彼女は隅の食器戸棚の方へ行って、 戸棚を開け、ウイスキー瓶や、ソーダ水や、 グラスを取り出した。 「おばさんの所はまるで びっくり箱 ですね」 とダーモット・クラドックは言った。 「そんな物が戸棚にしまってあろうとは、 夢にも思いませんでしたよ・・・」 【A・クリスティー作 「鏡は横にひび割れて」】 |
3月最後の今日は、朝からスッキリとした青空になりました。
今日も鶯が美しい鳴き声を聞かせてくれます。
ところで暇があれば庭に出ている私。
ついこの間まで何もなかった地面にツンツンと、
ドクダミが新芽を出しているのを確認。
6月には採集し、お茶にしますから有り難いのですが、
毎年、根こそぎ引き抜いていますのに、物凄い繁殖力。
この生命力、あやかりたいものです。
さて、桜も少しずつ綻んで来ているようです。
随分、久し振りとなりましたね。
桜色に染まった午後は、
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。
今日は、先日の 【桜葛湯】 をご用意しました。
~なんて。
桜の季節になるまで首を長くして待っていましたものね。
それこそ、秘密? の戸棚にしまい込んで。
そう言えば友人からは良く、
「リラの家は、びっくり箱のようね」 と、言われます。
さあ、季節限定の桜の写真も用意しました。
カップは桜ではありませんが、こんな春らしい色の物が出て来ました。
奇しくも桜色ですね。お花は、撫子(なでしこ)でしょうか・・。
葛湯は、どこか懐かしい仄かな桜味で、ほっこり気分。
「癒しの葛湯を召し上がれ~!」