【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ひととせの終わりに・・・

2007-12-30 16:14:06 | 四季のスケッチ
   朝早い時間こそ、雲は多目でしたが、
  やっと太陽が顔を出してくれました。

   今では、写真のような青空が、
  戻って来ています。それにしても・・。

   この週末は寒くなるとの事でしたので
  気合を入れて? 望んだ割には、
  ちょっぴり肩透かしです。

   今日も幾分、ヒンヤリして
  いましたが、陽射しがある分、
  暖かい事に変わりありません。

   



   “古い年は雪のない薄暮のうちに、ピンク色を帯びた、
  黄色の夕日と共に静かに去ったのではなく、
  激しい吹雪と共に、立ち去ったのである。
   その晩も暴風は、凍てついた牧場や
  黒々とした窪地の上を
  ヒューヒュー唸りを立てて飛来し、
  道に迷った者のように幹の周りをうめき回り
  ガタガタ震える窓ガラスに鋭く雪を打ち付けた。”

                                【「アンの愛情」 第8章】

   



   『アンの世界』 には憧れていますが、
  相当厳しいものがあるようですね。

   こちらは、このままで行きますと、
  穏やかな年越しになりそうです。本当に有り難いですね。

   さて、こんな事を言っているうちに、
  今年も今日を残して後、2日となりました。

   こちらを訪問して下さった皆様、
  この1年間、大変お世話になりました。

   今年も、身の回りの変わり映えしない出来事を
  ごちゃごちゃと書き連ねただけで、終わってしまいました。
  来年は、もっともっと充実出来れば・・と、思っています。

   



   「あたしは、人生の美しさを増したいと思うの。」
                                 【「アンの青春」 第7章】

   


   アンの言葉を借りるまでもなく、
  来年こそ、そんな1年になりますよう、努力したいと思います。

   今更・・なんて、仰らないで下さいね。
  せめて気持ちだけでも・・と思っているのですから・・。

   最後になりましたが、皆様もどうか良いお年をお迎え下さいね。
  そして来年も相変わらず、よろしくお願い致します。

   なお、勝手ながら明日から3、4日間、
  ブログは、お休みさせて頂きます。重ねてよろしくお願い致します。 

薔薇の真実

2007-12-29 18:32:35 | 煌きの硝子(ランプ含む)
     




   寒くなると言っていた割には、
  昨日も今日も思った程では、ありません。

   今朝も、とても暖かい朝でした。
  昨日、一日中降り続いた雨は、
  午前中にはやんだものの、
  一日中、重苦しい空でした。

   写真は、先日より一際高く、
  蕾を付けた、もう一つの新たな薔薇です。

   スッと背を伸ばした薔薇に、思い切り
  背伸びをして写真を撮っている私。それにしても・・。

   雨に濡れても微動だにしません。
  他の草花は勿論、軒下に咲いている
  ゼラニウムでさえ、お辞儀をしていますのに。

   水滴を付けたそれは、
  真珠の涙のようにも思え・・一段と素敵です。

   どんな状況でも何をしても自分が、
  一番魅力的に見える術(すべ)を知っている薔薇に脱帽です。

   この薔薇も先日の薔薇と同じで、怜悧な姿で佇んでいます。
  一体、薔薇は今何を考え、何を思うのでしょう。
  その心の扉を、そっと開けてみたい気がします。

   そして、冒頭の写真。
  一足早く、蕾を綻ばせた先日の薔薇。

   今の季節は、格別にゆっくり、ゆっくり・・
  ですので、こんなに長い間、花が楽しめます。

  それに時期的に虫が付きませんので、葉っぱが綺麗。
  花瓶を変えて、もう一度お出ましです。

   ただ、そんなに小さな花瓶でもありませんのに、
  ちょっと頭でっかちになってしまいましたね。
  随分、大きな花に生長してくれたものです。



   そうそう、夏の間、毎日のように花開き、
  私の目を楽しませてくれた、ハイビスカス。

   薔薇の優雅さには叶わないにしても、
  華麗さでは劣りません。
  そして、微笑んだ顔は意外に可憐。

   室内に入れていますから冬でも花開きます。
  この季節ですので少々、小ぶりです。

   ところで今年も残す所、
  今日を含めて後、3日ですね。

   


   “・・・フィリパの言葉を借りれば、
  「ヒューと唸りを立てて」 
  飛び去った。”
       
            【アンの愛情」 第9章】

   


   『アンの世界』でも結構、現代が凝縮されていますね。
  100年前は前で、その濃淡の差こそあれ、
  同様の事を感じていたようです。

   私にとっても、この1年は、「ヒュッ」 
  位の速さで過ぎ去ったような気がします。

   それも年々、スピードが加速するような・・。
  皆さんは、いかがですか? 

薔薇の香りにクラッ・・!?

2007-12-28 17:23:10 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   




   昨日の空から一転して、今日は雨となりました。
  それにしても、一夜にしてこんなにも変わるのですね。
  11月の下旬頃は、午後4時半でも薄暗かったと思うのです。

   昨日は、薄ら、すみれ色の空を見ながら、
  それこそ、あっちにフラフラ・・こっちにフラフラ・・
  と、道草しながら帰宅したものです。やがて・・・。

   ここは私なんかが記すより、
  アンのこんな言葉で代弁すると致しましょう。

   



   “日は沈み、灰色がかった淡紅色に深く染まった空は、
  物思いに沈む木々の後ろで色が薄れ・・・”
   
                                【炉辺荘のアン」 第2章】

   


   こんなロマンティックな黄昏の中を戻って来ました。
  それにしても、素晴らしい表現力です。

   私に、これだけの文章力があったら・・
  と思わずにはいられません。



   今日は、今年最後の
  『カフェ 「薔薇の詩( ポエム)』 
  の開店です。(前回は 【こちら】

   こうなりますと、1年の
  締めくくりは、やはり薔薇茶で。

   本当は、“薔薇色の陽が
  射す冬の日の午後”
 
  がいいのですが、こんな
  雨の日になってしまいました。

   こんな薔薇色のお茶は、
  視覚で捉えた方がいいですね。

   冬ですが薔薇の硝子のカップに
  致しましょう。お気に入りです。

   喉を潤す一杯のお茶。
  定番の薔薇のマットに、薔薇の香りの蝋燭。

   薔薇尽くしにしてみました。
  温かく薫り高いお茶が入りましたよ~!

   今日は、久し振りに星野富弘氏の薔薇の詩をお届けしたいと思います。






                        


                   冬の薔薇
           
           天気予報が雪を告げる日
           それでもオレンジ色の蕾を用意して
           咲いている一枝の薔薇

           生きるって
           こういう ことなのか

                        
                    星野富弘~『花の詩画集「あなたの手のひら」』 より

アイ・アム・レジェンド~孤独な闘い

2007-12-27 19:18:48 | 映画の香り
   今日も昨日同様、
  快晴の空となりました。

   朝は、少々冷えましたが、
  日中は、コートなしでも
  過ごせる暖かさ。

   それにしても昨日といい、
  今日といい、空には
  何もありません。

   こんな日は、
  1年で何日あるかないかですね。

   そしてそんな空が、1日中続くのですから・・。
  でも、この天気も今日 まで。 明日からは天気も崩れ、
  いよいよ寒くなるそう です。



   そんなこんなで、今日は絶好の
  お掃除日和と言いますのに、
  私は・・と言えば出掛ける羽目に。

   それも、この忙しい最中、
  映画に・・なんて。

   でも、友人にタダ券を貰ったの
  ですから、文句は言えませんね。
  その映画とは、
  『アイ・アム・レジェンド』 です。

   街の映画館ではなく、
  中心部まで出掛けたのですが、
  年末でもほぼ満員。

   これはTVのスポットなどでも盛んに流されていましたので、
  ご存知の方も多いですね。

   地球上に、たった1人残された・・
  という設定で物語は、始まります。(プラス愛犬サム)

   それだけでも、“この先、どうなるのだろう・・?” 
  と、誰しも興味を抱きますね。当然、私もその1人でした。

   SFですが、2012年。もうすぐそこです。
  それにウィルスの恐怖を扱っています。

   今現在も、近い将来起こるであろう、
  新型肺炎の恐怖もありますので、他人事ではありません。

   ニューヨークが廃墟と化し、そこには・・。
  スリルたっぷりで、ハラハラ、ドキドキ。
  何度もドキリとし、心臓に悪いなんて、本気で思ったものです。

   でも、ほとんど一人芝居の感のある、
  主人公のウィル・スミスの演技は抜群でしたし、
  命を掛けてワクチンを作る心意気も見上げたものです。

   兎にも角にも1時間40分、退屈する事は全くありませんでした。
  ただ、愛犬 「サム」 はとても可愛かったし、
  サムが死んだのは残念でした。
  個人的には、生かして欲しかったです。



   こちらは、今日の帰り途。
  もう既に黄昏の空です。

   冬至から5日目。
  心なしか日暮れが遅くなったような
  そんな気が・・。

   空があまりにも綺麗なので、
  見上げながら帰って来ました。
  その空には・・飛行機雲。
  
   それも、見事なVサインを
  描いていました。      

小さな幸せ

2007-12-26 13:05:31 | 四季のスケッチ




   クリスマス明けの今日は、
  こんな美しい空に・・。
  おまけに朝から太陽燦々・・

   今日は、全国的にも晴れの
  地域が多いようですね。

   そして、昨夜は・・夜の鯖雲? 
  の間から真ん丸いお月様。
  それも丸い笠を付けた・・・。

   それにしても月明かりで見た
  鯖雲がとても面白くて、
  しばし、夜空を見上げていました。

   




   「・・・例え、明日は日光が消え失せようとも、
  今日は日光の美しさを満喫しましょうよ。
  たとい明日は別れなくてはならなくても、
  今日はお互いの友情を温め合いましょうよ。・・・・・
 
   西風が吹いているわ。
  西風が吹くと、あたしはいつも冒険的な気分になるの。
  あたしたちは申し分のないぶらぶら歩きが出来るわ。」
    
                       【「炉辺荘のアン」 第2章】

   



   本当にアンの言う通りですね。
  今日の、この幸せがあれば十分です。
  この時間になっても、抜けるような青空が続いています。

   さて今日は、小さな教室の小さな子供達との
  1日遅れのクリスマスパーティーを我家で開きます。
  
   ケーキとジュース、お茶のごく簡単なものですが、
  恒例の 「宝くじコンサート」 は、開催するつもりです。

   まだ飾り付けは、何も出来ていません。そんなこんなで・・。
  結局、今日は空の写真だけになってしまいましたね。

   いつになく早めにブログを書き始めたのですが、
  慣れない事は、するものではありませんね。

   何だか気持ちばかり急(せ)いてしまって。
  随分、中途半端のような気もしますが、今日はこの辺で。  

優しい時間

2007-12-25 17:51:15 | ハーブと香り雑学




   こちらは一面の
  真珠色の空です。

   昨日の天気でしたら、
  今日は晴れになる筈でしたのに・・。

   相変わらず暖かく、
  これは1ヶ月前の気候だとか。

   元からこちらでは、アンの
  言う所の “グリーン・クリスマス”。
  (雪のないクリスマス)

   こんなに暖かいのでは、
  “らしさ” が、ありませんね。

   



   「・・・白いクリスマスで、とても嬉しいわ。
  他のクリスマスじゃあ、どんなのでも本当の気がしないわね。
  緑のクリスマスなんて好きじゃないわ。
  ほんとの緑じゃないんですもの。――
  汚らしい茶色と灰色なのよ。
  それをなぜ緑のクリスマスなんて言うんでしょうね?」
  
                                          【「赤毛のアン」 第25章】

   



   “らしさ” と言うと、男らしさ、女らしさ・・
  などもなくなりつつありますが、
  季節までと言うと、暗澹(あんたん)たるものがあります。
  庭の花などにも、明らかにとまどっている? 様子が見え・・。









   




   “・・・・・その探り出すような光にあっては、柔らかな混合とか、
  親切なぼかしとか、捉えどころのない曖昧さなどは、
  一つもなかった。
  自分の個性を保つ唯一のものは樅であった。――
  樅は、神秘と影の木なので無遠慮な光の侵入に
  負けないのである。”
                   
                    【「アンの夢の家」 第16章】

   



   先日のラジオ番組で、「クリスマスツリーは、
  何で樅の木でないといけないのか・・?」 

   ~なんてやっていましたが、こういう事も一因かも知れませんね。
  クリスマスの、あらゆる煌(きらめ)きにも
  負けない木だという事なのでしょう。

   さて、今日もキャンドルを並べてみました。
  結構、キャンドルは普段使いしていますので、
  今更・・と言った感もありますね。

   実はクリスマスの間だけでも・・と、昨日からお茶だけでなく、
  食卓の上にもずっとキャンドルを並べて食事したりしています。
  心まで華やいだ気がしていいですね。

   沢山並べれば、キャンドルだけでも十分ですが、
  夜などちょっと物足りない時、オイルランプをプラスすると、
  趣のある雰囲気になります。ふっと空気まで和らぐ気がします。 

遠い記憶

2007-12-24 16:20:24 | 香る庭の花綴り




   こちらは、ホワイトクリスマス
  どころか、春のように
  暖かい朝を迎えました。

   去年よりも、いいえ、ここ何年かで
  一番暖かいクリスマスイヴでは
  ないでしょうか。

   



   「・・・クリスマスが汚れた
  灰色がかった褐色をして
  いて、まるで100年前からの
  遺物で、ずっと漬物にされていたような格好をしているのを、
  グリーン・クリスマス(雪のないクリスマス)と、言うのよ。・・・」
 
                                     【「アンの愛情」 第7章】







【まるで春・・?】






   でも、この暖かさで素敵な事もありました。
  心の中では、もう諦めていたあの薔薇が、微笑んでくれたのです。
  今日の日を待っていたかのように、にっこり・・。

   そんな薔薇の心を知らなくて、
  時には恨んだ事も? ありましたが、今日の日のために・・
  最高のプレゼントを用意してくれていたのですね。
  早速、花瓶に挿しました。

   そう言えば・・ずっと昔、これと似たような事があったような・・。
  アンの言葉ではありませんが、不幸? や仲違いは、
  ちょっとした小さな誤解から始まる事も多いのですね。

   そして、庭のすみれ達! 今年は、すこぶる元気です。
  例年の今頃なら、寒さに震えるように咲いていたのに、
  既に春のようにも。

   それに加え、夏の花、ペチュニアも一緒なのですから、
  つい季節を錯覚しそうです。

   ましてや、今日の青空を見ると、
  クリスマスイヴだなんて、とても、とても・・。

   何だか、こんな事ばかり言っているうちに、
  日が過ぎてしまいそうです。今年も後、1週間ですね。  

セピア色の中の「藍」

2007-12-23 16:15:35 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   昨日の雨は上がりましたが、
  今日は一面真珠色の空になりました。
  相変わらず暖かい朝です。

   とは言っても、この時期、
  朝起きるのが、辛いですね。

   特に休日ともなりますと、
  後5分が、ついつい30分、
  1時間・・となってしまいます。

   こんな調子で、
  今日も寝坊する羽目に・・。

   やらなければならない事は沢山ありますのに、
  気ばかり焦っています。

   でも、昨日1日だけで年賀状印刷し、
  (裏だけですが)表は筆ペンで、一気に100枚書き上げました。

   少しずつ準備していれば、もう少し楽ですのに、こんな性格、
  今更どうしようもありませんね。後、もう少し頑張りましょう・・。



   さて、今日のコーヒータイムは、
  こんな藍のカップにしてみました。

   ソニア・リキエルの物ですが、
  勿論、日本製。

   唐草ではなく、花柄。
  それでも、やはり落ち着きます。
  ちょっと、アンティック柄?

   この藍色って、
  和の原点なのかも知れませんね。



   蝋燭は、
  全部バニラの香りです。

   この甘い香りが大好きで、
  バニラの香りと言うと、
  ついつい買ってしまいます。

   薔薇と共に、部屋中を
  バニラの香りで一杯にするのが、
  ささやかな夢でもあるのです。

   それにしても、面白いですね。
  忙しい、忙しいと言いながら・・

   こんな事をする時間は、たっぷりありますのに、
  肝心の仕事は、ちっともはかどらないのですから・・。    

穏やかな時間

2007-12-22 17:12:56 | ハーブと香り雑学




   起床時こそ、降っていなかったものの、
  午前8時頃から、降っているのかいないような・・
  静かな雨が降り出しました。

   師走とは思えないような暖かい雨です。
  そう言えば、今日は 「冬至」。

   雨のせいもあって午後4時半頃には、
  辺りは、既に暗くなっています。
  でも、明日からは・・。

   今度は1日、1日長くなる・・。
  それだけで、何だかとても幸せな
  気分になって来るから不思議です。

   年末という事もあり、気持ちだけは、
  一人前に慌しい私に、この雨は、
  ほっと一息させてくれるに、十分なものでした。

   偶には、アンがそうしたように、
  雨の奏でる旋律に、耳を傾けてみるのもいいかも知れませんね。

   尤も、アンは雨より風の方に、
  より親しみを持っていたようですが・・。

   



   「・・・その森の中で、雨と風の指がかき鳴らす
  竪琴の音をあたしは聞き慣れて育って来ました。
  近くの池は、今頃は灰色になり、
  思いに沈んでいる事でしょう。・・・」

                             【「アンの愛情」 第7章】











   久し振りに、
  キャンドルを灯してみました。

   時期が時期ですので、
  クリスマスグッズも加えて・・。

   クリスマスには、断然雪の中の
  キャンドルでしょうが、キャンドルは、
  今日のような雨の日も合いますね。

   いつものように、ゆらゆら揺れる
  焔を見ていましたら・・。

   今日ばかりは、眠くなってしまいました。
  あまりにも寛ぎ過ぎたのかも知れません。

   うとうとしていましたら・・。「ピンポ~ン!」
  お隣の方が、青森の林檎と柿を持って来て下さいました。

   本当に大きな林檎。
  丁度、お腹も空いていて、早速1個頂きました。
  とても甘くて美味しい・・。

   いつも頂くばかりで申し訳なく、
  代わりに先日、親戚に貰った日本酒を・・。
  ご主人が、お飲みになられるとの事で、良かったです。  

失われた微笑

2007-12-21 16:45:50 | 心の宝石箱


   
 
   



   

   こちらは、今日もこんな快晴の空で明けました。
  暖かい朝です。ただ、薄らと霞みがかかり、桜色の・・
  そう、桜餅のような空になりました。

   朝から桜餅を連想するなんて、いつまでも食欲旺盛です。
  それに、ちっともロマンティックではありませんね。

   少なく共、昨日の 『アンの世界』 の描写のような
透明感はありませんね。

   でも、もう一つの表現、“絹のヴェールに包まれた・・” 
  そんな感は、ありましたが・・。

   ところで昨日も記しましたが、日溜まりの暖かさの事。
  今日も午前中は、そうだったのですが生憎、
  午後からは真珠色の空になりました。

   冬の暖かい天気の日・・。
  冬の季語でもある、所謂(いわゆる) “小春日和”・・・。

   それをアメリカでは、「インディアン・サマー」、
  ロシアでは 「女の夏」。

   何とドイツでは 「老婦人の夏」 と言うのだそうです。
  (~12/17 付の新聞より)

   奇しくも三国共、「夏」 と言うのは、面白いですね。
  その中で、日本だけが、春。
  それも 「小春日和」 なんて、素敵な名前ですね。

   話は、ガラッと変わります。
  以前からずっと心に引っかかっていた事。

   それが今日偶然、解消しました。と、言うのは・・。
  ↓ の言葉を言った人が、どなただったのか、
  どうしても思い出せなかった私。

   「日本人は、貧しい。しかし高貴だ。
  世界で、どうしても生き残って欲しい民族を挙げるとしたら、
  それは日本人だ。」

  (駐日仏大使 「ポール・クローチル」 が昭和18年に言った言葉)

   最近のモラルの低下や、言葉の乱れは言うに及ばず、
  犯罪の増加に至っては、目を覆うばかりです。

   でも、日本人の事をこんな風に
  言ってくれていた外国人がいたのですね。

   それも昭和18年とあります。
  この時期は、もう太平洋戦争は始まっています。

   そんな時代に・・と、思うと同時に、
  人の記憶って、いい加減なものですね。

   私は、この言葉は、イギリス人、それも、
  てっきり明治時代だと思っていました。

   どこかで小泉八雲なんかと、
  こんぐらがってしまったのかも知れませんね。

   (八雲は、実際には、アイルランド人ですが) 
  でも、その八雲の時代、明治20年代にして、次のように言っています。

   “昔の日本が、今よりもどんなに
  美しい世界に見えたかを日本は思い出すであろう。
   古風な忍耐と自己犠牲、昔の礼節、
  古い信仰の持つ深い人間的な詩情、――
  日本は嘆き悔やむものが沢山あるだろう。・・・”
 

   明治20年にして、既にこうでしたら・・
  今の日本を見たら、何と言うでしょうね。
  ちょっと考えさせられてしまいます。