【踊る枯葉】
ついにその日は自分が 年老いて来た事を悟り始めた。 するとその美しさにある憂愁の色が加わり、 その美しさを霞ませはしたが、 却って強める事になった。 鋭い角度、ぴかぴか光る点などが 優しい曲線となり、魅惑的な微光となった。 白い港は柔らかな灰色とピンクの衣裳を纏い、 遥か彼方の丘は紫水晶となった。 「古い年が美しく去って行くわ」 と、アンが言った。 【「アンの夢の家」 第16章】 |
ほんのり珊瑚色の
こんな優しい朝を迎えました。
今日も冬日和です。
当然の事ながら、
パンジーやヴィオラを
初めとした庭の花たちは
朝日を受けてキラキラ。
そんな中・・
薔薇の葉っぱは、
ボルドー色に染まり・・。
自然の織り成す素敵色に、
今日もハッ! ドキッ!
先日も触れた野村紅葉は、
写真のように、ほとんどの
葉っぱが枯れたまま
くっついています。
それだけ今冬は、お天気が
安定していたという事でしょう。
どうやら今年は、このまま
新しい年を迎える事になりそうです。
早いもので今日は29日。
今年も今日を含め後、3日となりました。
「公事どもしげく、春のいそぎに
取りかさねて、もよほしおこなはるる
さまぞいみじきや。
追儺より四方拝につづくこそおもしろけれ」 ~「徒然草」 より
これを現代に例えれば、まさに昨日までジングル・ベルを
鳴り響かせていた商店街が、一夜明けると歳末大売り出しに変わるという風情ですね。
「かくて明けゆく空のけしき、きのふにかはりたりとは見えねど、
ひきかへめづらしき心ちぞする」 ~と続きます。
こんな風に瞬く間に過ぎて行った1年。
別(わ)けても今年は東日本大震災、それに続く原発事故や洪水被害等、
未曾有の大災害に心を痛める出来事が続いた年でもありました。
巷では、日本全体が地震活動期に入ったと言われていますが、
一方、地震は鉛筆の芯が折れるようなもので
地震の予測などは全く出来ないという説もあります。
(東大地震学者 : ロバート・ゲラー教授)
兎にも角にも来年は災害のない、穏やかな年であって欲しいですね。
最後になりましたが、今日で今年のブログ納めとさせて頂きます。
拙いブログですが多くの方にご覧頂き、
感謝の言葉もありません。この1年、大変お世話になりました。
どうぞ、良いお年をお迎え下さいね!
そして来年もよろしくお願い致します。それでは、ごきげんよう~!