【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

さらり、夏の心

2017-08-20 17:50:27 | 心の宝石箱












 空はどこまでも澄んでいるが、
 山の側には軽そうな雲が一切れ、
 遊ぶように浮かんでいた。                 
   【夏樹静子著 「霧の向こう側」】 








ここ何日か、晴れていても雲の多い、湿度の高い日が続いていたものです。
今日は、久し振りに夏らしい空になりました。
これも久し振り、からりとした空ですが、暑くなっています。

とは言え、バタバタしているうちに、お盆も過ぎ・・。
いつの間にか蝉の鳴き声も 「つくつくぼうし」 に代わっています。

そうそう、つい何日か前にはこちらでは珍しい、みんみん蝉も。
そう言えば、日の沈むのも早くなっています。

季節の境目が曖昧(あいまい)になっていると言われる昨今ですが、
こんな時、嫌が応にも季節の移ろいを感じます。
この感覚、大切にしたいですね。








  さて、今年も石垣島より
  トロピカルの香り満載の
  パイナップルが届きました。

  ただ、今日のタイトルの
  如く、さらりとお礼の手紙を
  したためた訳ではありません。

  かれこれ1週間以上も
  のらりくらり。

  これではいけないと、
  やっと思い立ちました。

  ハイスピードの時代に
  何をしているのでしょうね。

  こんな所だけ思い切り、
  「昭和」 をしている私です。

  でも、そこは石垣島の人、
  笑って許して下さる筈です。
  ~なんて、どこまでも甘い私です・・。

ところで、今ふと思った事。さらり、からり・・
“り” の付く字って、何だか涼しそうですね。

尤も、のらりくらりはいただけませんが・・。   
後、きりり、ぴりりも。
暑さで、ダラ~ンとしている身も心も引き締まりそうです。

黄昏の刹那

2017-08-09 17:01:27 | 四季のスケッチ














 今は黄昏時たそがれどきです。そう言えば、「黄昏」って、
 いい言葉じゃないこと?
 あたしは夕暮れよりも好きだわ。
 ビロードのような感じで、陰影をたたえて、
 そして ―― そして ―― 黄昏らしいんですもの。                     
   【「アンの幸福」】 







日本各地に甚大な被害をもたらした台風5号。
やっと日本列島を抜けたようですが、今日も暑くなりました。

「・・夏ノ暑サニモ負ケヌ」 ようでありたいものですが、なかなかです。
“せめて部屋のしつらえ、身づくろいをきちんとする”
等を心がけるとしましょうか。

そう言えば、「部屋は散らかしていると暑く、
片付いていると涼しい」 ~は、昔から母の口癖でしたっけ。

それでも若い頃は反発していましたが、
さすがにこの年になると納得しています。

さて、今日の写真は昨日の黄昏の空。
俄(にわ)かに手元が明るくなった気がして慌てて窓を開けると、
茜(あかね)色の空が広がっていました。

気が付けば、立秋も過ぎて・・。
春からここまでほとんど変化のない空でしたが、
これからは徐々に趣きのある空に変わります。

思えば空を見上げるのも随分、久し振りな気がします。
季節の境目があまり感じられなくなった昨今だからこそ、
移ろいを感じられる感性だけは、いつまでもなくしたくないものですね。  

暮らし私流儀

2017-08-01 18:00:08 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













 しかし、8月 の午後 は、
 古代詩などを読むよりは夢想に
 けるのにふさわしかった。
   
 斜面を成した畑は青いもやに包まれて
 豊かな収穫を約束している。
 そよ風が微かな音を立てて
 ポプラの木々に囁き、
 桜の果樹園の片隅には、
 薄暗い若樅の繁みを背に、
 燃えるような赤いけしの花が首を振っていた。      
   【「アンの青春」 第1章】 






今日から8月。
あれよ、あれよと言う間に1年も半分以上、過ぎたのですね。
相変わらず厳しい暑さが続きます。

おまけに、いつまで経っても抜けない湿気。
じとじとと、肌にまとわりつくような不快な暑さです。

その上、日本を取り巻く周辺国の不穏な空気。
(いつ戦争が起きてもおかしくないような)

果ては、安倍首相には何の問題もないのに、
モリカケ問題等に、ダラダラと明け暮れる政治の世界。
目を覆うような著しいマスコミの劣化と・・留まる事を知りません。

偏向、捏造(ねつぞう)をも含む印象操作のオンパレード。
そんなこんなで、テレビはすっかり見なくなりました。









   




    こんな時・・唯一の癒しは、
    真夏でも熱い珈琲を頂く事。
    ネルでゆっくり丁寧に珈琲を淹れる・・。

    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店です。
    今日も大好きな青を基調に。
    海の底でもイメージしましょうか・・。

今日は、富久栄珈琲の 「ビターブレンド」 を。
深煎りで、しっかりしたコクと甘味があります。

そうそう 【以前】 、ご紹介した事のある越乃寒梅の「灑(さい)」。
青色が好きな事もあり、一応空き瓶を取っています。(すぐ上の写真)
こんな風に花瓶として再利用しています。