【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

レースで綴る物語

2007-11-30 18:30:16 | リラのお気楽ユメ日記




   ここ何日か、空だけは
  色彩のない世界でしたので、
  久し振りの色彩ある空・・
  と、いう気がします。

   そしてこれも
  久し振りの太陽。

   写真は午前8時の空ですが、
  その後は、一面の青空が
  戻って来ました。

   おまけに今日は、
  本当に気持ちの良い
  小春日和です。

   庭の紅葉(もみじ)も、
  いつの間にか色付きました。



   今年は赤くなるのが遅くて心配しましたが、
  “案ずるより産むが易し”
  とは良く言ったものですね。

   兎にも角にもほっとしました。
  (こちらは以前の 【もみじ】 )

   さて、冒頭の写真の籠一杯のレース糸は、
  昨夕、近所の友人が持って来てくれました。

   彼女には、【以前】 にも頂いた事が
  あるのですが、本当に有り難いです。

   前の糸は、解くのが大変でしたが、
  今度は大丈夫。

   それに白ではなく、
  色付きなのも、なぜか嬉しいです。

   それにしても、秋は編み物が似合いますね。
  と言っても普通は毛糸ですが。



   以前、マフラーなどは
  編んだ事もありますが、
  私は、やはりレースが好き。

   いつも通りの暮らしの中に、
  レースをほんの少しプラス
  するだけで、生活の中に潤いを
  もたらせてくれるような気がします。

   一方、『アンの世界』でも・・・。

   




   「・・・奥さん、あの新しい、
  レースのテーブル掛けを使うのに、
  こんないい機会はありませんよ。

   あんな物はグレンでは見た事がありませんから、
  きっと大評判になるに違いありませんよ。」

                                 【「炉辺荘のアン」 第34章】

   




   『アンの世界』 では、レース編みって、
  流行っていたのでしょうね。

   それも然(さ)る事ながら、
  手作りのレースで競う? 
  ~なんて、ある面、とても優雅な気がします。

   ↑ の虫、何の虫でしょう・・? 
  キルトのクロスにくっついていました。

   黒や茶の虫ではなく、色鮮やかな虫。
  それに、とても可愛い、あどけない顔をしています。
  こんな虫がいるのですね。

薔薇のお茶で薔薇色気分

2007-11-29 18:04:18 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   雨は降らないけれど、
  真珠色の空が続きます。

   今日も、昨日同様、
  暖かい朝となりました。

   その真珠色の空を背にして
  一輪の薔薇。

   毎年決まってこの季節になると、
  一輪ずつ咲く薔薇。

   今日咲くか、明日咲くか・・
  と、一喜一憂し、
  焦らされている薔薇でもあります。



   この薔薇は、いつも同じ姿で、
  私の事など知らんぷり。

   それでも・・昨日よりは、
  少しだけ綻んでくれたのでしょうか・・?

   という訳で、(全然関係ありませんが)
  先日、ポットを割ってしまい、
  飲む気を失ってしまった、「薔薇茶」。

   その薔薇茶を今日は、頂く事にしました。
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店です。

   “健康な少女達を引き付けたのはテーブルで、
  ご馳走を盛った薄青い陶器の皿が置かれ、
  小さな黄金色の羊歯が
  テーブル掛けの上に散らしてあるのを見ると、
  アンの言う通り、「祭り日」 の気分がした。”
         
                           【「アンの青春」 第21章】












   今日は、イギリスカントリー風に。
  ミス・ラベンダー家のように、羊歯はありませんが、
  そこは枯葉で代用。(写真には写っていませんが) 

   大切に使っている、
  いつもの薔薇のキャンドルを灯し、小さなランプも。
  ミス・ラベンダーでなくても、ワクワクして来ますね。  

   薫り高い薔薇茶は、たっぷりご用意しています。
  皆様、是非、ご来店を・・。

   目印は、玄関先に吊るした一際大きなリースです。
  ~なんて、面白いですね。

   こんなおままごとに、
  ここまでお付き合い下さって有り難うございます。  

晩秋の色

2007-11-28 16:34:54 | 四季のスケッチ




   今日は一面の灰色の空。
  重く垂れ込めたその空は、
  それこそ、アンの言う所の 
  “色彩のない空” でした。

   それは、見るからに寒そうなのですが、
  実際は暖かく、起床時、
  居間の温度は17度もありました。

   そうそう、僅か一日違いですが、
  『アンの世界』 には、
  こんな記述がありました。

   



   “11月末の火曜日は、
  陰気な日だった。
  時折、冷たいにわか雨が、
  丘を越えて襲来した。
   灰色の霧雨の中から見える辺りの景色は、
  物寂しい人間の死に絶えた場所のように思われた。”
   
                            【「アンの幸福」 3年目 7.】

   




   さて、今日は映画、「レディースデイ」 の日。
  兼ねてから 『三丁目の夕日』 を観に行こう・・
  ~なんて、思っていたのですが、なぜか気が乗りません。

   一つには、この空のせいかとも思うのですが、
  “戸外と室内の優劣” を比べた結果、
  どうやら室内が優ってしまったという訳です。

   「・・・この鏡はごまかせないわ、おばさん。
  『お前は、元のように若くない』 
  と、はっきり言っていますもの。
  (中略)
  兎に角、二重顎になる気配は、まだないわ。」
           
                            【「炉辺荘のアン」 第1章】

   今日、外出しなかったのは、先日来からの
  写真の整理をしなければならない事もありました。

   つくづく自分の写真に、
  気に入った写真が少なくなって来ている事に気付きます。
  ただ、アンと同じく二重顎にはなっていませんが・・。

黄金色の秋の魔法

2007-11-27 17:19:00 | 旅気分・夢気分




   今日も暖かい朝を迎えました。
  その空は、灰色だけれど、
  こんな淡いパステル調。

   日本の11月は、しかも後数日で、
  師走を迎えると言いますのに・・。

   こんな癒し系の色彩を
  用意してくれていたのです。

   



   “その年の11月は、東風と
  霧の陰気な月であった。
   時には、砂州の向こうの灰色の海をよぎったり、
  又は漂って来る冷たい霧の他、
  何もない日もあった。

   身を震わせているポプラは、最後の葉を散らしてしまった。
  庭は枯れ、色や個性は一切なくなっていたが、
  アスパラガスの床だけは
  今なお美しい金のジャングルのようだった。・・・
  雨が降って・・・降って・・・降り抜いた。”
 
                               【「炉辺荘のアン」 第29章】



   『アンの世界』 の11月に
  比べれば、日本の秋は、
  先日の紅葉と言い、
  今日の銀杏と言い、
  紅や黄の彩りで溢れています。

   そうは言っても、
  今日は時間の経過と共に、
  厚い雲に覆われて来ました。

   冒頭の写真は、
  昨日の帰り途です。

   真っ直ぐ帰るつもりでしたのに、
  やはり大好きな、あの小径の事が
  気になってなりません。

   先日、【廻り途】 してからはや、二週間。
  もうそろそろ!? なんて思いますと、
  心は決まりました。

   それにしても、物好きな私ですね。
  幸い天気は、小春日和。
  しばし、自転車を止めて佇んでいたものです。



   時折、風に吹かれて1枚、
  又1枚・・と、葉っぱが
  舞い落ちて来ます。

   その落ちて来たばかりの
  新鮮な? 葉っぱを
  思わず手にしていました。

   こんな乙女ティックな
  気分にさせるのも、
  きっと秋の魔法のせいですね。

   何枚か文庫本に挟んで持ち帰り
  ました。そして径を抜けると・・。








   




   既に収穫を終えた梨園の葉っぱも、  この通り、秋色に・・。
  なぜかここに来ますと・・
  昨年の旅行で行った甲府の葡萄園が思い出されます。

   



   「春になると、わしも若い時から目指したら、
  詩人になっていたか知れんと思う事があるですよ。」
      
                                【「アンの夢の家」 第18章】

   私は、詩人になれるのは秋だと思う秋派ですが、
  春派と秋派、意見の分かれる所ですね。

懐かしい日本の面影

2007-11-26 21:07:47 | レトロ(素敵)な空間~散策

  
 




   この三連休は、気持ちの良い
  天気が続きましたね。

   今日は、昨日までの
  雲一つない空ではありません。

   でもその分、
  大層、趣のある空になりました。

   この天気も、暖かさも
  今日までとか。

   朝のひと時、刻々と変わる
  空は見ていて飽きませんが、
  そんな事ばかりもしていられません。

   とは言っても、気持ちばかりで、
  身体は一向に動かないのですが・・。



   さて、今日も昨日の続きです。
  昨夜の段階では、このブログ、
  更新しないつもりでしたのに、
  何だか大切な忘れ物をした気分。

   そんなこんなで結局、
  更新する羽目に。

   これが旅行ですと、
  ハナからその気がないので、
  いいのですが、困った性格です。

   冒頭の写真もそうですが、
  このいかにもアンティークな? 
  日本の家。

   その家の前に何か並べられていますので、
  近寄ってみましたら・・。


   無人野菜売り場でした。
  大根100円、お餅200円のお値段。

   私は荷物になりますので、
  買いませんでしたが、皆さん勝手に
  お金を入れ、買っていらっしゃいました。

   最近、世の中は物騒になって来て
  いますが、こんな形態、外国では
  考えられない事だそうですね。

   日本も、まだまだ捨てたものでは
  ない・・ずっとこうしたお店が、
  続けられる世の中であって
  欲しいなんて、切に願います。

   そして、右上の建物。
  そこには、川端康成でも住んでいそうな? 家。
  今時、珍しい木枠の窓です。

   そんな古式蒼然とした家ですが、
  庭は良く手入れされ、住む人の感性が偲ばれます。

   ただ、バスが1時間に2本しかなく、
  それも出たばかり。

   結局、歩く事にしたのですが、
  30分以上もヒールのあるブーツで歩くのは、
  少々、しんどいものでした。

   でも、こんなセピア色のシーンに出会えたので、
  良かったです。  

秋色に染まった贈り物

2007-11-25 23:46:41 | 旅気分・夢気分




   今日も昨日同様、
  快晴の空でした。

   尤も早朝は、
  まるで春のように霞がかかり・・。

   それはそれで、絹のヴェールが、
  かかっているようにも見え、
  幻想的な光景でした。

   絶好の行楽日和です。
  そんな小春日和の空の下、
  紅葉狩りに出掛けて来ました。



   行き先は勿論、京都です。
  最初は、我家から程近い嵐山辺り・・
  と、思ったのですが、
  休日の人混みを避けて途中下車。

   パンフレットの写真のように、
  全山が真っ赤に染まるという事は
  ありませんでしたが、
  それでも十分楽しめました。

   今年は、温暖化の影響や、
  厳しい残暑もあって、紅葉(もみじ) の
  色も、もう少しなんだそうですね。

   でも、ちょっぴり遅れてやって来たとは
  言え、どんな絵の具でも表せない着物の
  柄のような紅葉をプレゼントしてくれました。

   つくづく四季のある日本に生まれて良かったと思える瞬間です。   



   ところで、紅葉(もみじ) と言えば、
  この歌ですね。  ~♪ 

   “秋の夕日に 照る山紅葉  濃いも薄いも  
  数ある中に” ~♪

   そして、この歌は、輪唱の定番でもありますね。
  なぜか郷愁と安らぎを感じる歌です。
  ふと童心に返って、口ずさんでもいました。

   ~♪  “松を彩る  楓や蔦は  
  山の麓(ふもと)の裾模様”   ~♪

   その紅葉を気の向くまま、やたらとカシャ、
  カシャ・・撮って来ただけの拙い写真ですが、
  もう少しどうぞ。









雲の消えた日

2007-11-24 17:52:51 | リラのお気楽ユメ日記
 




   今日は、ちょっと寝坊して
  早朝の空の写真がありません。

   朝起きて私が真っ先に
  見るのは、いつも空。

   今日も見事に何もない空です。
  ただ先日と違うのは、その空が
  一日中続いているという事。

   360度、青、青、青・・。
  あるのは、光の反射による
  青い濃淡だけ。

   11月は “色彩のない世界” と言っていたアンが、
  この空を見たら何と言うでしょう。

   


   「こんな日には、訳なく楽しくなれるじゃない?」
                                     【「アンの青春」 第13章】



    こんな素敵な言葉が、サラリと出て来るアン。
  でも、この空が春ではなく、アンの言う 
  “色彩のない世界” の11月だと知ったら・・。

   驚く顔が目に浮かぶようです。
  (写真は、正午前の空) ところで・・。
  昨夜も遅くなってからの事。

   又々、硝子ポットを割ってしまいました。
  今度は、【マーガレットの絵】 の付いた物です。
  
   これで硝子ポットは、薔薇の絵柄に続いて2度目。
  ランプのシェードを入れると3度です。
  (このブログを書き始めてから)

   それにしても・・。
  硝子ポットには、なぜか縁がありません。

   お湯を注いでいましたら、いきなりビシャッと鈍い音。
  硝子は割れるし、熱湯は飛び散るし・・で、散々でした。



   それで良くやけどをしなかったものですね。
  咄嗟に飛びのき、事なきを得ました。

   耐熱ですのに・・。
  やはり、硝子疲労なのでしょうか。

   久し振りに今日は、薔薇茶を・・
  と、思っていたのですが・・。

   そうそう、冒頭の額の写真。
  私の憧れの薔薇の家。
  昨日、買って来た物です。

   実はこの額、仕掛けがあるのですよ。
  後ろにオルゴールが付いていて、
  その音楽は、シューベルトの 「野薔薇」。

   後ろの紐を引っ張ると、音楽が鳴り、
  憧れの庭が、登場するという訳です。

   さて、インウォールクラータも
  今日の青空に触発されて次々と開花しています。
  この花びらを浮かべて優雅にお茶と行きたいものです。










     ところで、明日は出掛ける予定でいます。
    その場合、夜遅くなると思いますので、
    ブログの更新が出来ないかも知れません。
    どうぞ、よろしくお願い致します。
      

秋色魔術

2007-11-23 21:28:06 | 旅気分・夢気分
 
【午前6時半の空・午前7時の空】




   連休初日の今日は、
  こんな空で明けました。

   今の季節、朝の空は、
  刻々と変わりますね。

   でも、日の出後はとても
  良い天気になりました。

   風は、少々、
  冷たかったのですが・・。

   それでも漸く明日は、
  小春日和の天気との事。
  ホッとしている私がいます。



      さて、今日は、
     駅までの道を少しだけ遠廻り。

      道草は、帰途に限るのですが、
     こちらの道は、坂道なので、
     どうしても帰りは、無理なのです。
     (写真では分りにくいですね)

      ちょっと雰囲気のある道で、
     私は、なぜか好きなのです。

      それこそ、落葉の上をわざと?
     大きな音を出して歩いていました。

      カサ、コソ・・と鳴るその音は、
     過ぎ行く秋を惜しんでいるかのよう・・。
     それとも・・?


   車も通っていますが、
  なぜか気になりません。

   又、両側には、住宅が立ち並んで
  いますが、普段から人通りも
  ほとんどありません。

   



   “―― この偉大な、清浄
  な静けさ、いつも思索に
  耽っているような鬱蒼と
  した樹木”

       【「アンの愛情」 第27章】

   


   ここの樹々達も、春は新緑、
  夏は木陰、秋は紅葉、
  そして冬には、立ち木のオブジェと、
  様々な顔を見せてもくれます。

   思索に耽っているような樹の下で、
  実際に思索に耽るのもいいものですね。
  秋は、こんな事も似合う気がします。 

辿る径の夢ロマン

2007-11-22 18:11:22 | レトロ(素敵)な空間~散策
   日本列島を大寒波が
  襲っているそうですね。

   こちらも、起床時には、
  いかにも寒空・・
  といった感じでした。

   でも、雲の切れ目からは
  時折、太陽が顔を覗かせ・・
  かと思うと、時雨(しぐれ)空。

   こんな天気だからこそ、
  日溜まりの惠みを痛感します。

   そんな時、ふと見上げた空には・・。
  イルカと鳥が? 
  気持ち良さそうに泳いでいました。ところで・・。






 
    
    


   真っ直ぐな径もいいけれど、
  曲がり角も、いいですね。

   一本の径に、突然現れたそれは、
  まだ見ぬ景色にワクワクします。

   別れ径も右、左、どちらに行こうか・・?
  選んだ径で、運命が決まるような? 
  ちょっとした、サスペンスです。

   でも、それらは、
  いずれも本線から外れた路地での事。
  でも、今日は広い径でも・・。

   いつも通っていましたのに、
  ほとんど視界に入らなかった存在。

   それもその筈、左の径しか
  通らなかったのですから・・。



   その上、信号待ちで、いつも車でびっしり。
  向こう側など見渡す事もなく・・。

   偶々今日は・・と言うより、
  初めて右に渡りました。

   そこに見つけたのが、
  このお店という訳です。

   そこだけ見れば、パリの街角にでも
  入り込んだような気分。

   裏側にも廻って見ました。
  やはり、蔦で覆われています。

   おまけに螺旋階段なんて、
  あるではありませんか。
  思わず、小躍りしたくなるような空間。

   アンでなくても、空想の世界へ
  入り込んでしまいたくなりますね。
 
   




   “・・・空想の世界に彷徨さまよい込む時には、
  自分一人で行かなくてはならない事を、
  アンは大分以前に知ったのだった。
  空想の世界へ行く魔法の小径では、
  最愛の者でさえ、着いては来られないのであった。”
      
                                 【「アンの青春」 第2章】

   


   勿論、空想の世界には、私一人で入って行きました。         

晩秋の散歩路

2007-11-21 19:43:24 | 旅気分・夢気分


  



   今日は、こんな空で明けました。
  快晴です。

   頬を射す空気の冷たさ。
  でも、その澄んだ空気に身も心も
  引き締まるような気がしたものです。

   いつの間にか秋から冬の空に
  変わっていたのですね。

   南の空には、
  明けの明星も、キラリ。

   



   「『森は神の最初の神殿なり』 このような場所では、
  敬虔な崇拝の念を起こさずにはいられないわ。
  あたし、松の木の間を歩く時、
  いつも神をすぐ身近に感じるのよ」
     
                                 【「アンの愛情」 第27章】





   松と桜の違いこそありますが、
  本当にそうですね。

   お察しの通り、
  今日は近所の友人と、
  近くのリラ版 「お化けの森」
  へ行って来ました。

   ここは、今年の春にも 【花見】 に
  来た場所でもあります。

   そろそろ紅葉(もみじ)は見頃との事
  ですが、桜は少々遅かったようです。

   でも、落葉にも、紅葉した樹木に劣らない、
  たっぷりの風情が、ありますね。







  
【リラ版 「お化けの森」入口・紅葉した蔦】




   晴れ渡っていた空も、やがて雲が広がり、
  風が出て来ると・・落葉が舞い、踊ります。

   そして・・又、パ~ッとお日様。
  樹木からの木漏れ日が光の移ろいとなって・・。 

   眼下には、高速道路が走っていますのに、
  別世界のような静寂。

   ふと、松本清張の 『内海の輪』? 
  ~なんて、連想してしまいました。

   すぐそこに車の音は聞こえるのに、
  誰も助けに来てくれない・・。

   焦燥と不安。その場所は六甲山でしたね。
  こんな事を考えても、ちっとも不思議ではない
  世界が、そこに広がっていました。