わせて頂きます。

   さて、今日のタイトルは、
  「秋時間の庭」。
  
   しかしながら今日で2日目の
  ハイビスカスや、春から延々と
  咲いてくれているセージなど、
  まだまだ夏の花も、
  しっかり混在しています。

   同時に鼻孔をくすぐる甘い香りも・・。
  写真のように少々、
  散って来てはいますが、
  今年は雨が降らない分、
  その芳香を長く保ってくれてもいます。
  (ピンクの花びらは、ランタナ)

   つい先日、外でお茶した時、
  この金木犀の花を切り取って花瓶に挿し、身近に楽しんだものです。
  
   又、この小さな花びらを中国ではお茶やお酒に加えたりして、
  その香りを楽しむのだそうですね。

   そう言えば、その香りを溶かし込んだ 「桂花酒」 は、
  1度飲んだら忘れられない味とか。
  一体、どんな味なのでしょう。興味津々です。(桂は中国での金木犀の呼び名)

   ところが不思議な事にこの金木犀、欧米では見られない花、香りなんだそうですね。
  道理で、『アンの世界』 にも出て来ません。

   “暖かい日にはいつもアンは庭仕事にいそしみ、
  日暮れに近い日光が真紅の楓に当たる色に酒のように陶酔し、
  束の間の美の、えも言われぬ悲しさを楽しんだ。
   ある金灰色に煙る午後、
  アンとジェムは、チューリップの球根を全部植えた。
   それは6月になると薔薇色、緋色、紫、金色となって、
  復活するのだった。”
                    【「炉辺荘のアン」 第29章】

     今年は、本当に久し振りに春の球根を植えました。
    放って置いても咲くという青い清楚な花、「チオノドクサ」 と、
    春を最初に教えてくれる、甘い香りの 「フリージア」 です。

     「チオノドクサ」 って、あまり一般的ではありませんね。
    でも、青い星型の可愛い花と、別名の 「雪の栄光」 も気に入りました。
    尤も一番気に入ったのは、放って置いても咲く・・という所ですけれど。

     後、球根ではありませんが、ワイン色のラベンダーも。
    (「ラベンダーキューレット」)。
    そして、そして・・。
  
     憧れの花、「匂い菫(ニオイスミレ)」 も、とうとう・・。
    これらは、みんな生協からです。
  
     居ながらにして、しかも園芸店には売っていない憧れの花を
    手に入れる事が出来るなんて、今の私には生協サマサマと言った感じです。

レースで見る夢

2009-10-22 18:03:58 | 私の手作り夢時間


     昨日とほぼ同様の空で明けました。
    ただ違う事と言いましたら・・。

     ほんの少しだけ、
    もやっていた事でしょうか。
    
     しかしながら昨夜の空は、
    澄み渡り、星が輝いていました。
    この秋2度目の事です。

     “・・・ 10月 のある日・・・略・・・
    グレン村は長閑のどか
    そのものだった。
    空には銀色に輝く雲が
    浮かんでいた。
     虹の谷は柔らかな幻想的な紫の秋のもやに包まれている。
    かえで林は燃えている繁みのように見え、
    裏庭のはまなすの生け垣は、えも言われぬ色合いだった。・・・

                                           【「アンの娘リラ」 第8章】

 


   さて、レース大好き人間の私は、レース編みだけでなく、
  こんな綿レースも例外ではありません。

   編む事を考えますと、袋を作って縫い付ければ良いだけですので、
  至って簡単です。それだけで時空を飛び越えて100年前の世界に。
    
    写真左は、小物入れ。右は、ご覧の通りポーチです。
  小物入れには厚紙を中に入れています。そして右のポーチ。
    
   ポーチは不便ですし、あまり使い途はないのですが、
  口金を友人に頂きましたので、作ってみました。

   このポーチだけ単独で使う事はないにしても、バッグの中に入れたり・・。
  大きなバッグの中の、かさばる物を入れて置くのに良いのでは・・なんて。
  それに何より・・こんなレースは、持つ人の心を優雅にしてくれるような気がします。

   さて、今日の私のいでたち。
  やはり・・と言いますか・・随分、ココ・シャネルを意識したものとなりました。

   彼女が映画の中で着ていました・・小さめの帽子に、短い上着、
  丈の長いフレアスカート。実は私、こんな服、大好きなのです。
  なので・・容易に、この格好は出来るという訳です。

   今日は生協のお兄サマもいらっしゃいますし、ちょっと着替える事に。
  でも、家でスーツもありませんので、黒と白のチェック地(黒が勝っている)の、
  ワンピースに。奇しくも映画で、シャネルも着ていますね。(ニース海岸のシーン)

   ただ私のは、毛100%地。立ち襟でスカート丈は、くるぶしまで。
  前ボタンで、3枚はぎのフレアースカートです。

   ただ、この服装でゴミ出しに行ったのですが、何とも歩きにくいものですね。
  自分でスカートの裾を踏んでしまいそうで、往生しました。
  
   ヒールのある靴を履けばどうって事ないのでしょうが、普段履きでは・・。
  それにしても昔の人は、不便な生活をしていたものです。

   そうそう、全体に黒っぽい服装ですので、身の周りに必ず赤いものを付けるという、
  レスリー よろしく、赤いベルト・・と思ったのですが、何だかあまりにも派手ですので、
  黒の幅広のベルトを。その代わりに胸元に赤の大きなブローチを付けました。

     こちらの布地、
    実はワゴンの中の大安売り。

     サテン地のように光り、
    刺繍とレースが施してあります。
    130㎝の正方形。

     しかも縁を縫わなくても
    良くなっています。

     即、テーブルクロス用に
    求めました。ラッキー!!