今日も起床時の空は何もない空で明けました。
ただ午後には真珠色の空に。久し振りです。
しかしながら・・朝の居間の気温も昨日より1度高く、
日中も過ごしやすくなっています。小春日和。
そんな中、先日来より気になっていた、リラ版 「白い貴婦人」 こと
バニラ色の薔薇より先に、こちらの真っ赤な薔薇を発見。
所謂(いわゆる)、リラ版 「公爵夫人の薔薇」 です。
アラッ!? 「深紅の淑女」 だったかしら・・?
道路側に突き出るように咲いていて、
しかも赤い紅葉と一緒ですから、全く気付かなかったものです。
折角美しく咲いたのに、誰にも気付いて貰えなくてさぞかし淋しかった事でしょう。
気のせいでしょうか、見つけて貰ってほっとした薔薇の顔を見た気がします。
ところで、「バラ」、「ばら」、「薔薇」。私は漢字の 「薔薇」 が一番好き。
これほど薔薇にぴったりの漢字はない気がして。
そして赤にも色々あるけれど、「真紅」 よりも 「深紅」 が特に。
この深紅、本当は濃い赤の事なのでしょうけれど、
辞書には “真っ赤な薔薇” ともありますので、いいですね。
深紅で思い出したのですが、「深窓」 と言うのもいいですね。
「深窓の令嬢」、薔薇こそ一番相応(ふさわ)しいのではないでしょうか・・。
話が逸れました。
「友情」 などの作品で有名な白樺派の代表的な作家、
武者小路実篤の詩に次のようなものがあります。
君も僕もあなたも私も、あっちもこっちも、みんな皆美しい・・
そんな風に思えたらいいですね。