【この階段を上って】
【高さ約29mの国宝】
すっかりご無沙汰しています。季節は一気に夏から秋へ。
その間、日本列島へは大きな台風が相次いで押し寄せ、未曽有の大災害に。
大変遅くなりましたが、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
そして今日は、「即位礼正殿の儀」 が行われましたね。
伝統に則(のっと)り、厳かで格調高い儀式。
静謐(せいひつ)な空間に十二単の衣擦(きぬず)れの音だけが響く・・。
令和の時代に華麗な平安朝絵巻。日本人で良かったと思う瞬間です。
一方、ラグビーワールドカップが日本で開催され、試合に魅了される日々。
日本選手の活躍も然る事(さること)ながら、
ラグビーの持つ崇高なスポーツ精神にもハマっています。
残念ながら日本チームは負けてしまいましたが、4強の試合を観るのも楽しみです。
尤も私自身は前回大会(2015年)から見始めた俄(にわ)かファンですが・・。
さて、今日も前置きが長くなってしまいました。
写真は1ヵ月以上も前のものですが、これも久し振り車を走らせました。
行先は広島県福山市の 「明王院(みょうおういん)」。
明王院は弘法大師の開基と伝えられ、(807年)
本堂は和様、細部には唐様を用いた折衷様式で、
この様式としては現存する最古の建物と言われています。
とりわけ五重塔が大好きな私。
こちらの五重塔は全国の国宝塔の中でも5番目の古さを持つ美しい塔で、
本堂と共に国宝に指定されています。(1348年建立)
同時に二つの国宝を観る事が出来るという訳です。
確か訪れたのは土曜日だったと思うのですが、境内には僅か2,3人。
静寂の空気の中で遥かな歴史を感じる事が出来ました。
【二つの国宝】
【明王院長屋 ~ 江戸時代には寺子屋として利用】
【池の中央付近に弁財天】