素晴らしい一日となるべきその日も いつもと変わりなく始まった。 東の空の 卷積雲 が ―― それが卷積雲である事を この時のジェーンは知らなかったが ―― 燃え始めた。 太陽は殊更大騒ぎせずに昇った。 【「丘の家のジェーン」 11.】 |
【午前6時半の空】
9月最後の今朝は、こんな鱗(うろこ)雲で明けました。
本当に、一日として同じ空はありません。
勿論、鱗雲も千差万別。
昨日のように何もない空もいいけれど、
味わい深い雲の存在には、心癒されます。
【薔薇色の薔薇】
さて、今日は
薔薇色の薔薇を。
薔薇色と言えば、
幸せ色。
ばら色と綴った方が
良いかも知れませんね。
思わず笑みが
零(こぼ)れる色。
ロマンティックな
夢を叶える色。
ところで、真紅に
見える蕾のそれも
皆、みんな薔薇色。
いつもの事ながら、
蕾時は、ドキッと
させられます。
つい違う色と錯覚して。
毎日のように
薔薇の写真をアップ
していますのに、薔薇に接しますと、
つい饒舌(じょうぜつ)になってしまいます。
通り一片な言葉など、いりませんのに。